黒猫亭日乗

題名は横溝氏の「黒猫亭事件」と永井荷風氏の「断腸亭日乗」から拝借しました。尚掲示板が本宅にあります。コメント等はそちらへ

さくらのつぶやき~楽しみ

2014年01月11日 | Weblog
こんちはニャ。ワシ、さくらニャよ。
今日はすっごい寒いニャぁ。こないサムい日はやっぱり家でぬくぬくしてるのが一番。したがってワシらはずっと猫ベッドのお守りやし、かあちゃんはテレビのお守り。ま、かあちゃん曰くえべっさんの頃はいっつも寒いそうやから仕方ないかニャ。
そういえば、えべっさんの福男は今は毎年、全国的なニュースにも取り上げられるみたいやニャ。かあちゃん曰く、昔は福男ちゅうのはごくごく関西近辺でのニュースやったそうな。ソレが全国区のニュースに格上げされたんは、コレひとえに不幸オトコのおかげらしい。
今もやってるけど、当時も珍プレー的な面白ビデオは単純に笑えるし、ドラマのNGシーンとかは物珍しさとかもあって、人気企画やった。ただ、当時はインターネットなんちゅう代物ははやってなかったから、素人サンがネットに上げたビデオを引っ張ってくるなんて安易な真似はやろうにも出来なんだ。地方のニュースやらなんやらを総動員して、単純に笑えるシーンをかき集めて年に一度か二度2時間スペシャルを仕立て上げとった。その中で、イチ関西地方のニュースやった福男のシーンに注目したヒトがおってんニャ。ソレも一番福(つまり一等賞)をとったヒトでな無ぉて、福を逃したヒトに。
今は福男選びレースの出発点は抽選制やけど、当時は早いもん勝ちやった。ルートは正面入り口から本殿までの大きなカーブも含む、短距離としてはちょっと長い距離。ある年、ソコを中途らへんまでエエ調子で走ってた人が居った。そのまま一等取れたら良かったンやけど、不幸にも直前の曲がり角で足を滑らせて、福男を逃してしまった。
お気の毒な話やけど、話はコレだけではないねんニャ。正直言ぅて真冬早朝の石畳を走って、すっころぶ人間は山ほど居るし。彼の不幸はむしろその翌年や。・・・全くおんなじコトが繰り広げられてんニャ、信じがたい話やけど。しかも同じヒトが。
エラいのは気づいたヒトとちゃう?ともあれ福男ならぬ不幸男として全国にツトに知られた話になってしもぉた。ちなみにそのヒトは次の年も挑戦したけど(コレたしかわざわざその人にくっついてテレビが撮りに行ったハズ)、福男にはなれなんだそうな。
ホンマお気の毒。