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コモチカギノテクラゲ

2016-07-06 16:58:10 | クラゲ


コモチカギノテクラゲ
傘の直径が5mmほどの小さなクラゲです。
傘の中心に口があり、4本の水管上にあるのが生殖巣です。
生殖巣上にクラゲをつくることから、この名があります。

今、西泊の海に潜るとたくさんのコモチカギノテクラゲを見ることができます。
夜は水面近くでフワフワと漂っているのですが、不思議なことに昼間はほとんどいなくなってしまいます。




出芽中のクラゲ
右上の生殖巣にクラゲ芽ができています。
2日ほどで稚クラゲが生まれます。





生まれたばかりの稚クラゲ
傘の表面に粒々がありますが、これらは刺胞の塊です。


どのタイミングでクラゲを作るのをやめ、有性生殖にシフトするのか気になるところです。としの

2016年サンゴの産卵観察(初日 +7日)

2016-06-27 21:54:14 | クラゲ
今年もこの日がやってきました。サンゴの産卵観察の始まりです!
私は今日が初日になりますが、6月19日から私の国際学会の留守の間、元研究員の林さんに1週間観察してもらっていました。
結果は産卵はなかったそうです。

今晩は水温22℃で少し冷たく、大雨でした。
しかし、私を待っていてくれたのか、いきなりスギノキミドリイシの小規模な産卵がありました。



サンゴ以外ではガンガゼ、シラヒゲウニ、タコノマクラの放卵放精がかなり同調してありました。

棘皮動物祭りは賑やかなのですが、海水の透明度が落ちるのでイマイチです。


明日もサンゴの産卵は続きそうかな。

今年もボチボチ頑張るぞ! 

応援よろしくお願いします。

目崎

周防大島クラゲ調査

2016-05-10 11:58:44 | クラゲ
先日、山口県にある周防大島までクラゲ採集に行ってきました。
西泊から車で3時間、フェリー1時間の道のりです。


採集はなぎさ水族館の飼育員さんに協力してもらいました。
なぎさ水族館は日本一小さな水族館と言われていますが、日本でも有数?の大きなタッチプールがあり、地元で採れた生き物と触れ合えるのです。
私が訪ねたときはタッチプールを大掃除をしたばかりとのことで、とてもきれいに磨き上げられていました。



とある漁港です。クラゲを見やすい満潮時を狙っていきました。


飼育員さんは私の大学時代の研究室の同期なのですが、クラゲを発見する眼の良さは日本でも5本の指に入るのではないかと思います。
悪天候にも関わらず、どんどんクラゲを見つけていました。


潮に乗ってどんどんクラゲが流れてきます。


アカクラゲ
大月の海ではまだ出会ってない種の1つです。刺されるとチクチク痛みます。



オワンクラゲ
傘の縁が蛍光緑に発光するクラゲです。たくさん捕って卵を産ませたい!


その他にもウリクラゲやチョウクラゲなど、約20種ほどのクラゲが採集できました。


今回もたくさんの収穫があり、大満足の調査となりました。としの

4月の見回り

2016-04-06 13:45:32 | クラゲ
本格的な春到来。

今日は戸篠君と研究所地先のオニヒトデの見回りにいってきました。

海水温はぐっと高くなり本日は19-20℃。6.5 mmのウェットではつらい海となってきました。

久々に沖のエビ礁までヒレを伸ばしてみました。



以前は卓状ミドリイシが優占するところでしたが、現在ではスリバチサンゴ以外のサンゴはほとんどがオニヒトデに食べ尽くされ廃墟となってしまいました。



今回の見回りで確認したオニヒトデ及び食痕は幸いにも0でしたが、エビ礁の復活は加入状況からみてまだまだ先になりそうです。

目崎

3月クラゲサンプリングin宿毛湾

2016-03-18 18:51:07 | クラゲ
忙しい合間をぬって昨日クラゲ採集に行ってきました。

水温は少しずつ上昇しているようです。
宿毛湾、湾口の港ではたくさんのクシクラゲが見られました。



ウリクラゲです。宿毛湾にはいないのかなぁ・・・と思っていたらやっと出てきてくれました。



他にはカブトクラゲ、ツノクラゲなども見られました。
湾奥の港ではミサキコモチエダクダクラゲや管クラゲ類がとれました。
もう海は春ですね。としの

2月クラゲサンプリングin宿毛湾

2016-02-29 11:29:48 | クラゲ
天気がいい日はクラゲの日!
ということで毎月恒例の宿毛湾調査に行ってきました。

当日は風が強かったのですが、強風によりクラゲが岸に吹き寄せられていたようです。





ミズクラゲのエフィラです。
黄色かがった個体が多く見られました。

肉眼では確認できませんでしたが、水面近くを網で曳くとたくさんのエフィラが捕れました。





また、ヒドロクラゲも多く見られました。



カタアシクラゲモドキ
傘高3 mmほどの小さな花クラゲです。触手を1本しか持っていません。

他にもたくさんのクラゲが捕れたのですが、写真撮影が追いつかずご紹介できませんでした。
またの機会に。としの

1月クラゲサンプリングin宿毛湾

2016-01-23 14:44:22 | クラゲ
少し風が強かったのですが、クラゲ採集に行ってきました。

水温は16度前後と気温よりずっと高いので、海水に触れると暖かく感じました。

とある漁港では、クシクラゲの仲間のツノクラゲが大漁に吹き寄せられていました。
彼らの体はとても脆く、ひしゃくで採集しようとしてもボロボロになってしまいます。
きれいな状態で捕るには水中で水ごと採集するのが良いのかも知れません。

今回のサンプリングでは外洋性のクラゲが多く採集されました。


ヤジロベエクラゲ
この和名を付けた人はすごい!まさにやじろべえ


ハコクラゲモドキ?
このクラゲは終生プランクトン生活をすると言われています。

その他にはカラカサクラゲ、カブトクラゲ、タマゴフタツクラゲモドキなどが捕れました。
来週から荒れるそうなので、しばらくは採集に行けないかもしれません。戸篠

12月第2回クラゲサンプリングin宿毛湾

2015-12-25 10:21:22 | クラゲ
先日、今年最後のクラゲ採集に行ってきました。
この日は天気が良く、防波堤は釣りを楽しむ人たちでにぎわっていました。


目的のクラゲなのですが・・・今年一番の不漁でした。
7地点中、3地点の港で全く採れませんでした。
今はちょうどクラゲがいない時期なのかもしれません。


その中でも捕れたクラゲを一つ





スズフリクラゲ属の1種の稚クラゲ
傘の高さは0.5mmほどです。ポリプから遊離したばかりと思われます。
2本の触手には多数の丸い球(刺胞塊)が備わっていて、泳ぐ姿はまさに「鈴振り」です。


今年も残りわずかとなりましたが、皆様どうぞ良いお年をお過ごし下さい。としの


12月クラゲサンプリングin宿毛湾

2015-12-02 17:45:44 | クラゲ
今年も残すところあと1か月となりました。月日が経つのは本当に早いものですね

昨日は天気が良かったのでサンプリングに行ってきました。
とある宿毛湾湾口の港ではこんなクラゲが





白い塊状のものなのですが、どうやらユウレイクラゲのようです。力尽きて沖合から流されてきたのでしょうか
傘が破け、触手がほとんどなくなっていました。数日前に沖合で見た個体は傘の形がきれいで拍動も見られましたのですが



また、プランクトンネット内にはポリプ世代を持たない沖合性のクラゲが多く見られました。





ヒメツリガネクラゲです。
傘の高さは2~3mmで釣鐘型の傘を持っています。
ロケット噴射のように勢いよく泳ぐので、瞬間移動したように見えることがあります。



秋のクラゲ相から冬のクラゲ相へ変わっていっているような感じがします。としの

海のコスモス

2015-11-18 10:52:05 | クラゲ
朝夕、だいぶ寒くなってきましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。
最近は室温が少し下がってきたせいか、飼っているクラゲたちに変化が見られるようになってきました。



ミズクラゲのポリプです。
今年の夏に採集した成熟クラゲが卵を産み、そこからポリプまで育てました。
ポリプはクラゲの底生世代であり、イソギンチャクのように石や岩などに固着して生活しています。



分裂中のポリプです。
新たに生まれたポリプはクローンであり、ポリプは自分の分身をたくさん増やします。


ある時ポリプはクローンを作るのを止め、クラゲを作る準備を行います。その引き金となるのが水温の低下です。
ミズクラゲの場合、野外では水温が下がる秋から冬に新たなクラゲが誕生します。



クラゲへ変態中のポリプです。皿を何枚も重ねたような状態になっています。
これをストロビラといい、上の皿から順番にエフィラ(稚クラゲ)になっていきます。





遊離したばかりのエフィラです。上は横から、下は口側からの写真です。
直径は2㎜くらいで全体的に少し赤みを帯びており、8本の縁弁を備えた姿はまさに海のコスモスです。

天気の良い日は水面近くで花開くエフィラたちが見られるかも知れません。としの


10月第2回クラゲサンプリングin宿毛湾

2015-10-25 17:26:37 | クラゲ
天気が良かったのでクラゲサンプリングに行ってきました。



ある漁港では



ぼんやりと見えるのは全てクラゲです!
よく見てみるとほとんどがクシクラゲ類(カブトクラゲ)でした。ここ数日、風が強かったため岸に吹き寄せられたのだと思われます。

その中でネットを引っ張ると



ネット内にたくさんのカブトクラゲが入り、目詰まりを起こしていました。
サンプル瓶の中がタイヘンなことに・・・。

また別の漁港では



10月下旬でもタコクラゲがいました!夏が過ぎていなくなったと思っていたので、うれしかったです。



これから水温が下がるので、冷水性のクラゲが出てくることを期待しております。としの


10月クラゲサンプリングin宿毛湾

2015-10-08 13:36:23 | クラゲ
昨日、クラゲサンプリングへ行ってきました。
目視で見えるクラゲはほとんどいなかったのですが、ネット内サンプルには結構いました。


タマゴフタツクラゲモドキ
管クラゲ目の仲間です。


タマクラゲ
花クラゲ目の仲間です。
ポリプはムシロガイという腐肉食性の巻貝の殻上に棲んでいます。

沿岸性のクラゲだけでなく、外洋性のクラゲも来ているようです。

戸篠