最近、西泊の海底には、写真のようなものがたくさんくっ付いています。大きさはつまようじの先を少し太くしたほどで、色は白く、先っちょが緑色の帽子をかぶったようになっています。これ、何だと思いますか?えっ?ムーミン谷のニョロニョロ!?正解!!と言いたいところですが、実はこれ海藻なのです。フデノホという名前の緑藻で、軸の白いところは石灰質になっています。この時期の西泊の海は、他の海藻たちが姿を消し、海藻を研究しているものとしては少しさびしい風景です。個人的にも、論文を書くための作業などでパソコンに向かう時間が長くなっていますので、たまに訪れた海中で小さくてこんなにかわいらしい海藻がピョコピョコ生えているのを見ると、なんとも心が癒されます。(田中)
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