ジニーの、今日も気まぐれな感じで・・・

気負わず、気取らず、ありのまま。
ゆるりと思ったことを書いていってます。
お気に召したらうれしい限り。

「ふたつの情景」ライナーノート

2006年12月07日 00時09分38秒 | 作詞作業
今日はきのう載せた「ふたつの情景」という詞のライナーノートを書いていこうと思います。
どうぞお付き合いください。


ふたつの情景。
そのタイトルのとおり別れの場面を男性視点と女性視点の両方から書いて見ました。
じつはこれ、僕なりの挑戦だったのです。
いままで男性視点でも女性視点でも詞は書いてきましたが、ふたつの視点をひとつの詞の中で表現したのは今回が初めてだったのです。
書いていく上で特に注意したのはこの詞に登場するふたりがネガティブなイメージにならないようにすることでした。
別れの詞なので悲しさとかはありますが、ここにいるふたりはもっとその先を見据えているふたりにしたかったのです。
最後の1行で「涙は鮮やかな余韻に変わる」というフレーズを使いました。
このフレーズでうまく思い通りの詞に完結させることができたのではないかと思っています。



どんなに分かり合えたふたりであってもすれ違いを重ねれば別れを選ぶことになります。
きっかけは思い出せないほど些細なことだったのかもしれません。
しかし一度離れてしまった手をもう一度掴むのにはあまりにも気付くのが遅すぎた。
そんなふたりが主人公です。
ともに形は違えど「別れる」という結論に達していたのは同じだったのです。
別れることでしかお互いがお互いとして保っていることができなかったのです。
でもこれは悲劇ではありません。
このふたりにはまたいつか恋をする時が来ます。
その頃にはこの恋は思い出となっているのでしょう。
懐かしむように、確かめるようにこの恋を思い出したとき、それはまるで映画のワンシーンのように映るのではないでしょうか。
あんなにも悲しかった涙はそのワンシーンを飾る輝きに変わっています。
あの恋があったから、あの時ふたりがであったからいまの自分があるのだと感じるのです。
そしてふたりはその思い出に大好きな映画を見終わったあとのどこか切なく幸福な余韻を感じるのです。


詞にするとどうしても字足らずなところが出てきてしまいますが。
行間を通してうまくここに描かれた情景を伝えることができていたら嬉しいです。
きら。さんの頭の中にはある程度メロディーが出来上がっているみたいです。
どんな曲になるのか僕も今から楽しみです!!



きら。さん>ポップでいいと思います。
なにより僕自身この詞はメジャーな感じで表現したかったので。
素敵なメロディー期待してます!!


アルレッキーノさん>楽しみにしていてください。
ずっとずぅっとお待たせばかりしていますが、ちゃんと前進はしています。
もう少しだけおまちくださいm(_ _)m
コメント (1)
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