「いつか・・・」ショート・ショート小説 -YouTube-Stacey Kent

あなたは？
この街に住んでいるの？
どこで、どんな仕事をして
いるの？

訊きたいことも、伝えたいこ
とも、あり過ぎるほどあるの
に、何ひとつ、言えない。

手のひらにまだくっきりと
残っている、あのひとの大き
な手のひらの、温かな感触。
躰中に、さざ波のように広が
ってい優しい余韻。

鍵のように、しっかりとそれ
らを握りしめて、でもどの部
屋の扉をあけたらいいのか、
皆目わからない。

「失礼します。もう行かなく
ては。ありがとうございまし
た」それだけを言うと、
アルバイト先の代官山TSUT
AYAのカウンターへと向かっ
た。

連絡先を伝え合うこともなく、
別れた。

風と木の葉のように。
異国の街角ですれ違った、
旅人のように。

それがわたしたちの、最初
の出逢いと、最初の別れだった。



YouTube
What the world needs now (HQ-HD) - Stacey Kent

https://www.youtube.com/watch?v=A2Ak1ArPU9g

めくるめくエクスタシー

「ぎゃあーーっ、
まずいっ！！！」


いや、何がまずいって、

「めくるめくエクスタシー」と
いうものを経験しないまま
セックスできない身体に
なるのが惜しい！

と、一緒に飲んだ女がの
たまわった。

女性は、エッチをしていないと
閉経して女性ホルモンの分泌
が低下するので、膣が収縮して
セックスが苦痛になるからだ。


自分がどんなセックスをした
いのか、
どんなセックスすれば興奮できる
のか、よくわからないという。

男の容姿とかチ○コのサイズとか、
それも大事だけど、

でも、それだけじゃない。
その日の「エロのツボ」を刺激して
くれないと、盛り上がりに欠けると
いうワケ。

（オトコは、エッチの最中、
偶然、見つけるワケだが）


・・・・・・。

まあ、
恋愛には、「夢見る能力」が
必要だ。

そして、
その「夢見る能力こそが
「若さ」であり、
同時に、、自他の現実をケロリと
見失える「バカさ」でもあるのだ。

「若さ」と「バカさ」はコインの裏
表。

でも、
そのコインには、生きるパワーが
あるんだなぁ～。

あのね。

涙をいっぱい溜め込んで
いると風邪をひくよ。

咳も出る。

熱も出る。

そういうのは、
薬を飲んでもなおらない。

心と身体はつながって
いるでしょ。

泣きたいときは思いっきり
泣かないと。

病気になっちゃう。

もしも誰かがいて泣けないなら、


お風呂でもいいよ。


涙を、お願いだから
ためないで。

花嫁姿のおんなに気をつけろ！

女が一生で一番見栄を
張る瞬間といったら、

そりゃ
もう「結構披露宴」だよね。

なにしろ、
平凡な庶民がマリー・アン
トワネットのごとく着飾るこ
とを許される、
一生一度の機会だ。

なんと、知人の女性が
花嫁姿になった。
（バツイチだが）細かいことは
見逃そう！

普段から虚栄心とテンション
の高さが人並外れているから、
さぞかし豪華なドレスと思い
きや、

旦那は、そーゆー華美な装い
を嫌うタイプで、自分ではシンプ
ルなウエディングドレスを
選んだつもりが、

教会で初めて彼女のドレスを
見た瞬間、彼は鼻にシワを
寄せて「ケっ！」としたんだそうだ。

　男性諸氏、こーゆー態度が、
後々まで女の心に深～い禍恨
を残すモノなんだ。

どうか、
皆、気をつけようぞ！！！


あの時、彼女の頭の中の

「いつか殺してやる」リストの
筆頭に、彼の態度はしっかり
と太字でメモされたのだ。

あ～なんまいだぁ～（チーン！）

パンツ

見えないところで”ソノ気”に
なれる、おんなの秘密兵器。

「女のパンツは、細ければ
細いほどいい！」とは、
才人リリー・フランキーさんの
名言。

「パンツは、女ととしてのやる気
から美意識、成熟度まで、
女のすべてを象徴している」

女は、華奢なランジェリーを
身につけている日は、
足さばきが、まず変わる。
スカートの下からも、

知らず知らずに、
”色気”がにじみ出ている
はず。