なんでもノート

デュッセルドルフより、
非日常的な日常の記録。

”Schwarzfahren”事件

2009年05月02日 | デュッセル生活
今日は友人がデュッセルドルフに来てくれたので、街を案内。スーパーに目のない彼女を少し離れた大型スーパー「real(レアル)」にお連れしたその帰り、路面電車の中の検札でひっかかり、一人40ユーロ、しめて80ユーロを請求されました。

ドイツは大抵、電車でもバスでも改札がないのですが、切符を買ってさらに車内等で刻印しておかないといけないシステムです。時々抜き打ちで検札があり、これは善意の間違いだろうが、外国人だろうが、言葉ができなかろうが容赦なく、厳しいことで有名。なので私は今日もきちんとチケットを買って刻印しておりました。
しかし、私が持っていたのは「Kurz」チケットという短区間用のもの。どうやらこれは3駅程度しか有効でなく、私はそこまで短いと認識しておらずこの日まで暮らしており(!)、この日はそれ以上乗ってしまっていた模様。

これはもうだめかも、と思いましたが、だめもとで粘りに粘り、その場での徴収を勘弁してもらい、後日事務所と交渉してよいということになりました。

がっくりして帰路につく…つもりがさらに誤った方向の電車に乗り込み、愕然。しかし終点で運転手さんと仲良くなり、帰路は運転席の後ろで楽しい乗車となりました。


よく見ると運転手さんが手を振ってくれてます。


かねてから私が面白いと思っていたドイツ語単語の一つが「Schwarzfahren」です。直訳すると「黒い乗車」、不正乗車を指します。「Schwarz」は「黒」でこれがつくと、よくないことが多く、「Schwarzarbeit」といえば「不正就労」。でも「Schwarzbrot(黒パン)」の場合だけは「weißbrot(白パン)」よりおいしいよね、というコメントもありましたが…こんな体験をすることになるとは;

Yさん、せっかくデュッセルドルフに来てくれたのに、こんな目にあわせて本当にごめんなさいm(__)m
※5月10日現在、諸事情によりまだ係争中です。

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