私が週一回出かけているある小学校の相談室は、休み時間になると子ども達が２０～３０名程集まってくる。
集まった子ども達は、それぞれ、独楽・ベイゴマ・折り紙・落書き・将棋・囲碁etcで遊んで、チャイムが鳴ると片付けをして教室に戻っていく。
一応、私は、スクールカウンセラーということでその場に同席しているのだが、(にこにこ)させてもらいながら安全面の気配りをして同席している。
マア、お地蔵さんみたいな存在かな・・・？
この存在を私は気に入っているのだが、時々、「先生！相談があります」とか「話を聞いて下さい！」といったリクエストもはいる。
先日、６年生の男児の相談にきた。
男児：先生、強くなるのにはどうしたらいいですか？
聞者：強くなりたいの？筋肉モリモリ、パワー全開になりたいのかな？
男児：そうです。やっつけたい奴が二人います。
聞者：具体的にイメージしている相手がいるの？
男児：はい。
聞者：その二人から、意地悪されたとか？
（回りに大勢の同席者がいましたので、話が飛んでしまったかな？）
男児：そうです。その名前はボンドです。
聞者：００７のボンドのこと？
男児：そうなんです。どうしたら、ボンドに勝てますか？教えてください。
聞者：うむー。（黙考）そうだねー、日本語はもちろんだが、英語、フランス語、ドイツ語、ロシア語、中国語を勉強して、ＦＢＩかイギリスの諜報機関で勉強するというのはどうだろう？
男児：分かりました。勉強します。
他愛のない雑談です。
凡愚なカウンセラーの私は、子ども達が授業の合間や学校生活の隙間で、ほっと一息してくれる場所と時間を提供することも大事なしごとだと考えています。
私にはピッタリお似合い役割だと、大変気に入っているところです。
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