この写真は前を通り過ぎて、東側から撮った。
時の鐘の下には、入口の両側に同じような形の石碑があった。
向かって右側には、薬師神社と彫ってある石柱と並んで「旧多賀町」の碑があった。
その碑文には、次のように書いてあった。
旧 多賀町(タガマチ) 現幸町他
多賀町は昔桶屋が開いたので箍町と
呼んでいたが、音を通じて多賀町と改
めた。桶師取立ての町として城主に桶大
工の役銭を毎年出して諸役は免除の所
であったと言われる。時の鐘は寛永の
頃酒井忠勝が城主の時に造られ現在の
鐘楼は明治二十六年の川越大火の後元の
姿のままに再建されたものである。
この鐘の傍に薬師と稲荷社があり薬師
は昔本町から移したものである。
左側の石碑には「川越の時の鐘」と書いてあった。
その碑文は、以下のように書いてあった。
残したい日本の音風景百選
平成八年七月一日環境庁認定
川越の時の鐘
私たちは、日常生活の中で耳を澄ませば聞こえ
てくる様々な音に囲まれて生活しています。
環境庁は、全国各地で人々が地域のシンボルと
して大切にし、将来に残していきたいと願っている
音の聞こえる環境(音風景)を「残したい日本の
音風景百選」として認定しました。
いつまでも人々の心に響く、鐘の音と蔵造りの
町並みが作り出す音風景を大切にしていきたい
と思います。
川越市
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