川越雑記帳2(川越見て歩き)

碑文を読む8・旧町名の碑(旧多賀町)と時の鐘の碑

 一番街を更に南へ進み、信号のあるT字路を左に曲がると時の鐘がある。


 この写真は前を通り過ぎて、東側から撮った。


 時の鐘の下には、入口の両側に同じような形の石碑があった。


 向かって右側には、薬師神社と彫ってある石柱と並んで「旧多賀町」の碑があった。


 その碑文には、次のように書いてあった。
 旧 多賀町(タガマチ)     現幸町他
  多賀町は昔桶屋が開いたので箍町と
 呼んでいたが、音を通じて多賀町と改
 めた。桶師取立ての町として城主に桶大
 工の役銭を毎年出して諸役は免除の所
 であったと言われる。時の鐘は寛永の
 頃酒井忠勝が城主の時に造られ現在の
 鐘楼は明治二十六年の川越大火の後元の
 姿のままに再建されたものである。
 この鐘の傍に薬師と稲荷社があり薬師
 は昔本町から移したものである。


 左側の石碑には「川越の時の鐘」と書いてあった。


 その碑文は、以下のように書いてあった。
  残したい日本の音風景百選
   平成八年七月一日環境庁認定
  川越の時の鐘
  私たちは、日常生活の中で耳を澄ませば聞こえ
 てくる様々な音に囲まれて生活しています。
  環境庁は、全国各地で人々が地域のシンボルと
 して大切にし、将来に残していきたいと願っている
 音の聞こえる環境(音風景)を「残したい日本の
 音風景百選」として認定しました。
  いつまでも人々の心に響く、鐘の音と蔵造りの
 町並みが作り出す音風景を大切にしていきたい
 と思います。
                   川越市

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