ビスクドール・雛人形店・オーディオ販売 佐久市 ヤナギダ店長ブログ

ビスクドール64体他お節句雛人形をフランスへ輸出128年、軽井沢方面がお店の場所。

君の眼に見られいるとき私はこまかき水の粒子に還る

2023年07月17日 13時22分10秒 | owarai

 

【コラム】
<純粋な愛情>
白無垢の花嫁衣裳は何のため?

相手の色に染まるためではなく、
純粋な愛情の証し。

■キャンドルサービス
結婚披露宴でキャンドル
サービスを行うカップル
は多いが、その意味を
知っている人は少ない。

欧米ではキャンドル(
ろうそく)は愛の象徴で
「犠牲的献身」という
意味がこめられている。

自分自身を燃やし尽くし
て、まわりの人々に光と
ぬくもりを与えるからだ。

 

紙ひとえ思いひとえにゆきちがいたり 矢車のめぐる からから

2023年07月17日 13時20分10秒 | owarai

「人間、四十代で貯金をはたく
べき、スッテテンになって、
その後が勝負なんだ。

マンネリで喰っていちゃ
いけません」

    ※
「悪いようにはしないってい
うけど、そういわれてよく
されたことはありません」

    ※
「人生ね、あてにしちゃいけ
ません。
あてにするからガッカリし
たり、
悩んだりするんです。

あてにしちゃいけません。
あてにしなきゃ、
こんなもんだですむんじゃ

ありませんか」

 


「アサガオの意外な裏の顔」

2023年07月17日 11時54分15秒 | owarai

夏の代表的な花、朝顔。

この花を見て楽しむ
ようになったのは江戸時代
になってから。

アサガオは、元々漢方薬。

すでに奈良時代に中国から
伝わっていた。

中国ではアサガオ種は牛
一頭と交換するぐらい貴重な
種だった。

アサガオのタネは、今でも
下剤や駆虫剤として利用されて
いる。

 

 

春芽ふく樹林の枝々くぎりゆきわれは愛する言ひ訳をせず

2023年07月17日 11時50分15秒 | owarai

 

目の前に、上りの電車がゆっくり
入ってきて、停まった。ふたりと
っも、まるで申し合わせしたよう
に、立ち上がらなかった。

さっきから、帰りの電車を一本、
もう一本、と、遅らせていた。
ひとたび電車に乗ってしまえば、
ふたりの時間は数分後には終わる
と、わかっていたから。

「じゃ、今から行こう」
いつになく、強い口調だった。
「今から?どこに?」

優しい人はわたしの手を取ると、
改札に向かってずんずん歩き
始めた。わたしの手を取ると、
改札に向かってずんずん歩き
始めた。

わたしの手は炎のように熱く、
優しい人の手は真冬の月のよ
うに冷たかった。

まるで私の欲望を鎮めようと
するかのように、優しい人は
力を籠めて、わたしの手を握
りしめていた。

わたしたちは激しく、求め合
っていた。けれどもそれを言
葉で確かめるということは
しなかった。確かめなくても、
わかり過ぎるほどに、わかって
いたから。

入ったばかりの改札を通り
抜けて、わたしたちは駅の
外に出た。

駅前の大通りまで出てから、
優しい人は右手を上げて、
流しのタクシーを拾った。
タクシーに乗り込むと、優
しい人は運転手に向かって
告げた。

「休めるところまでお願い
します。できるだけ、遠い
ところで」

そんな言い方をしても、運転
手は一組の男女をどこかに
連れていってくれるものなの
だということを、わたしは初
めて知った。

ひとつしか年の違わない優
しい人が、ひどく大人びて
見えた。
車のなかでも、わたしたち
は固く、手を握り合ったま
まだった。

 

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赦(ゆる)せよと請うことなかれ赦すとはほまわりの花の枯れるさびしさ

2023年07月17日 11時39分45秒 | owarai

餌のやりすぎは禁物。

 

 裏切った人間を、ゆるすのと

ゆるさないのと、どちらが愛情

が深いだろうか。一般的には、

ゆるすほうが、相手を理解し、

心を優しく広くもった結果だ

と考えられるだろう。

家族的な愛や友情においては、

そうかもしれない。が、

恋愛においては、思いが深ければ

深いほど、ゆるすことはできない

ではないかと思う。

 

つまり、もし「ゆるす」という

気持ちになれるとしたら、それ

は何かをあきらめ、何かが終わった

ということなのだ。

 

 

「17歳」

2023年07月17日 11時38分29秒 | owarai

 

<二十年前のあなたへ>
いきは良い良い、帰りはこわい。
時の壁を超え、未来行きのタイム
マシンに乗って、あなたから届いた
お手紙を読んでいる最中に、つい、
そんな歌を口ずさんでしまい
ました。

ごめんなさい。東京駅から、下りの
新幹線に乗り込んだあなたは、うつ
むいて、今にも零れ落ちそうな涙
を、必死で堪えているというのに。

可愛像なあなた。
あんなに期待して、はち切れそうな
思いで胸をいっぱいにして、会いに
いったというのに、とうとう彼に
会えなかったね。会えなかっただけ
じゃなくて・・・・

つらかったね。ずいぶんつらい目に
遭ったね。

東京駅から電車を乗り継いで、彼の
住む街に着いたとき、あなたは駅
構内にある緑色の公衆電話から、
彼に電話をかけてみました。まだ、
携帯電話のない時代でした。

彼の電話は、留守番電話に切り替
わっていたので、あなたは伝言を
残し、駅前の喫茶店に入って、三
十分ほど時間を潰したあと、また、
かけてみました。

彼はまだもどっていなかった。
「もしかしたら、あたしの手紙、
届いていなかったのかな・・・・」
そんな風にも、思ったね、まるで、
自分に言い聞かせるように。

迷わずにいけば、駅から歩いて二十
分くらいのところに、彼のアパート
はありました。

公園のベンチに座って、彼への短い
メモを書き、――東京駅に着いたと
き、もう一度だけ、お電話してみま
す、と未練をたっぷりこめて――
それを手に、ふたたびアパートに
向かいました。

階段の下まで来たとき、あなたは
ふと、近くにあるごみ置き場に
放置されたままの、黒いビニール
袋に目を留めました。

猫かカラスに荒らされて、袋は破れ、
中身が飛び出していました。
「あっ」
と思って、あなたはごみ袋のすぐ
近くまで歩み寄っていきました。

さまざまなごみに混じって、見覚え
のある、うすいピンクの封筒。
ブルーのインクで記された、あなた
の文字。「青山晴彦様」。


それは、あなたがちょうど一週間前
に出した、手紙でした。
好きです。
会いたいです。
会いにいってもいいですか?
懸命に綴ったあなたのへの気持ちが、
あなたの気持ちが、あなたの声が、

まるで悲鳴を上げているように、
耳に飛び込んできました。
可哀想な手紙。
ごみと一緒に、捨てられてしまった、
恋。

ついさっき、あなたは、新幹線の
デッキに備え付けられているごみ
箱のなかに、彼へのメッセージと
ともに、その手紙を捨てましたね。

彼に捨てられた手紙だったけど、
自分で捨てる、ということが、
あなたにとっては、大切だったの
でしょうね。

あなたの自分の手で、恋を埋葬し
たかったのでしょう。

たくさん、泣きなさい。
二十年前のあなた。今、泣きたい
だけ、泣きなさい。

大丈夫。涙を流した分だけ、あなた
は優しい人になれるし、今味わって
いる悲しみの深さと同じだけ深い
幸せを、いつか、味わうことができ
るから。

だから、好きなだけ、泣きなさい。
今夜、部屋に戻ったら、滝のように、
雨のように涙をながして、その涙の
雨に、打たれるといい。

そうすればあしたの朝、つぼみは
きっと、花開くでしょう。雨を吸い
込んだ分だけ強く、たくましく、
可憐な花となって。

わたしはいつでも、これからも、ずっと
ここにいて、待っています。
あなたが成長して、大人になって、私
に会いにきてくれる日を。

もしも偶然どこかで、あなたを見かけ
たなら、うしろからそっと、声を
かけるね。

「また会えたね。二十年前のあたし」
ふり向いたあなたが、満開のお花畑
のような笑顔の持ち主だと嬉しいな。
それからふたりでカフェへいきま
しょうか?

そこで、今度はわたしがあなたに、
語って聞かせましょう?
この二十年間に、わたしがめぐり
会った、恋の物語。話しても、話しは
尽きないと思います。

なぜなら今、あなたの流している涙
に負けないくらい、堰(せき)の切れた
河のように、洪水のように、わたしも涙
を流してきたから。