ジニーの、今日も気まぐれな感じで・・・

気負わず、気取らず、ありのまま。
ゆるりと思ったことを書いていってます。
お気に召したらうれしい限り。

ホントはね、めんどくさい性格なんすよ

2022年02月28日 22時09分12秒 | Weblog
こんばんは、ジニーです。


ああ、なんてネガティブなタイトルなんでしょう。
こういうこと書きたくないんですが、今日はちょっと
自分の中の溜まった黒いモノを吐き出したい気分です。

最近、モンモンとした気持ちが晴れません。


仕事の事。
うまくいかないことが多いというか、目の前の壁が思ったより
高いなと感じております。
傍から見れば、やることやってないだけと見えるのでしょう。
そう達観した振りをして考えるクセがホント嫌いです。


課題があればやればいいんですよ。
出来ていないことをやって、できるようにすればいい。
単純なことです。


じゃあ、なんでこんなウジウジしてるのか。
その手前で足踏みしているからでしょうね。
ハンパにできるものと思っていたところに、できていないことを
突き付けられてしまったので、モチベーションが下がっています。

こんな文章を読ませてしまってすみません。
普段、物分かりの良い振りをしながら、
超絶頑固だし、人の目気にしまくるし、考え古風だし、
ホント、めんどくさい性格ですわ。




はぁ、シンド。

でもこの性格が変わるわけではないので、素直になって
今の自分を正しく受け止めて、未来の自分に期待をもって
ちゃんと向き合っていこうと思います。

卑屈な僕ですが、卑屈にはなりすぎず謙虚に。

しばらくこの言葉を合言葉にしていこうと思います。




今日はこの辺で。
ありがとうございました。
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コメント、ありがとうございます

2022年02月28日 21時54分34秒 | Weblog
こんばんは、ジニーです。


ゆっこさん

お久しぶりです。
またブログを読みに来てくれてありがとうございます。

最近ずっと感じていたSNSに対する違和感とか、心の負荷とか
突き詰めていくと、自分自身だなと思ったので「自分との距離」という
言葉にしました。

「C&Aへの想いは確固たる芯があって素敵だなと思っています」

とても嬉しい言葉です。
凄く救われる言葉です。
本当にありがとうございます。

立派な人間ではないので気持ちの浮き沈みがあって、
引きずられてしまうときも多々あるのですが、
結局最後には「好き」に落ち着きますし、
気が付けばお風呂で歌う曲はC&Aばっかりですww

曲がりくねった道の果てにたどり着いた「好き」も
揺るぎない自分の気持ちだとそう感じています。


自分の事ばかり書いてしまいゴメンナサイ。
来月の京都、楽しみですね!
ゆっこさんなりの道のりでたどり着いた今、この瞬間の気持ちを
大切にしたいですね。
体中全部でAKAさんを感じてきてください!!
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SNS - 自分との距離の取り方 -

2022年02月24日 23時23分29秒 | Weblog
こんばんは、ジニーです。


仕事を終えて、ご飯を食べて、寝るまでのほっと一息の時間。
久しぶりのブログの更新です。


今更ながらですが、僕は承認欲求が強いです。
15年以上ブログをやり続けているので、そりゃそうでしょ、と
自分でも突っ込みたくなりますが、改めて感じています。

でも、何が何でもという気持ちはなくて、
なんかの拍子で、たまたまこのブログや、僕という人間を
知ってもらえたらと思っています。

そんな気持ちでブログを続けてきました。


ここ数年、SNSをいろいろとやるようになりました。
TwitterやInstagramなど。
使いこなしてるというにはほど遠いですが、
自分なりに情報収集や呟きなど更新していました。
ここで書いたブログの内容も、時々Twitterで紹介したりして。
まあ、そんな使い方です。


ただ、最近はちょっとそういったSNSが重荷に感じるようになってきました。
世の中に目を向けると自分のちっぽけな存在が浮き彫りになるというか、
凄い人がいっぱいいるな、と改めて思うのです。

そこまでは良いのですが、気が付くと自分と比較して
いやに卑屈な気持ちになったりするんですよね。

同じものを好きな人をみて、同じ気持ちになれない。
これが結構堪えるのです。

多分、自分の承認欲求が悪い形で出てると思うんですよね。
「凄いな」と思えるうちはいいのですが、
「認めたくない」という気持ちがほんの少しでも顔を出して来たら危険です。

というわけで、いま自分にとって一番その影響が出そうな
Twitterを携帯から削除しました。

アカウントは残したままです。
でも、見れないようにしました。



結局、SNSを通して見えていたのは、自分の醜いところで、
そういったものと距離をとる必要があると思ったのです。
今の僕にとって、Twitterを辞めるというのは、一番自分にとって
有効な自分との距離の取り方だと感じました。

そもそも、誰かに誇れるような立派な人間でもないですし、
「自分が」なんて、おおよそおこがましい話なのですが、
自分にないものを見るというのは想像以上の負の引力が生まれますね。


また気持ちに余裕が生まれたら再開するかもしれません。
それはそれで一つの判断でしょう。

大事なのは自分自身との距離の取り方なのかなと思いました。


なんでもあるということが必ずしも幸せではないですね。
「ない」ということがいいこともあります。


そんなことを感じた一日でした。




コメント (1)
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ひっさしぶりに

2022年02月21日 21時28分00秒 | 読書
こんばんは、ジニーです。

だいぶひさしぶりに、ホントにひさしぶりに
ラノベを読みました。

はい、ライトノベルです。


すでにアニメ化してる作品でして、
これまでも読書感想を書いてきている作品の
続きをようやく読みました。

まだしばらく続くので、読破まではまだまだ時間が
かかりそうです。

でも、今回は今までになく気づきがあったように
感じています。
うん、呼ばれてたから読んだのかも。


例によってまた読書感想を溜め込んでしまってます。
ひとつずつ書いていきますね。
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北京オリンピック閉会

2022年02月20日 21時29分38秒 | スポーツ
こんばんは、ジニーです。

約2週間にわたり熱戦を繰り広げた北京オリンピック。
本日、そのすべての期間を終了し、閉会します。

いま、閉会式をやっていますね。

今回は冬季オリンピックとしては、過去最多のメダルを
手にすることができた日本でしたが、
笑顔だけでなく、涙や悔しさが印象にも残る場面が
いくつかあった大会でもありました。



思うようにはいかないもんだな。


まさしくこの言葉のような瞬間がスポーツにはあって、
そこに当人もそれを見て応援していた人も同じ感情を
共有します。

並々ならぬ努力を重ね、臨んだ大会で
本来の実力を出し切れないというのは、
言葉にする以上に悔しさや不完全燃焼の気持ちが
旨に残ることでしょう。

ここを超えていくのか、ここで終止符を打つのか、
それぞれの判断がこの後あるかもしれませんが、
そういった判断も含めて、最後まで応援しきりたいなと思います。


冬のオリンピックも暑いものがたくさんありました。
すごく楽しかったです。

選手の皆さん、お疲れさまでした。
そして、感動をありがとう!
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ASKA 「青い海になる」の歌詞を考える

2022年02月12日 16時14分29秒 | 歌詞を考える
こんにちは、ジニーです。

今日はASKAのアルバム「Breath of Bless」の12曲目の「青い海になる」に
ついて考察してみようと思います。

この曲はこのアルバムの中でも、特に好きな曲で、勝手に自分を投影して
しまっているところも多く、情報をまとめるのに苦労しました。
いや、まだまとめ切れていない状態ですが、たぶん明確な出口はないので、
何とか頑張って書いていきます。

■否定的な視点から切り取る景色から警告のようなものを感じる
ただ他人を食べつづけて いつか後悔する人
自分を差し出して 小声で苦しむ人


「弱肉強食」という言葉が真っ先に浮かびましたが、なんかしっくりこない。
もっと、違う表現があっている気がするのです。
言葉をそのまま受け取ると他人を食べているとなりますが、もちろんそんな
カニバリズム的なことではなく、僕は人を利用して自分の利益を得ている人
という捉え方をしました。

例えば、迷惑系YouTuber。
人に迷惑をかけることで炎上という形で再生数を増やす。YouTuberにとっては
再生数を増やすことが目的なので、その目的を果たす手段ではあるわけです。
ただ、あまりにモラルから逸脱してしまい逮捕されえる方もニュースで
目にすることがあります。

もうひとつ、「自分を差し出して」というのは、自分のプライベートを
さらけ出すことで利益を得ているような人もいるので、それを指しているとも
思えるのですが、もっと広義的に身を削りながら生きている存在すべてを
指しているような気もします。

そういった、誰かを食い物にして生きるのか、身を削り生きているのか、
大局的にはその二つしかないという意味が込められているのかと感じました。

印象的なのは、一方は後悔して、一方は苦しんでいるということ。
どちらもネガティブな状態にある。
ここに、なにか危機や危険を感じるのです。
このままでいいのかという、警告のようなもの。
メロディーからもそうですが、歌詞からも不安をとても感じるのです。

■ASKA節の真骨頂ともいえる歌詞に、ニヤけが止まらない
続く歌詞も、ASKAらしさが爆発して、好きすぎてたまりません。

針で釣られたような 雲が餌に見える
空で魚になった 飛行機が雲に向かう


よだれが垂れてしまいそうな比喩表現ですね。
合わせて感じられるのが、世界というものを非常に閉鎖的なものの見方に
できる言葉のチョイス。
まるで、自分たちの意思ではどうにもならないところで意識の外に住む
大きな何者かが、僕たちの世界にちょっかいを出しているような。
そんな、何とも言えない不安を感じる世界観にいざなわれてしまいます。
この言葉の魔力がASKAの歌詞の真骨頂ですよね。
だから歌詞を突き詰めたくなる。

■僕たちは、本当に幸せに包まれているのだろうか?
特等席のベンチで見てる
流行りの店 並ぶ行列を

いま幸せは 自由じゃないのか
幸せは 誰のものなのか


冒頭でYouTuberを一つの例えとして考察に用いましたが、
たぶんこの歌詞に導かれて感じた事なんだと思います。

流行りの店に並ぶ行列に混ざる人、それを見る人。
どちらが良いとか悪いとか、そういう話とは少し違うのですが、
見ようによっては行列に並ぶこで「流行りに乗っている」という目的を
果たしているのかもしれない。
有限な「ここからは消えていく時間」を遣い、不自由に身を投じている姿に、
何者からも解放される自由とは違うものが見えたのかもしれません。

誰かと同じ色に染まることで満たされるアイデンティティ。
満たされることが自由というのであれば、そこに生まれる不自由も
ひっくるめて自由なのでしょう。
そうすると、幸せとは何かが霧の向こうに隠れてしまうような気もします。

■どこまでも孤独を感じてしまう歌詞が続く
2番に入ってからも、モノ寂しい歌詞は続きます。

君の目には僕が 闇のように映ってる
僕の目には君が 真っ暗闇に映ってる


1番と同様に、似たものの対比。
前者は「いつか後悔する人」と「小声で苦しむ人」、今回は「闇のよう」と「真っ暗闇」。
どちらの目にもおよそ闇が広がっており、光さえも吸い込んで消してしまいそうな深さを感じます。
そんな濃い闇の中に置かれた中で、手探りで進むのか、ただじっと闇が貼れるのを待つのか?
ふと、迷宮のReplicantを思い出しました。

霧のさ中を かき分けながら
夜の高速 街の洞窟
寂しすぎる瞬間
「迷宮のReplicant


そう、ただひたすら寂しさを感じるのです。
君と相対しながらもわかり合えない孤独。
何処までもそれを突き付けられてしまう歌詞に感じるのです。

ここで立ち止まれば どんな価値を得るのか
寒い冬の次は 本当に春だろうか


「これまではそうだった」と言えるセオリーがなくなりつつある昨今。
次の保証がないまま、立ち止まることは価値を得るどころか、
取り返しのつかないことになりかねない。
闇の中だろうと、夜明け前だろうと、突き進まなくてはいけないのです。
しかし、そこに確証は何もなく、あるのは勇気ではなく、
不安ではないのかと思うのです。
それは続く歌詞からも感じられます。

心臓かすめちゃもう笑えない
握った櫂で 海をつついても


恐怖は、感じた瞬間に心臓が飛び跳ねるような動悸を連れてきます。
そこに心臓があったことを思い出すような体験を誰も出していると思います。
「心臓かすめちゃ」というのはそういった意味が込められた歌詞に感じます。
もう一つ、確信を疲れたときも、同じようにドキリとしますね。
ここはそのどちらもがあるのだと思います。
わかり合えないことがあること、いまが闇の中にあること。
その不安を感じてしまっているから。

もうひとつ。
「握った櫂で 海をつついても」という歌詞。
これが、ものすごく好きなんです。
まるで進んでいない感触。
海をかくのではなく、つついているようでしかない感覚。
これ以上ない表現方法に感じます。

なにも自分の居場所も、自分自身もわからなくなって、
暗い海原で一人佇んでいる様子。
これ以上ないほどの孤独です。


■「朝」に込められたものは何だったのか?
2番のサビに入っていきます。

いま朝になってここはどこだと
朝になって僕は誰だと


朝になり、夜の闇が晴れて、しかしまだ自分と自分の居場所を
しっかりと持てていません。
ある意味、ここが始まりなのでしょう。

僕は櫂を漕いだ
黒い海で櫂を漕いだ
やがていつか やがていつか
青い海になる 青い海になる
青い海になる 青い海になる


Cメロ部分の歌詞で、朝が来るまでの「僕」のがむしゃらな様子が、
何かを求め進もうとする姿が浮かんできます。
朝が訪れ、視界に色が戻ってくる中で、海の青さが還ってくることを強く、
何度も何度も、自分に言い聞かせるようにリフレインします。

ここまで不安のさなかになった場面が、ここにきて、何か希望のようなものを
持つように感じられます。
青い海になることを信じて、櫂を漕ぎ続ける。
信じる、信じる、自分を、信じる。
そんな強さを感じるのです。
だから、ここにとてつもない力と希望を感じる。

「朝」は曲の中の場面転換の一つの舞台装置として使用されている一方で、
何か「変化」の代名詞的に用いられているように感じます。
過去、IDという曲でもやはり「朝」は似たような意味合いで使用されているのです。

馴染めないまま川を渡る
僕の背中を不思議な顔で朝に帰した
「ID」


麻酔を打たれたように夢の深い場所から朝の訪れとともに帰ってくる情景を
上記の歌詞のようにあらわしていますが、匿名希望の人があふれる中で
「僕」の認識していく過程がここには綴られていると感じていて、
自己存在証明を得た一つの証明として「朝」の訪れを描いているように感じています。

■「青い海になる」というタイトルには変化を受け入れ希望を求める意思が込められている
ここまで読み進めてきて、不安や孤独の中から、いつか来る希望を求めて
進んでいく意志の強さを感じることができます。


自分らしさや、人とは違う幸せの形を持つことが難しくなった現代。
いつしか闇夜の海に放り出された僕らは、青い海を目指して
櫂を漕ぎ続けなければいけないのだと、そういっているように感じます。
漕ぎ続けた先に見える景色がある、青い海が広がる朝がある。


この曲に感じる意志の強さが、いつしか聞き手の心を奮い立たせてくれる。
だから僕はこの曲が好きなんですよね。




OGPイメージ

ASKA 「青い海になる」の歌詞を考える(アルバム Breath of Bless 12曲目)|くわくわ@ジニー|note

こんにちは、ジニーです。 随分と、時間が空いてしまいました。 いろいろと忙しく、曲を聴き込み、歌詞を読みこむ時間がうまく持てず時間がかかっ...

note(ノート)

 
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参加することの意義 本日名古屋でASKAのライブが開催!

2022年02月11日 15時58分01秒 | Weblog
こんにちは、ジニーです。

今日はね、お休みです。
朝から平野歩夢くんの金メダルで大盛り上がりな1日ですが、
本当はもう一つ大きな盛り上がりを迎える予定でした。

そう、ASKAのコンサートの名古屋公演に参加する予定だったのです。
しかし、残念ながら濃厚接触者となってしまったため、自宅待機です。

チケットは友人に託し、しっかりと楽しんできてもらう予定です。
幸いなことに、今回早めの配信もしてもらえたので、そちらを見て
なんとかライブを愉しんだ気持ちを味わうことはできました。


そこで改めて思ったのですが、僕がライブで楽しんでいたのは
ASKAの曲やMC、セットリスト、一緒に参加しているミュージシャンのプレイ。
そういったパフォーマンス全体もそうですが、音の振動を体で味わうこと、
空気を共有することがあることでより大きな楽しみにつながっていたということです。

ライブの配信で楽しい気持ちもありましたが、1曲ごとに「この曲か!」
なんてのを隣の友人と共有することがあることで、僕にとっての
ライブに参加するということの本来の楽しみに近づくのです。
だから、一人だと少し物足りなく感じてしまいました。


今日のライブ、参加された方は心から楽しんできてほしいです。
僕は夜にでも友達と連絡を取って、今日のライブの感想など聞きながら
その場に参加した気持ちで、再現セットリストのプレイリストを作って
聴きたいなと思います。


やはり、参加することが大事ですね。


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荻原 浩 『海の見える理髪店』 読了

2022年02月08日 18時18分45秒 | 読書
こんばんは、ジニーです。

昨年読んだ本の読書感想、これでいったん全部となります。
年が明けて1か月以上かかってようやく書けました。

今回紹介するのは、荻原浩さんの「海の見える理髪店」です。
以前にも荻原さんの「噂」の読書感想を書いたことがありますので
これで二冊目となります。

OGPイメージ

荻原 浩 『噂』 読了 - ジニーの、今日も気まぐれな感じで・・・

こんばんは、ジニーです。ご無沙汰しておりました、読書のコーナーです。今回読んだのは、荻原浩さんの『噂』。ずっと読みたいと思っていた作品で、手...

荻原 浩 『噂』 読了 - ジニーの、今日も気まぐれな感じで・・・

 


前回がミステリ小説だったので、勝手にミステリ専門の作家さんという
印象を持ってしまっていましたが、改めて作品のラインナップを見ると
ミステリ以外にもほのぼのした作品やほっこりした作品も
広く手掛けていらっしゃるのだなと思いました。

そんな中で気になったのが今作「海の見える理髪店」でした・

本作は表題でもある「海の見える理髪店」をはじめとした
全6篇からなる短編集です。
胸の中に秘めた悩みや秘密を持つ主人公がそれぞれに登場し、
転機を迎えていく過程を切り取ったようなそんな物語が収録されています。

時に優しく、時に心苦しく、その転機は訪れます。
すべてに共通しているのは、人との出会い、そして動き出そうとした自身の覚悟。
新しい一歩が生んだ変化。
バタフライエフェクトというと少し言い過ぎのようにも感じますが、
変化は新しい視点をもたらし、それが主人公の胸に深く刻まれていきます。

特に好きなのは、「成人式」という作品。
少し重たいテーマなのですが、荻原さんの筆力が素晴らしく、
いつの間にかそんな重たい空気が、面白くて思わず笑ってしまうような
そんな内容に空気が切り替わっていきます。
まさに本書の魅力が凝縮されているように感じられる物語なんです。

新しい変化を生むためには、これまでと違った行動を起こさないといけない。
その行動は、必ずしもいい結果をもたらすというわけではないのでしょうが、
どんな結果になろうとも、そういった勇気をもっていることが大切なのかもしれません。
そんな気持ちになれる1冊でした。

ところでこの作品、初めて読んだつもりでしたが、そこかしこに既視感が。
どうやら忘れてしまったとうの昔に読んだことがある作品だったようです。
それがいつだったかわからないし、読み終わっても思い出せませんでした。
でも、確かに記憶の中にはそれぞれの物語に触れた思い出が残っている。
こういうのも読書の楽しみの一つなのかもしれませんね。

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似鳥 鶏 『叙述トリック短編集』 読了

2022年02月06日 14時27分58秒 | 読書
こんにちは、ジニーです。

昨年読んだ本の溜まっていた読書感想が続きます。
今回は似鳥鶏さんの「叙述トリック短編集」。

タイトルの通り、叙述トリックにまつわる短編集です。
ここまであからさまなタイトルになると、騙されてたまるか!
と身構えて読んでしまいますが、大丈夫ですちゃんと騙されます。
至る所に伏線があり、面白おかしく回収されていく。
そんな痛快なミステリーです。

本書はまず、読者への挑戦状から始まります。
良いですね、そっちがその気ならこっちも本気で読みますよ。

しかし、こっちの本気をサラッと交わすかのように
見事に騙してきます。
しかも面白おかしく。

叙述トリックと分かっていて読むというのはある意味二律背反する
気持ちを抱えながら読むことになります。
騙されないぞと思うのですが、途中でトリックが分かってしまうと白けてしまう。
そういった捻くれた読者の思考もちゃんと汲んでくれてますので、
なんか妙な爽快感を覚える読後感が味わえます。

人が死ぬことのないミステリーなので、そういう小説が
苦手な方にも読みやすいと思いますし、こういったバカミスは
変にトリックを見破るような姿勢で臨まず、著者の軽やかな叙述トリックに
手玉に取られるのを楽しむのもいいかもしれません。

なお、似鳥さんの作品はこの作品が初めてでしたが
非常に読みやすく、クセになるところがあり、
早速ほかの作品も買い集めました。

とある登場人物のクセのある行動というか、奇行というか
ハマる人にはとてつもなくハマる作品だと思います。

とにかく、めっちゃ面白かったです!


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2022 冬季オリンピック 開幕

2022年02月05日 19時48分36秒 | スポーツ
こんばんは、ジニーです。

昨日2月4日に、北京で開催される冬季オリンピックが開幕しました。
つい先日まで東京オリンピックがやっていたような気もしますが、
1年延期していたので、余計にすぐに感じてしまうのでしょう。

いま、モーグル男子の予選2回目を観終わり、
女子スキージャンプのノーマルヒルを見ています。

またテレビをあちこちハシゴしながら
熱く応援する時期が来ましたね。

さあ、日本の金メダル第1号は誰か?
日本選手の活躍に期待ですね!!
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