ビスクドール・雛人形店・オーディオ販売 佐久市 ヤナギダ店長ブログ

ビスクドール64体他お節句雛人形をフランスへ輸出128年、軽井沢方面がお店の場所。

【短日】 たんじつ みじかび/ブリュー・ミュージアム 軽井沢/佐久:ヤナギダ店長コラム

2015年12月13日 09時47分57秒 | owarai
【コラム:】
晩秋から冬へと、季節の
移り変りをなによりも感じ
させるのは、日暮時が
驚くほど早くなっている
ことです。

すでに真っ暗で、かなり
遅い時間がとあわてる
と、実際の時刻はまだ
夕方だったりするもの
です。

つまりは夜が長くなって
いるわけですが、
「夜長」といえば秋の
季語になります。

季語は、物理的な解釈
よりも、生活実感に基づい
た言葉を選んで採用して
います。

冬はやはり日の短さが
痛切に感じられるのです。

野沢93番地十二町
ぴんころ地蔵通側
~柳田二助商店~
℡0267-62-0220

『創業120年』

「正月仕度」/ブリュー・ミュージアム 軽井沢/佐久:ヤナギダ店長コラム

2015年12月13日 05時15分52秒 | owarai
【コラム:】
暮れも押し迫ってきた。
12月13日は“事始め”、
老舗旅館俵屋では餅をつき、
桃色と白の餅花を、50本の
柳につける。

これを従業員全員で行う。
無病息災を願いながら、一見
古めかしい心の結晶が、やがて
氷の結晶という幻想的な花傘と
して開花する・・・・・

やがて玄関に餅花が飾られる。

私は、紅白の餅を飾るのはいか
にも京都らしい習慣だと思った
が、京都にはもともとこんな習
慣はなかったそうだ。

商社勤務の頃、染め依頼で長年
京都に通っていたが、俵屋オリ
ジナルの発想だそうだ。

約三十年前、東北地方で一月
十五日に行われる、農耕の栄を
祝う花正月という風習からヒン
トを得て発案し、それを「俵屋」
の正月に取り入れた。

独自のアイデアだったのだ。

いまや、京都の料亭の初春を
飾るしつらいとして定着してい
る観のある餅花は、それまでの
京都には影もかたちもなかった
といいうのである。

つまり、「俵屋」が京都における
餅花飾りの元祖というわけだ。

おそらく、餅花飾りにごく自然
に京の正月らしい雰囲気を感じ
るのは、私だけではあるまい。

その当たり前と感じるほどに
普及している“京の美”が、
実は「俵屋」さんの独創性に
よる産物だ。

伝統と新しさを柔軟に取り入
れる魅力を京都に感じた。
野沢93番地十二町
ぴんころ地蔵通側
~柳田二助商店~
℡0267-62-0220

『創業120年』