法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

カウンセリング研究会《くりのみ》
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主宰者の《日乗》

10月の《親鸞とカウンセリングコース》終了しました。

2013年10月27日 18時47分03秒 | カウンセリング研究会【くりのみ】

本日午前、10月の「親鸞とカウンセリングコース」が終了しました。

参加者は、総勢6名(男性2名 女性4名)でした。
*3名(男性2名 女性1名)の方から、欠席のメールをいただきました。
  ご連絡ありがとうございます。

台風27号の影響による大雨の中をお集まりいただきました。
ありがとうございます。

学習会の流れ

①『正信偈』 読誦(草四句目下げ)

②浄土和讃 『弥陀成仏のこのかたは』 (初重)の練習をしました。

③井 戸 端 参加の皆さんから、近況等を話していただきました。
  
小 ◇さん…ご主人を白血病で見送られ、千葉のお寺で樹木葬をされたそうです。
佐 ◇さん…(小学校の主事さんをしておられます)
         先週の台風接近時の学校の様子を話してくれました。
         子ども達は、午前中休校。お昼からの登校。
         教職員は、普段通りだったそうです。
河 ◇さん…義兄を見送られた由。
         義兄さんは、海兵に入校した時に終戦。
         戦後、旧制・新制の大学・大学院で建築方面を学ぶ。
         奥さん・子どものいな義兄を、河◇さんのご家族が密葬で送られてそうです。
         葬儀後、そのことを耳にした昔の友人からお悔やみの言葉が多く届けられたそうです。
         ご高齢のお友だちの厚い友情の感動報告をしてくれました。
富◇◇さん…悪性のリンパ腫のお母さんの介護の様子をお話してくれました。
         富◇◇さんは、若い頃、積極的で他人の話を聞くよりも自分の発言の方が旺盛だったそうです。
         仏教を学びはじめ、お母さんの介護に寄り添うようになって、
         「聞く」ことの大事さを痛感しているこの頃。
         そういう土台の上で、カウンセリングに関心があるそうです。
浅 ◇さん…上田市の「無言館」に出かけたそうです。近況を話してくれました。
         また、義理の甥が交通事故で亡くなり、
         残された姪と男児三人のサポートのことを話してくれました。
鈴 木  …先日ブログで更新した『臨床仏教学のすすめ』の感銘記を話させてもらいました。
        “音声(おんじょう)のほとけたち”、良い言葉です。


④(聞者くりのみ)の『高僧和讃』を聞いていただきました。
  富◇◇さんに、調声をしてもらいました。

⑤テキスト、岩波文庫 金子大栄校訂『教行信証』
      267㌻12行目~275㌻を音読しました。
 
      その後、意見交換。

      今回で、『証巻』終了。
      次回から、『真仏土巻』に入ります。 


→次回の「親鸞とカウンセリングコース」は、
  11月23日(土) 午前10時~12時 タワーホール船堀

どなたでも参加できます。
直接、会場にお出かけ下さい。
(事前にメール等をいただけますと、舞い上がって喜びます)

 
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若い男性に感謝。若いお巡りさん大丈夫?

2013年10月26日 23時30分15秒 | 日乗

今晩7時から、毎月定例の「吟醸の会」に参加しました。
前月は、白内障の手術後なのでお休みしました。

今晩は、九州の吟醸酒をいただきました。
極上の一品には出会えませんでしたが、どのお酒も平均以上で美味しくいただきました。

散会の時、お土産に1升瓶(中味は半分ぐらい)一本をいただきました。
乗車駅迄は瓶を手に持っていたのですが、ホームでリックサックに入れました。

降車駅。
駅前の横断歩道を渡っていましたら、
突然、リックサックが軽くなり、「ガシャン」と割れる音。

リックサックを両肩に入れておけば良かったのですが、
片肩だったために1升瓶が滑り落ちて割れてしまいました。

すぐ前は、バス停。
バスも、発車間際な感じ。
一般車両も、瓶を踏みつけそうな場所柄です。

急いで、近くの交番に走り、実状を話して箒とちりとりを借りました。

リックを背に、コートを右手に抱えて割れた1升瓶の破片を集めていたところ、
通行中の若い男性が、
「大丈夫ですか?」
「お手伝いしましょうか?」
との、優しい声かけ。

「ありがとうございます。ちょうど終わりました」とお礼を申しました。

借りた、箒・ちりとりとガラスの破片の片付けを交番の若いお巡りさん依頼しました。

お巡りさんに、
「通行の中の若い男性の方が優しく声をかけてくれました。
どうして、お巡りさんは現場をみて、交通安全の配慮をしてくれなかったのですか?」と。

お巡りさん曰く
「交番を空けられません。何があるかわかりませんから待機していました」と。

カッチンときました。

交番には、ベテランのお巡りさんがいました。
駅前・交番の前は、平常のごとく何も起こる気配はありません。

若いお巡りさんは、ぼくに箒とちりとりを貸してボーッと立っていたのでした。

ぼくの過失で、1升瓶を割ってしまったことが一番悪い。
でも、破損した瓶をそのままにして逃亡をしない。
一部始終を話して、その事情を承知しながら、
一緒に現場に同行しない、現場を見ない巡査に腹が立ちました。

バス・車が、破損した瓶を踏みつけたらどうなるのでしょう?

若いお巡りさんの態度は、箒とちりとりを貸したらそれでおしまい。
お巡りさんの、我は関せずの態度と言動言動は如何なものでしょう?

想像力もなし。
現場の確認もなし。
形式的な返答。
自己弁護。

片付けを済ませて、一連の出来事を若いお巡りさんに話して聞かせました。
最初は防衛しきりでしたが、次第に何かを感じてくれたようです。

大事なことは、「現場主義」です。

若いお巡りさんは、ぼくの迫力に負けたようですが、
勝ち負けはありません。

その時、その場で、立場を超えて、安全・安心が実現できる社会を作っていきたいものであります。


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臨床仏教学

2013年10月25日 16時50分58秒 | 日乗

先日、区立図書館で、題名に引かれて借りたきた一冊です。

臨床仏教学のすすめ
大村英昭著
世界思想社
2003年9月20日 第一刷

著者の大村さんは、大阪大学名誉教授。浄土真宗本願寺派圓龍寺16世。
専攻は、臨床社会学、宗教社会学。

随分前に、東京大学の佐藤学先生が、「臨床教育学」を発信していた記憶しています。
また、しばらくして、大阪大学総長だった、鷲田清一さんが「臨床哲学」といっていたと思います。

で、本書に出会うまで、不勉強で、「臨床宗教学」ということも大村英昭のお名前も知りませんでした。

ぜひ、お勧めです。

遺骨新宗教、死後のイメージ、僧侶の実践力、生命倫理をめぐる諸問題、良寛、etc
現代の我々が直面している問題について考えられます。

ぼくとしては、
(くりのみ会)で、道元さん親鸞さんの著作の音読を大切にしていますし、
また、個人的には親鸞さんの和讃・大谷声明を勉強していますので、
エッセー「音声(おんじょう)の仏たち」からいろいろヒントをもらったところです。

そのへんの事情は、近々、【落穂拾い】に書きます。


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人生の大先輩

2013年10月25日 13時52分59秒 | 日乗

いつも、当ブログにコメントを寄せてくれる恋歌さんからメールをいただきました。

NHKの夕方の番組で元気な先輩の紹介があったそうです。

大学で国際政治を学ぶ99歳の川村信勝さん。

毎日、優しさを感じさせる絵と文章を更新している91歳の堀江幸子さん。


お手本なる大先輩です。


大好きな、毎田周一の言葉、

永遠なるものをもとめて

永遠に努力するひとを 

菩薩という

川村さん、堀江さん、すばらしい「菩薩道」ですね。

NHKの番組紹介→http://www.nhk.or.jp/you-doki/archive/life/20131015.html

堀江さんのブルグ→http://plaza.rakuten.co.jp/sacchan1029/


恋歌さん、ありがとうございました。

早速、堀江さんのブログを、「お気に入り」の追加しました。

 

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Wシリーズ レッドソックス初戦完勝

2013年10月24日 23時06分00秒 | 日乗

米大リーグのワールドシリーズが始まりました。

やはり、日本人選手が出場しているので、つい関心をもってしまいます。

初戦は、レッドソックス8ー1カージナルスで、
上原投手と田沢投手が在籍するレッドソックスの快勝でした。

田沢と投手は、八回二死から二番手投手として初登板。
見逃しの三振を奪いました。

点差が開いていたので、上原投手の登板はありませんでした。
良い、休息になったことでしょう。

田沢投手・上原投手の活躍で、レッドソックスの優勝を念ずるものです。

単なる日本人びいきの、にわか大リーグファンですが・・・(笑)


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先輩Hさんと一杯

2013年10月23日 22時01分35秒 | 日乗

教職についたころの同じ職場の先輩Hさんと本八幡の蕎麦屋さんで一杯やりました。

Hさんは、退職の数年前、胃癌が見つかり、癌研病院で胃の摘出手術をあいました。
退職を前に仕事を辞められ、奥さんと博多に移られました。

年に数回、検診で上京。
その機会に旧交を温めて一杯やってきました。

Hさんは、図工専科。
子どもたちの指導も行き届いて、児童の作品を各種のコンクールに出品。
子どもたちや保護者の方々も尊敬をされる先生でした。

ご本人も、制作の人でした。
毎年、ボーナスを使って、銀座の村松画廊・小林画廊で大きな個展を開催。
大勢のファンもつくようになりました。

発病・手術・博多への移住。
この10年は、制作も少なくなっていました。

今晩お話をお聞きしたところ、制作意欲もおう盛のお話。
来年、10数年ぶりに、銀座での個展に向けて制作をスタートするとの由。
本当に楽しみ・意欲的なお話でした。

現職の頃は、毎土曜日、仕事が終わると銀座の画廊回りをする研究熱心。
ぼくも、何度かお供したことを思い出します。

その頃、40年前、銀座の画廊はずいぶん変わりました。
画廊の数も少なくなりました。

先輩の活躍が楽しみです。

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『教行信証』の“音読”から、“聞く”へ

2013年10月22日 23時05分13秒 | 日乗

カウンセリング研究会くりのみ《親鸞とカウンセリング・コース》では、
2011年4月から、月一回、

金子大栄校訂 『教行信証』
岩波文庫

をテキストとして、“音読勉強会”を継続しているところです。

一般に、仏教の勉強は、先達(大学の先生や僧侶の方)を講師にお呼びしての勉強会が主流のように思います。指導者のお話(講義・提唱etc)を聞くが多いですね。

一方、くりのみ会では、講師をお呼びしないで、
参加者が(横並び)で、『教行信証』に(直に)ぶつかる。
“音読”しようとの確認でスタートしました。

お陰様で、今週土曜日の学習会で、「証巻」を音読が終わります。

さて、“音読”ということではじめた勉強会ですが、
この頃、“音読”から“聞く”へ比重をかけようと考えているところです。

親鸞さんは、「聞信」を大事にしています。
そのことがしっかりと受けとめられていなかったように思います。

ご存知のように、『教行信証』は、『文類』という形です。
(経・論・釋)からの引文です。

これまで、私は、
親鸞さんは、(経・論・釈)を引文をし・書き写し・読んでいたと理解していました。

ところが、親鸞さんは、(経・論・釈)を(聞いていた)と思うに至りました。

その辺の事情は、【落穂拾い】に書きますが、
くりのみ会での学び方を、
『教行信証』の“音読”から、
世尊の教え聞く、高僧七祖の教えを聞く、
親鸞さんの教えを“聞く”ことに重点を置くことにします。


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楽天 日本シリーズ進出!

2013年10月21日 23時20分58秒 | 日乗

パ・リーグCSファイナルステージ

楽天8ー5ロッテで、楽天が創設9年目で初の日本シリーズに進出しました。

楽天の優勝の立役者は、なんと言っても田中将大投手の活躍ですね。

それと嶋捕手、若い選手の台頭ですね。

勢いを観じました。

さて、日本シリーズ。

田中投手で2勝~3勝。

もし、田中投手が、これまでの勢いを継続することができたら、楽天の日本一が見えてきます。

しかし、巨人の選手層が厚いです。

楽天の優勝を期待したいるのですが、巨人が優勢なのでしょうね。

 

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『自然死のすすめ』 中村仁一

2013年10月21日 15時04分12秒 | 日乗

昨日午後、1時30分から4時、
目白の日本女子大桜楓会に出かけました。

カウンセリング講座の秋の講演会

『自然死のすすめ』

~生きて・老いて・安らかな最後を迎えるために~

講師:社会福祉法人老人ホーム「同和園」

    附属診療所・医師  中村 仁一


~配付の資料から~

◎人生は、《往き》(繁殖期)→《折り返し点》→《還り》(後繁殖期)である。

◎繁殖を終えた生きものとしての賞味期限の切れた「還り」の生き方が大事である。
 「老」には、寄り添う。
 「病」には、連れ添う。
 「健康」には、振り回されない。
 「医療」には、限定利用。
 「死」には、妙にあがらわない。

◎繁殖を終えて生きものとしての賞味期限が切れたもの仕事。
 ①色々な不具合と上手に折り合いをつけて生きる「老いる姿」を見せること。
 ②できるだけ自然に死ぬ「死にゆく姿」を見せること。…最高の“遺産”

医療・介護の現場の出来事を土台にしたお話で、満場が笑いに包まれた会場でした。


最後の質疑の時間に、質問させてもらいました。

ぼくの質問:「中村先生が本日のお話のような人間観・死生観・医療観・介護観」をもたれた転回点のあたりを教えて下さい。

先生のお答:「父が、眼科医院での医療ミスで失明したこと。先生ご自身が40歳を過ぎて不整脈の発作があり、その後に宗教の勉強を始めました。最初、聖書を読みましたがしっくりとしませんでした。最後に、仏教・世尊の教えに出会いました。今日の私の話は、世尊のお教えです」(要旨)

偶然ですが、昨日の東京新聞朝刊の「あの人に迫る」でインタビューに答えられています。
関心のある方は、昨日(20日)の朝刊をご覧下さい。
ぜひ、お勧め。


中村さんから、「あなたに伝えたい」


医療は頼りになるとは思わなかった。

医療から生き方は出て来ない。

 

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10月の《親鸞とカウンセリングコース》ご案内

2013年10月21日 09時22分23秒 | カウンセリング研究会【くりのみ】

10月の「親鸞とカウンセリングコース」

   日 時 : 10月 26(土) 午前10時~12時
   場 所 : タワーホール船堀 (部屋は入口の掲示板をご覧ください)

 
《学習の流れ》
 
・『正信偈』の読誦
  

・井 戸 端(楽談タイム)

・『三帖和讃』を聞く (5分くらい)

・金子大栄校訂『教行信証』岩波文庫 音読
  *今回は、267㌻12行目~275㌻を音読します。
 
 *感想・意見交換
  *「核心の一句」「人生の杖になる言葉」を探す。 


◎その他
  ①会費+会場費  大人1000円    大学生500円

  ②テキスト・資料等は、事務局で用意しています。
    *テキスト 金子大栄校訂『教行信証』岩波文庫
      お手元にある方は、お持ちください。  

  ③《くりのみ会》は、特定の団体・宗教・宗派とは関係ありません。
    どなたでも参加できます。

  ④勉強会の後、ランチ&懇親タイムもあります。 (12時から1時間程)
    自由参加です。毎回、楽談で盛り上がります。

 ◆次回は、11月23日(土)になります。(『真仏土巻』に入ります)

 

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