TAKE IT EASY

~Don't think,feel.

#218.日々是精進

2007年03月14日 22時09分36秒 | 2004-2019

十勝ヨーグルト 食べてる。大好物。むふ。

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手がかさかさー。
こんばんわんだふる。

たまにうつぶせにしてやるくらいで特になにも教えてないのだけれど。息子さんの身体のひねり具合が着実に寝返りに近づきつつあります。すごいなぁ。進化の順序ってどうしてこうちゃんとしてるんでしょう?すごいねぇ。すごい。

でもまだ下になった手が抜けないんだよね。じっとみてると、あらためて、あり?この手ってどうやってぬくんだろうと不思議になりまして。

横向きになっちゃってにっちもさっちも行かない息子さんの隣でだいの大人(ワタシ)が、あらためて寝返ってみた次第です。あいかわらずばかだなぁ、ワタシ。

ん~。ここが勝負どこみたいね、息子さん。がんばです。日々是精進。

明日からは、もうひとつの実家に行ったりおっとっとの実家へ行ったりするので、ひとまず長居したこっちの実家とも明日でお別れ。さみしーのー。

今日は最後の晩餐で、母がすきやきをおおばんぶるまいしてくれました。「来年の今頃はこんなのあぶなくて食べてられないよねぇ」なんてしみじみ。

去年の今頃はちょうど妊娠が発覚した頃で、1年後には子供が生まれてるのか~なんて、全く、全然、ちっとも信じられなかったっけなぁ。

来年の今頃はなにしてるんだろうなぁって考えて、全く想像つかないけど結局同じような日々を過ごしていた頃とは違って、想像はつくけど信じられない、一年先。

最終的に息子さんが親元から巣立っていく頃までは、この先もずっとこんなふうに一年一年を思うんだろうなぁ。

楽しみ。楽しみ。




#217.フルコースとフルコーラス

2007年03月12日 22時23分28秒 | 2004-2019
また番茶 飲んでる。

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あ~。からだがぽきぽきする。
こんばんわんだふる。

いよいよまた伊那に帰る日がせまってきたので、今朝は、母に息子さんを見ててもらって、治療院にいってきました。ここは、指圧から針治療、鍼灸...とたっぷりフルコースで整体してくれるので、大満足。

妊婦時代のなごりか、背骨はかなり内側にそっちゃってたし、骨盤もゆがみ放題だったようで、先生がなかなかびっくりしてましたよ。ここんとこ続いてた腰痛がこれで軽減されるとよいのだけれど。

息子さんと遊ぶとき、いろいろ歌を歌ってあげるのだけれど、気づいたら結構熱唱してます。
でもあんまレパートリーがないから、そのときつけてたTVのCMの曲とかもまねして歌うんですけど。

最近、歌によって息子さんの反応が微妙に違うような気がするのです。(多分気のせい)

でもって、息子さんのお気に入りの歌ってのが。

エイブルのCMの歌。

♪ねっとでさがそうえいぶるぅぅ~♪ってやつ。ご存じかしら。

で、あんま息子さんがきゃっきゃきゃっきゃ言うので、はりきってフルコーラス覚えて、なんか気づいたらこぶしがきいてたりしました。エイブルなのに。

さらに、だんだんアレンジがきいて歌詞とかも変えちゃったりして。エイブルなのに。

最終的には、息子さんをだっこしながら踊り狂って歌ったりしてます。エイブルですけど。

今となっては、原曲がなんだかわかんなくなっちゃったかもねー。まーいーじゃん、エイブルだから。

って、そうか。やっぱこれが原因か....早朝リサイタル。


っつぅか。森進一か?あたし。

#216.ずるずると

2007年03月11日 23時15分41秒 | 2004-2019

たまには麦茶 飲んでる。

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ん~。
こんばんわんだふる。

え~。すごいことにきづきました。
2月の23日に名古屋へ戻ってきて、ほんの数日で伊那へ帰る予定が、息子さんの検診、確定申告、息子さんが発熱、里心...など、いろいろあって気づいたら半月ほどずるずると名古屋に滞在しておりました。

「ってか、あなた、なんでまだ名古屋にいんの?」とごもっともなご指摘を実家の家主より頂きまして、あれー、そうねー、ごもっともねー...ってな次第でしてー。

はじめは、うきゃきゃわきゃきゃと喜んでくれいていた家主も、そろそろ疲れとストレスがたまってキーキーしてきたのでそろそろまた伊那に帰ろうかと思います。

気づいたら息子さんは満4ヵ月を過ぎまして、こんなかわいいさかりにひきはなしてしまって、ごめんよおっとっと。

こちらに居る間にも息子さんは着々と成長しております。

ここ数日は早朝リサイタルが続いておりまして、「あんたジャイアン?」と問いかけておりますが、それでもかまわず歌い続けるという技を身につけたようです。

その声がー。なんつぅか、カセットテープを早送りしたときみたいな、猫の発情期みたいな、志村けんが「♪かーらーすー」のときみたいな。(全部微妙なたとえだな。)

でもかわいいのね。これが。(親ばか)

まぁ、この早朝リサイタルをおっとっとにお届けすべく今週末には帰ります。(ってつまりは、まだしばらく帰りませんのです。おほほ。)



#215. つれづれなるままに

2007年03月08日 22時14分46秒 | 2004-2019
毎度のことながら 番茶 飲んでる。

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おかげさまでめきめき回復してきました。
こんばんわんだふる。

前回の記事で書いた息子さんのその後...。その後も下痢が続いたりなんだりとしてましたが、数日後再び小児科を訪れて診察してもらったところ、順調に回復しているとのことでした。やっほーい。よかった。ほんとよかった。

ただ、まだ咳や痰、鼻水が残ってるので薬は続けて飲んでます。

後日談ですが。あの悪夢のような日の数日後、ちょうど息子さんと共に再び、出産した総合病院の小児科を訪れているその頃、あの日最初に訪れた近所の小児科の院長先生からじきじきにお電話があったようです。

「その後、息子さんどうですか。気になったので。」

とのこと。

純粋に考えれば、子供想いの先生。

でも。です。

あとから先生が電話してくるほど息子さんの状態が深刻だったとするなら。そのときもっと手をうってくれるべきではなかったか、と思います。

あんなふうにさっさと追い返されて。あとから電話もらうなんて。正直なんだか複雑。

その電話が先生の医者としての使命感?というか純粋に心配してくれている思いならば本当に申し訳ないけれど。

わたしには。「僕が追い返しちゃって、なんかまずいことになっちゃってないか?」みたいな気掛かりのように思えてならなくて。

まぁ、今になったらそんなことどうでもいいんだけど。

正直、うんざりっていうか。げんなり。

嗚呼、この子の命はわたしが守ってやらねば、と。心底思いました。医者やまわりのひとたちは。その手助けはしてくれるけれど。結局守ってやるのは、ほかでもない、ワタシなんだなと。

もし息子さんになにかあっても。「だって医者がこういったから。」なんて、だれに言い訳するんですか。と。思い知らされたのです。

前回の記事のタイトルは。なんとなく、息子さんの命は授かった瞬間から、実は預かった命なんじゃないかと。深く考えず、感じたまま書いたんだけれど。(結局、そこまで考える余裕もなく記事を書き終えちゃった)

自分で書いておきながら、あとからずっと気になっていて、なんとなく考えてた。わたしは特に信仰があるわけじゃないし。だから、神様から預かったの...とかは思わないんだけど。

しいて考えてみるなら。預かった...というより、託された...ってのがしっくりくる。それがだれから?って思うと。今は、よくわからないけど、他でもなく、息子さん本人から、なんじゃないかと思う。

息子さんが自分の意志で生きていけるようになるまで。ワタシに「よろしく頼むよ」と。託しているんじゃないかとかってとこに今んとこ行き着いてる。

最近のいじめや自殺について。ふと思ったんだけれど。遠回しな性教育とかよりも。

貴方がこの世で生きるために。おかあさんが。おとうさんが。どれほどの思いで貴方の命を守ってきたか...ってのを、もっともっとありのまま教えてあげるべきなんじゃないかと思う。

いじめる子もいじめられる子も。みんな。

正直わたしは。子供が生まれたら3時間おきにおっぱいやんなきゃならないとか。わたしが判断間違うと命にかかわるとか。実際そうなるまで考えた事もなかった。

親の心子知らずなんて言うけれど。

親が実際そんなふうにして自分をそれまで守ってきてくれたなんて分かってたら。もうちょっと感謝しながら生きてきたかもしれない。

いじめちゃだめっつぅよりも。いじめてる場合じゃないし。自殺しちゃいけないっつぅより。親が守ってくれた命は自分だけのものじゃないって。

かんたんなことなんだけれど。教えられてない。

ゲームやTV、パソコンの普及なんかが自殺や若いひとの殺人の原因だなんても言われるけど。その世界と現実世界の区別がつかなくなるような教育しかされてないのも不幸だと思う。

ん~、なんかうまいこと書けないんだけど。ワタシは子供にそれを教えてみようと思う。恩をきせるとかじゃなくて。だからこそ。生きて下さい。って。思う。

あーそれと。少し前にあった「産む機械」発言のこと。

あのニュースみたとき、TV画面の向こうでどっかのおんなのひとが。「じゃあ子供がうめない女性は不良品の機械ってことですよね」とか声高に怒ってたけど。

たぶんあの方はそこまで考えてなくて。あんたのその発言のがよっぽど失言じゃねーかと思ったんだ。

なんかずーっと、なんとなくもやもやしてたんだけど。ふと思ったの。ワタシはあの発言に全然むかっとかしなかったんだけど。

なんでだろーって思ったら。

ワタシはお国のために子供を産んだわけじゃないから。

出産をして。自分の子を抱いて。生命の神秘!とか感じてるけど。それをあの方にもおなじようにわかって発言してほしいとか思わないし。

でも出生率出生率って追われる人にとっては。ワタシも1台の機械であって。子供は機械から生産されるものなんだろうなって思ったりもする。

ただ。ワタシ自身は自分を機械だとも思ってないし。子供も生産物だなんて思ってないから。それでいーんじゃないかなと思うのです。

あー、これもまたうまいこと書けない、な。いたずらに長くなっていくばっかだ。あーもやもや。

最後に。母乳のこと。

今日、とある方から「母乳あげるよさってなに?」ってあらためて聞かれた。

で。考えてみた。

あいかわらずおっぱいとミルクと混合でがんばってるけど。そこまで必死にがんばってないから。たぶん母乳オンリーになることもなくて。でもそれなりにがんばってるからそれなりに母乳が出てる毎日。

いっそのこと断乳するのもありなんだけど。

なんで、こんな中途半端にがんばってるんだろーと自分でもあらためて考えてみたら。

わかったんです。


...気持ちいいからです。

って。あー。そういうんじゃなくてね。

なんつぅか。おっぱいやってるのが。心地よいっつぅか。

もちろんそれだけで足りたらいちばんいいんだけど。

息子さんにおっぱいすってもらえるのなんて、ほんと今だけだし。

こんなかかわり合い方、断乳しちゃったらもう二度とねーだよ、とか思ったら。

おっぱいやるのが楽しくなってきました。

でもたまにはミルクだけで預けていくこともできるし。

それなりにたいへんだけど、多分わたしには、これが良いやりかたなんだ。

あー、長い長い。おつきあいありがとうございました。実家のパソコンが化石みたいなのであまり見直したりできず、多分ものすごく読みにくい文章だけどごめんなさいー。

#214.授かった命は預かった命

2007年03月04日 00時11分08秒 | 2004-2019
あったかい番茶 飲んでる

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さすがにわんだふるじゃない こんばんわ。

おととい夕方、息子さんが突然高熱を出しました。あたふたするわたしの腕の中で、みるみる様子がおかしくなって、目つきがおかしくなりました。どんどんうつろになって白目むいてました。

結果的には、熱も落ち着いて、入院することもなく、今は薬も手伝ってぐっすり眠っています。喉も少しはれているようで、おそらく風邪だろうってことで大事には至らず。

はじめてこのとに、おろおろしながら、たくさんの経験をしたので、まだいろいろ消化できていないのだけれど、記憶がうすれないうちに記録として残しておこうと思います。

*****

その日は午前中、母に息子さんを見ていてもらってずっと行きたかった鍼灸院へ。そんなことになるとは知る由もなかったので、いつもならおっぱいあげてミルクあげて、ちょうど3時間~4時間の間隔になるよう授乳量を調節するのだけれど、ホント、こんなときに限って、初めてミルクオンリーで母に預けていきました。

帰ってくるとすでにミルクを飲み終ったあとで、その量が微妙に中途半端だったので、その後、ぐずぐず言っても、それがSOSと気づかず、お腹が空いているのだと思ってしまいました。

午後は3時頃に友だちが息子さんに会いにきてくれるというので、時間を調節しておっぱいをあげてみるものの、なんだかぐずぐず。それなりに飲んだけど、寝かせてもすぐに起きて泣き出してしまうし、今思えば、こんときからすでに様子がおかしかったんだよな。

友だちが来て1時間くらい息子さんをだっこしながらお話ししてたけど、その間中、やっぱりぐずぐず。眠りかけては目をさまして必死に体調が悪いのを訴えてたんだ、これも今思えば。

友だちが帰って息子さんをだっこしてみるとなんだか少し身体が熱いような気がして熱を計ってみると、体温計のデジタル表示が恐ろしいスピードでぐんぐんあがっていく。

この時点で熱は38.8℃。

こんなときに限って実家には2人きり。とりあえず母や姉に電話してみるもつながらず。

息子さんは、不調をやっとワタシに気づいてもらえたと安心したのか、火がついたように泣き出しました。

どうしよう。

その状況がどの程度のことなのかさえ、よくわからない。

なにかあるとすぐに大騒ぎするワタシだから、また、「熱くらいで大騒ぎ」なのか。

でも、息子さんの様子を見ていると、ただごとじゃない感じがした。どこがどういうふうにってのは分らなかったけど。

ワタシの判断にかかっている。

そう感じた瞬間なんかふるえてきた。

まずは、息子さんをだっこしたまま、出産した総合病院へ電話する。

「小児科にお電話まわしてください」
「用件は?」
「3ヵ月半なんですけど。高熱が。みてもらいたいんです。」
「うち、(医師不足で)緊急外来やってないんです。」
「じゃあ、どうしたらいいんですか。」
「お近くの開業医さんを探して行かれるとか...」

なんかそんなことを言われたと思う。

怒りにまかせて電話を切る。

その頃に息子さんがぴたりと泣き止んだ。

いやな予感がした。だっこしている息子さんの体温がますますあがっているのが、腕に伝わって来る。

心配そうにワタシを見上げている。

...と思ったら、その黒目がワタシよりもっと高いところへむかっていった。

え。白目むいてる。

....。

ワタシの全身が震える。

なぜか救急車を呼ぶってことにあたまがまわらなくて。

ふと思い出した。先日。3ヵ月検診で、保健所のひとが、なにかあったら保健所へっていってた。

急いで母子手帳をもって来て保健所へ電話。

「この近くですぐにかかれる小児科を教えて下さい。緊急ですぐにかかりたいんです!」
「お待ち下さい」

...無情に流れ続ける陽気な保留音。

正直、息子さんの顔を見るのが怖かった。このままもし...。

「お待たせしました。うちではわかりませんので」
発狂。
あまりよく覚えてないけど、多分今の状況を必死に説明したんだと思う。

結局、緊急医療情報センター?みたいなところの電話番号を教えてもらった。

もうそこに電話するころには指がふるえてうまく番号がおせなかった。

息子さんは泣きわめいたり、ぴたっと泣き止んだり。わたしの動揺が伝わるのか、泣き声は今まで聞いた事がないような声だった。

保健所で教えてもらったところに電話すると、うちの近所らしい小児科を一件教えてくれた。住所を聞いたけど場所の見当がつかない。どのあたりか尋ねると、また、少々お待ち下さいと言われたので、急いでお礼だけ言って電話を切った。

次にその小児科に電話。

すると返ってきた答え。
「うち、完全予約制なんで」
絶句。
どうして?これだけ緊急でってお願いしてるのに。
発狂。
狂気。

とにかく、とにかく、と懇願。

するとまた、陽気な保留音。

この一連のやりとりで一体どのくらいの時間がかかったんだろう。

もし、この間に息子さんになにかあったら。

今、そう考えても鳥肌がたつ。

結局、ホント、あからさまなしぶしぶで、みてもらえることになった。場所を聞く。聞いてみると、歩くには遠く、でもタクシー呼んだら待ってるより走ったほうが早い...と思って、電話を切って気づいたらベビーカーに息子さんを乗せてた。

実際走り出してみると。

病院が。

ものすごい坂の上の上にあることがわかった。

ベビーカー押して。

泣きながら。

大激走で。

坂をのぼりきる。

ちょうど夕方で、犬の散歩してる人がみんな立ち止まってふりかえってた。

今になったら笑い話しなんだけど。
とにかくすごい形相ですごい勢いだったの。

でも、どうでもよかった。そんなこと。

到着してみると。こぎれいな病院。このあたりの住宅街のマダムたちが子供連れて待ち合い室に座ってた。

そこへ。すごい形相のワタシと。息子さん。

そしたら受け付けのねーさんが。

「じゃあ、まずこちらの問診票に記入して...」

また発狂。んなもの書いてる場合じゃない。

息子さんの目を見たら、さすがにすぐに処置室へ通してくれた。

ベビーカーおしながら走ってるときに不在着信を見て電話をくれた母が。自分はすぐいけないからと、たまたま職場が近かった姉のだんなさんをこの病院へ向わせてくれてたおかげで、問診票を書いている間に義理のお兄さんがかけつけてくれた。

「おかあさん、すぐ中に」

処置室から看護師さんがとびでてきた。

なんだ、なんだ、なんだ。

泣叫ぶ息子さんを直視できなかった。

あいかわらず目がうつろだった。

先生に状況を話すと、「うちでは対応しきれないので、大きな病院へ」とのこと。なんてこった。

最初に息子さんが生まれた病院へ電話したら断られた旨を告げると、

「僕が紹介状書いて電話すれば受け入れてくれるから」と言われた。

同時に「すぐに入院になると思うけど」とも言った。

その場で先生が電話。

その後の先生のひとこと。

「満床で受け入れてもらえないそうなので、とりあえず血液検査とインフルエンザの検査します」

どういうことなの。

すぐにでも入院しなきゃいけない状況なのに、満員だから断られたってこと?そういうことでしょ?

こんなとこでのんびり検査受けてていいんだろうか。

このあと、なにを話したか、あまりよく覚えてないんだけど、先生からは耳を疑いたくなるような言葉をなんこか聞いた。

「うちでは、本来、こんな緊急の子供を見ませんからね。」

とか。

結局、血液検査の結果、細菌などからくる悪い発熱ではなさそう...とのことで紹介状を渡されて家に戻される。

今晩、熱がさがらなかったら、これもって息子さんの生まれた病院へかけこめって言う。

どのタイミングでいったらいいんですか?
っていうようなことを聞いたら、それが一番むつかしいんですよね。

え。それが答え?

ってなやりとりもあった。

義兄さんに送ってもらって家へ帰る。

結局、なんの対処もなんの解決もないまま。

家へ戻ると再び母から電話。

そういえば。ワタシがお産で入院したとき。偶然、母の知人がその病院の産婦人科の看護師長さんと知り合いで、声をかけてもらったおかげで、とってもよくしてもらった。

母が先にそのことを思い出して、連絡をとってくれた。

「たのんでおいたから、とにかく連れていきなさい」

急きょタクシー呼んで向う。

病院につくころには息子さんはずいぶん落ち着きはじめていた。

その看護師長さんも、帰宅する寸前に母からの電話を受けて、到着を待っていてくれた。その間に、これまた帰宅直前の小児科の先生をひきとめて。

実は、偶然、最初に行った個人病院の先生からの電話を受けたのもこの先生だった。あとからこの先生に話しを聞いたら。

ここの先生、要は、予約制なんて悠長に診察していて、ちょっとでもなにかあると、すぐにこの病院へ患者を送り込んで来るんだとか。で、怒ってるんですよ、総合病院の先生は。

で、そのやりとりのときも。「とりあえず検査はそちらでしてください。その上で問題があったらまたお電話ください」って電話を切ったのだそう。

でもね。わたしにしてみると。そんないがみあいとか。関係ないんですよ。実際、この病院の受け付けの人だって、「近所の開業医探して行け」って冷たく電話切ってるんです。

でも、ここで出会ったこの先生個人は。ホントに良い先生で。

息子さんをしっかり見てくれながら。いろいろなことを教えてくれました。

「びっくりしただろうけど。これから、こんなことは数えきれないほどおこるんだよ。」そういいながらワタシが目にした息子さんの症状ひとつひとつをしっかり聞いて、診察してくれた。

「今はパソコンやら育児書やら情報がいっぱい。おまけに、昔とは世間が違う。だからこそ、お母さんが自信をもって育児をしなさい」

なんか、はりつめていたものがふとゆるんでワタシは必死に涙をこらえてました。

結局、どうも少し喉がはれているし。風邪、かな。って程度にしかわからないけど。

結果、次の日から少しずつ熱もさがってきて。息子さんの表情ももどってきた。

先生が言った世間の違い。

これって。

「昔はね、身近なひとも、近所のおばちゃんも、「ほれ、うちで晩ゴハン食べていき」とか。そういうのがあたりまえだったけど。今はね、「あんたのやりかたがまちがってんのよ」とか。
こうしないからよ」とか。協力ってのが口出しに変わっちゃったんだよね」みたいなこと言ってた。確か。

*****

これが、おおかた、ことの顛末。

結果論だけど。
風邪ひかせちゃって。熱でて。わたしが大騒ぎしすぎた。
みたいなことを。
遠回しに言う世間のひともいた。結構身近にも、ね。

でも。息子さんのあの表情と。あの目。
今思い出しても。
泣けてくる。

病院や。医者や。世間に。
思うことや感じることも。怒りも。感謝も。
たくさんあったのだけれど。

なによりも。
まずは息子さんが回復しつつあって。

ホントよかった。

正直、その他まであんまあたままわらないんだよね、まだ。

しぶしぶながらとくべつに診てくれたから感謝もしなきゃならないけど。怒りがあるのもホントだし。

良い医者にあたりながら。あんたんとこの受け付け、こんなふうに電話きりましたよってのもホントだし。

なんかね、まだ、今はよくわからないんです。

とりあえず、事実の記録まで。

(追伸)コメントへのお返事は、また後日いたします。遅れてごめんなさい。