その先には、深くえぐられた川があった。大谷川である。

突き当たりの左側には、両岸に桜の木が並んでいた。
右側には、対岸だけに桜の木があった。
市境は、ここを右折するので、川越市側だけ桜が無いことになる。
川の中は桜の花びらが流れ、その中にカモが二羽いた。

昔の大谷川の川筋なのだろうか、市境は川の上を細かく蛇行しながら上流に向かう。
途中にも、花筏に囲まれてカモが群れている場所があった。

デコボコの土手を進むと橋があった。
対岸の桜並木は、その橋まで続いていた。
橋には、「大穴橋」と書かれていた。
面白い名前の橋だが、地図で見ると、坂戸市側に大穴城址があった。

橋の袂には、また道路の補修境界が建てられていた。