黒猫亭日乗

題名は横溝氏の「黒猫亭事件」と永井荷風氏の「断腸亭日乗」から拝借しました。尚掲示板が本宅にあります。コメント等はそちらへ

ジェネラル・ルージュの凱旋

2010年11月16日 | 本のページ
評価・☆☆☆

白鳥・田口コンビの活躍するバチスタシリーズ3作目である。ドラマではミステリー仕立だったが、原作はそういう程のミステリーではなく、どちらかというと医療の問題を興味をそぐことなく描き出す良作という所か。
それにしても作品を追うにしたがってドラマと原作とは離れて行っているようだ。ジェネラル・速水にしてもいつもあんな横柄な態度を貫く人間味の無い医師ではなかったし、黒崎教授の出番もツボにはまる。何より実は温かみのあるイイ話だった。
しかしながら、当初の構想では前作「ナイチンゲールの沈黙」と本作とは一本のお話だったのを、長くなりすぎるとの理由で分割してしまったのは、個人的には惜しいと思う。もし本来通り一本の作品だったら、前作で読んだはずのシーンが微妙に登場したりして、二重読みさせられている妙な焦燥感を感じずに済んだものを。大体、今の本はどれも読み応えが無さ過ぎるのである。

さくらのつぶやき~はやぶさ

2010年11月16日 | Weblog
こんちはニャ。ワシ、さくらニャよ。
ちぃっと前の話になるけど、惑星探査機はやぶさが惑星イトカワへの長きの旅を終えて帰ってきたよニャ。色々話を聞いてると、行って帰ってきただけでも快挙やねんけど、採取された微粒子が惑星イトカワの物やと確認できたンやて。いや~、よかったよかった。カプセルの中が空でも立派なンには変わりないけど、やっぱし何かしら入っていて欲しかったし。
ホンマよかった。今日、内容の明るいお題が見つかって。


以降は引き続きのお願い。ワシらのお里、アニマルメリーランドを助けて欲しいニャ。




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