着物で文化人気取り

諸事情により最近は着物を着る機会が減り、
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世界フィギュア2011男子シングル感想

2011-05-03 23:13:28 | フィギュアスケート
まずは、美姫の優勝と、崇ちゃんの準優勝おめでとう
二人とも、ジャッジによるあからさまな減点の口実を与えないパーフェクトな演技をしてくれたことに感謝するよ
きっと被災された方々に勇気を与えたと思う

とはいえ今、私の中ではISUに対する不信感が最大限に膨らんでいて、
今後もフィギュアファンを続けられるか自信が無い
採点に対する不可解さについては、
既に多くのブログ主さんたちが分析されていますのでここでは細かく書きませんが、
まずは男子ショートから愚痴を述べるとしようか

以前、ジョニー・ウィアーが、一つの国で3枠獲得した場合はうち一人の点が抑えられると語っていたらしいのですが、まさにその通りの結果になったなと思います。

今回のターゲットは崇ちゃん。
確かにジャンプで手を突くというミスをしたけれど、その後の流れを止めるものではなく、十分に建て直しは図れていたと思うのに、各要素のレベルが抑えられている

パトチャンの技術点に関しては今回ばかりは文句のつけようは無い。この1年での進歩は確かに目覚しく、4回転ジャンプは男子の中で最も安定してる。並の選手ではないと認めざるを得ない。
でも、93点という歴代最高得点に関しては、バンクーバーの時の女子フリー同様、
滑走順が影響したと思ってしまう。
パトチャンより後に滑る大ちゃんや殿が完璧な演技をした場合の予防線と言うべき得点だと考えます。教科書のように完璧な技術を持っている選手だけれど、
観衆を魅了する力は大ちゃんや殿が上だ
なのにPCSが全てにおいて異常に高すぎる
GOEの加点だけでは足りなかったのね。


男子ショートのリザルトはコチラ(←)

加えて演技後のパトチャンのインタビューが気になった。
「ジャッジのために頑張ってよかった」ってな言い方だったかな?
あぁ、そうですか。やっぱりあなたはファンや観客、そして自分が納得するためではなく、ジャッジのために滑っていたのですね
戦略としてジャッジにアピールするのは分かるけど、ジャッジのために滑るというのはアスリートとして違うのではなかろうか?
彼は多分深く考えずに答えているだけで、性格は意外と良いヤツかも、と最近思うようになったけど・・・女子の誰かさん同様、ジャッジの偏愛に守られているという印象をぬぐうことが出来ない

ショートが終わって2位と10点以上もの差がついた時点で、
フリーで他の選手がどれほど良い演技をしても逆転は不可能に近い

案じたとおり、翌日のフリーでも187点台という途方も無い銀河点
これは今後、他の選手がどれほど完璧に滑ろうとも越すことは出来ないだろうな
ただ一人、越える選手がいるとすればパトチャン本人だ。来年当たりショートとフリーの合計は300点以上になるのかも

そして・・・

とのっ!!!!!!
またしてもザヤック違反かい!?
頼むっ!!来期は算数の勉強からやり直してくれ!!!

大ちゃんは・・・
もう気の毒としか言いようの無いアクシデントの中、
最後まで諦めずに大ちゃんしか作り出せない世界を作りあげてくれた
連覇達成が果たせなかったことは残念だけど、潔く「自分のミスです」と言い、そしてソチを目指すために現役続行を決意してくれた大ちゃんの思いは嬉しかった

ああそして、
今シーズンはやっぱり崇ちゃんのシーズンだった

日本人選手が優勝争いからことごとく脱落する中、日本中の期待を背負うプレッシャーをはねのけ、最後まで非の打ち所の無い完璧なフリーだった
今シーズン最高の出来だったよ
わずかでもミスをしたら、ジャッジは容赦なくダウングレードをとり、マイナス評価を与えていただろうけど、その思惑を完全に封じ込めてくれた。
ありがとう
今回大ちゃんと殿は不本意な結果だったけど、来年ワールドの男子シングルの枠を3枠獲得したのは日本だけ
やっぱり凄いことだよ
来年は羽入君も出場の可能性が十分。またも熾烈な国内戦になりそうです。

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