というのは、有川浩さんの本のタイトルです。
友達が貸してくれました。
あ、有川浩さんていうのは、私の今お気にの作家さんで、「空飛ぶ広報室」「県庁おもてなし課」あと、「図書館戦争」なんかも氏の作品。
私が一番好きなのは「3匹のおっさん」「続・3匹のおっさん」なんですけどねー。
でも、この本を手に取った瞬間、やばい!って思いました。
帯を見たら「僕とナナの最後の旅」って書いてあって。
猫、死ぬんだーって思ったから。
だからなかなか読み始められなくて、友達にさっさと読めーとせっつかれて渋々読み始めたら、猫が死ぬ話じゃなかった。
ナナというカギ尻尾を持つ猫と、サトルという30過ぎの男性の哀しくも切ないおはなしでした。
猫目線の文章です。
このナナちゃん、オスですけどカギ尻尾が数字の7に似ているからナナ。
サトルと野良猫だったナナの出会いからお話は始まります。
野良だったナナがサトルの飼い猫になり5年が過ぎ、ある理由でサトルがナナを手放さなくてはならなくなった。
その貰い手として、サトルの懐かしい友人に銀色のワンボックスカーに乗って会いに行く、そこでまたモノガタリがあってって。
あちこちの友人をサトルと一緒に訪ねて行くナナの語り口が良いんですよね。
飼い猫になっても野良猫魂を忘れない、誇り高い利口な猫。
こんな事を猫は考えているのかなーなんて思いました。
でもね。
最後は・・・・・・・・・
号泣ですよ。
(TT▽TT)ダァー 。
だから昨日ブログ書けませんでした。
サトルがナナを手放さなくてはならない理由。
それが途中からなんとなくわかってきて。
最後はナナとサトルの堅い結びつきに(TT▽TT)ダァー なんです。
うちにも猫2匹いたなーって。
大切な大切な猫。
すごく思い出しました。
かなり泣けますが、読後感は良いです。
さすが有川氏。
「猫旅リポート」
おススメです。
うっかり借りている間に表紙を撮るのを忘れておりました(笑)