goo blog サービス終了のお知らせ 

クマさんのダイビング日記

ブログの引っ越し先が決まったら、お知らせします
スキューバ・ダイビングで行った沖縄、石垣島、白浜、お酒や街歩きの紹介

新聞の解説が間違ってる

2009-01-29 20:55:00 | ひとりごと

2009.1.29付日経新聞の「きょうのことば」欄に「地上デジタル放送移行後の周波数利用」と題した解説が掲載されていたが、内容がおかしい。

Shinbun01_2

内容としては、2011年7月の地上デジタル放送移行により、空が生じるアナログ放送用の周波数を、新しいサービスに利用しようとするもの。

現在のアナログ放送に使っているVHF帯の周波数は、下記のようになってる。
90~108MHz:1~3チャンネル用、帯域幅=108-90=18
写真に青字で「幅18」と表示してる部分
170~222MHz:4~12チャンネル用、帯域幅=222-170=52
写真に青字で「幅52」と表示してる部分

なので、2011年7月時点で、空が生じる帯域は、18+52=70メガヘルツ

新聞の解説図では単純に、222-90=132・・・約130メガヘルツと計算してるかのような表現になってる。

すきまの108~170は、航空無線など別の用途に使われていて、放送には使われていないのに、それも計算に含めたように紙面上は読み取れる。

正確にはCATVにも使われているが、その説明をすると長くなるので省略。

なので2011年7月時点で、空が生じるのは
誤:約130メガヘルツ
正:約70メガヘルツ



これだけだと、単に計算の誤りなのですが、解説には書かれていない別の要件がある。
別の要件とは、2012年7月のUHF帯の整理。

現在、アナログ、デジタル混在のUHF帯を整理するらしい。
総務省によると、
470~770MHzのテレビ13~62チャンネルに使ってる帯域のうち、
710~770MHzを2012年7月に整理して60メガヘルツの空をつくる。

なので、この60をプラスすると、130になるが、UHF帯の整理のことは解説には書かれてない。

もうちょっと、正確に書いてほしいなあ。
クマさんのひとりごと。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする