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四大陸女子シングル:順位は納得、でも得点は?

2012-02-25 22:35:30 | フィギュアスケート

毎度のことながら、「一体いつの話よっ!?」て時期になりました

それでもスルーはしたくないので・・・

男子の演技はまだ全部見終わっていないので、女子の方から述べたいと思います。

残念ながら真央の優勝はかないませんでしたが、

SP、FS両方でついに3Aに挑んできたことは、大きく前進!!

何れも回転不足を取られたけれど、FSの方はかなり完璧に近かったと思います。

なのにまたしても、GOE-3をつけたジャッジがいる

プロトコル(←クリック)

具体的にどこが悪かったのか、こちらが分かるように説明して欲しい。手を付いたわけも両足着氷でもなく、跳ぶ前からスピードもあり、美しい着氷その後も流れが途絶えることのない質の高いジャンプだったと思います。加点がついても良いくらい。URまでは仕方がないとしても、あれにマイナスをつけるのは悪意があるとしか考えられない。八木沼さんも、荒川さんも「回転不足はとられたけど、ほぼ完璧に近い3Aだった」と言っていました。さらに八木沼さんは、「全日本の時よりスケーティングがさらに滑らかになってますねぇ」とも言っていたのに、PCSも抑えられている感は拭えません

後半は、3lzで手をついたり、3Sが回転となるなど、全日本同様、苦手意識が出たのは残念だったけど、今、完璧であるより、世界選手権に向けての課題を残すほうが彼女の気概はさらに高まり良いのかもしれない。試合後に「これで自分はもっとやれると信じられた」と答えたことに頼もしさを感じます。

次から次に新たなライバルが誕生し、以前のように楽しんで滑ることは難しくなっただろうに、今シーズンの真央は「シェヘラ」、「愛の夢」そのどちらを演じているに時も柔らかい笑顔があって、見ているこちらの気持ちを和ませてくれます

順位よりも、今すべきことをひとつひとつやり遂げようとする大人になった真央が、そこにいます。

 

そして、今回の試合を見て、フィギュア大国アメリカの復活を感じました。

アシュリー・ワグナー、見事な逆転優勝です。先シーズンの美姫を彷彿とさせる安定したジャンプ、そしてダイナミックな演技。GPシリーズ、NHK杯の時も良かったけど、さらに完成されていてスナミナ面でも抜群の強さを誇っていました。ワールドまでこの好調を維持すれば、来年はアメリカも再び枠獲得出来るでしょう。是非そうなって欲しい。米フィギュア界には才能あふれる選手がたくさんいるのだから、日本同様、最大枠で参戦してくれた方が断然面白い試合になるのだから

そして、今回アシュリー以上に私の心を奪う演技をしたのがキャロライン・ジャン。彼女も真央同様、数年前からジャンプの矯正に取り組んでいたけどなかなかすぐに結果に結びつかずにいた。プラス彼女が苦しんだのが女子選手の宿命ともいえる体型の変化。昨シーズン、あまりにも豊満になりすぎた彼女を見たときは別人かと思ったよ。今シーズンも開幕当初は昨年とあまり変わっていなかったけど、それが年が明け、全米選手権の時には驚くほど体を絞り、スタンディングオベーションを招くほどの素晴らしい演技を披露したそうです。そしてその感動の演技を、四大陸でも見せてくれました。ジャンプを全て決めたのは勿論素晴らしいけれど、やはり圧巻なのはパールスピンとスパイラル。格の違いを見せつけられた気がしました。これだけの演技をしながら、(枠しかないってこともあるけど)ワールドには行けないのだから本当に厳しい。今季の全米選手権女子は、ある意味美姫が欠けた全日本よりレベルの高い試合だったと思います。四大陸にもワールドにも出場できないけど、長洲未来ちゃんもいて、さらにシズニーやもっと若い有力選手が後ろにたくさん控えています。最近はロシアのジュニア世代にばかり目が向いていたけど、どうしてどうして、米女子の層の厚さは負けていない。いずれ真央や美姫が現役を引退したあと、日本はフィギュア王国の地位を維持できるのかと、ちょっと不安になりました

 

さて、

他の日本人選手やほかの選手については、長くなったのでまた次で・・・

 

 

 


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