着物で文化人気取り

諸事情により最近は着物を着る機会が減り、
ネタも様変わり
日々感じたこと、本、映画など
思うままに書き綴っています

新しい日本の舵取り

2006-09-20 21:18:10 | 日々の思い
ま、大方の予想どおりの結果になりましたね。 

これからこの国がどういう方向に進んでいくのか、じっくり拝見したいものです。 

それにしてもあと僅かとなった小泉政権。 
思いのほか長期政権となりました。

新政権発足前に私なりの
小泉政権への総括を述べてみたいと思います。

どの政権にも言える事ですが、
小泉政権の5年間についても功罪両面があると思います。

私が思う一番の功。
それは拉致問題を相手に認めさせたこと。まだまだ解決には至ってませんが、
長い間膠着状態にあった北朝鮮に自ら渡り、
拉致を公に出来たことは彼の行動力のなせる技だったのでしょう。
田中真紀子更迭により、下がっていた支持率が一気に回復したことからも
この問題に対する日本人の関心の高さが分かります。
もう一つの功。
それは大衆が政治を身近に感じるようになったことではないでしょうか?
今まで全く関心の無かった人々も、彼が国会を劇場化することで
政治を面白く感じるようになったと思います。 
でもこの事は一面で、大衆を一気にひとつのムードに流してしまうという危険性もはらんでいますが・・・

そして罪。
これは何と言っても格差社会を創出したこと。
コツコツと汗水流して働きつづけた人々が
報われることのない世の中にしてしまったことは、彼の言うところの「痛みを伴う改革」の一言では片付けられない問題だと思います。
そしてもう一つは犯罪の増加。
日本人の多くが言いようの無い閉塞感にとらわれ、未来に希望を抱けなくなっています。
それが若者を狂気に駆り立てている、と言うのは考えすぎでしょうか?

それにしても、
良くも悪くも小泉純一郎という総理大臣は
日本の近代史の中でも類を見ないほどの
決断力・行動力の持ち主だったと言えるでしょうね。
ここまで非情な裁断を下せる人は
次になかなか現れないのでは?

そして彼の決断が正しかったか間違っていたかは、
数年、数十年の後になって歴史が評価することでしょう。

ともあれ
新しい日本の船がまた出港しようとしています
漂流するか目的地に到達するか、これからじっくりと見ていきたいものです。



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