踏切の少し手前で警報器が鳴り出した。
踏切に近づきながらふと右の方を見ると、線路際に見なれない地味な花が咲いていた。
長い茎が何本も上に伸び、その先端に細長い固まりがあり、そこにポツポツと白いものがある。
近づいて観始めると、脇を青い帯の西武線の電車が通り過ぎた。
2株ほどが並んでいて、それぞれ葉は下の方で広がっている。
その中心から、多くの茎が長く伸びあがっている。
先端は細長く、下の方は茶色で途中に白い花がまとまって付いている。
その花の上は黒っぽく、白い毛のようなものが見える。
下の方から徐々に咲いて来て、いまはその途中のようだ。
家に戻って図鑑を見ると、名前はすぐに分った。
ヘラオオバコ。
名前の通りオオバコのなかまで、外来種だという。
オオバコは懐かしい草だが、最近では見た記憶がない。
踏まれても踏まれても、固い地面にしっかりと根を張り、容易には抜けなかった。
そんな雑草中の雑草のようなオオバコだが、背の高い草が多くなると生存が難しいようだ。
後日、別の所でもこのヘラオオバコを見つけた。
いつも通る道だが、今までは気にならなかった。
オオバコは見なくなったが、このヘラオオバコは、生きる場所を見つけたようだ。
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