今晩7時から、毎月定例の「吟醸の会」に参加しました。
前月は、白内障の手術後なのでお休みしました。
今晩は、九州の吟醸酒をいただきました。
極上の一品には出会えませんでしたが、どのお酒も平均以上で美味しくいただきました。
散会の時、お土産に1升瓶(中味は半分ぐらい)一本をいただきました。
乗車駅迄は瓶を手に持っていたのですが、ホームでリックサックに入れました。
降車駅。
駅前の横断歩道を渡っていましたら、
突然、リックサックが軽くなり、「ガシャン」と割れる音。
リックサックを両肩に入れておけば良かったのですが、
片肩だったために1升瓶が滑り落ちて割れてしまいました。
すぐ前は、バス停。
バスも、発車間際な感じ。
一般車両も、瓶を踏みつけそうな場所柄です。
急いで、近くの交番に走り、実状を話して箒とちりとりを借りました。
リックを背に、コートを右手に抱えて割れた1升瓶の破片を集めていたところ、
通行中の若い男性が、
「大丈夫ですか?」
「お手伝いしましょうか?」
との、優しい声かけ。
「ありがとうございます。ちょうど終わりました」とお礼を申しました。
借りた、箒・ちりとりとガラスの破片の片付けを交番の若いお巡りさん依頼しました。
お巡りさんに、
「通行の中の若い男性の方が優しく声をかけてくれました。
どうして、お巡りさんは現場をみて、交通安全の配慮をしてくれなかったのですか?」と。
お巡りさん曰く
「交番を空けられません。何があるかわかりませんから待機していました」と。
カッチンときました。
交番には、ベテランのお巡りさんがいました。
駅前・交番の前は、平常のごとく何も起こる気配はありません。
若いお巡りさんは、ぼくに箒とちりとりを貸してボーッと立っていたのでした。
ぼくの過失で、1升瓶を割ってしまったことが一番悪い。
でも、破損した瓶をそのままにして逃亡をしない。
一部始終を話して、その事情を承知しながら、
一緒に現場に同行しない、現場を見ない巡査に腹が立ちました。
バス・車が、破損した瓶を踏みつけたらどうなるのでしょう?
若いお巡りさんの態度は、箒とちりとりを貸したらそれでおしまい。
お巡りさんの、我は関せずの態度と言動言動は如何なものでしょう?
想像力もなし。
現場の確認もなし。
形式的な返答。
自己弁護。
片付けを済ませて、一連の出来事を若いお巡りさんに話して聞かせました。
最初は防衛しきりでしたが、次第に何かを感じてくれたようです。
大事なことは、「現場主義」です。
若いお巡りさんは、ぼくの迫力に負けたようですが、
勝ち負けはありません。
その時、その場で、立場を超えて、安全・安心が実現できる社会を作っていきたいものであります。