ちゃこ花房~本日も波瀾万丈~

前向きに生きています。
健康で楽しく生活できたらそれが一番
周りの人たちを、元気にできる自分でいたい。

骨盤底再建手術TOT (Trans-Obturator Tape)

2019年03月22日 | 健康
先日奈良医大で手術を受けました。
術名は骨盤底再建手術TOT (Trans-Obturator Tape)
私は体を動かすことが好きで、色々やってきました。
特別スポーツが得意なわけでもありません。目的は健康のためと、体型維持のためです。

小柄で華奢、痩せすぎで虚弱体質、太れない体質で筋肉量が少ない。
メリハリのない、割り箸のような体がとにかく嫌で
結婚して子供を産み(男3人)、30代に入ってからいろんなスポーツをやりました。

末の子が幼稚園年少の時に、冬には家族でスキーを楽しみました。
スキーをたしなむ主人がコーチ。
私はスキー場でスキー教室に入り皆と一緒に中級コースまではなんとか滑れるようになりましたが、
どんどん上達して上級コースを滑る主人や息子らのようにはなれず楽しめなくなり、
温泉を楽しむ荷物番になりました。

34歳の時、咳喘息を発症。治療しながら体力をつけようと、37歳でジム通い。
幼少時よりバレエをやっていたコナミのインストラクターと出会い、
体幹を意識した彼女のスタジオプログラムに入るようになり、マシンルームで筋トレもやりました。
気がつけば20年通い続けています。
体調不良や仕事が忙しかったりで数ヶ月休むこともあり、
ガムシャラにやって来た感はなく、気がつけば20年経っていたという感じです。

しかし「継続は力なり」
体力がつき、喘息は出なくなり、程よく筋肉がつき体は確実に変わりました。
ジムで1番好きだったスタジオプログラムは「ラテンエアロ」でした。

40代半ば、娘がバレエを習っていた友人に誘われて「シニアバレエ」を始めました。
バレエ&ストレッチクラスです。

スタジオ踊劇舎

U






体幹を鍛えるバレエは、ジワジワと汗が出る。
激しいわけではないけどダンサーがトウシューズで踊れる理由を知ることになりました。
仕事に復帰し時間を作ることができなくなり5年で辞めてしまいましたが非常に良い経験でした。


40代後半、どうしてもベリーダンスをやりたくなり、
教室を探し最寄りにあった「ベリーダンス教室」へ通いました。
週一の夜のレッスンでしたが、動きの難しいベリーダンスですが、仲間と一緒に踊る楽しさ、衣装も美しく、衣装に合う化粧も練習したりレッスン着を買い足したり発表会に参加したりと今思い出しても楽しい思い出です。

あ、下の画像当たり前ですが私ではありません。先生です。
美しいです。踊り込めばこんなお腹になります。ベリーとはお腹のことです。
そう、腹踊り(w









そのベリーダンスも3年弱で辞めることに
(不景気で踊ってる場合じゃない状況に主人の会社が陥る)








懐かしすぎる!良い思い出です。
数年前、また一緒に踊りましょうと言われ数回参加しましたが、発表会用のダンスが仕上げにかかってる状態で7年ブランクがある私にはただのストレスでしかありませんでした。
教室を辞めて、友人が仲間とベリーダンスを続けていてイベントで踊ったりしています。
ぜひ一緒にと言われるのですが、もう良いかな愛のダンスは。
衣装などは一式捨てずに大事に仕舞ってあります。

今は
週一回のジムだけですが、3年前ジムのプログタムの1つの「太極拳」を習い始め、先生の勧めで師範を目指し頑張っています。師範まで後8年。
遠い道のりですが、どんなことがあってもやり遂げます。

去年11月から、主人が作ったソフトボールチームに参加し、毎週日曜日の朝7時から8時半まで近所のグラウンドで皆と一緒にソフトボールをやっています。
全身運動です。塁に出るのに思い切り走りたい!

ここで問題が起きる。
激しい運動で「尿漏れ」の危険が、、、、。

ということで勤務する職場のドクターに相談。
紹介状を書いてもらい奈良医大受診
「思い切り運動をするために手術しましょう」ということで、つい先日全身麻酔で手術を行いました。手術は成功で、術後の経過も順調。来週には仕事に復帰です。
しばらく激しい運動はできませんが、思い切り走る自分をイメージして今からワクワクしています。

ソフトボールチーム、楽しすぎる!
怪我をしない体を作るために、ジム通いも続けてストレッチをしっかりやり柔軟な体を作ります。

心身ともに健康でいるために、動けるうちは運動を続けます。

さて、本題です。


骨盤内の臓器は、様々な筋肉や靭帯といった組織により支持されています。
女性では、出産や加齢、体重増加の影響でその支持組織が弱くなることにより、
膀胱・子宮・直腸などの臓器が腟から脱出する骨盤臓器脱が生じ、
尿道の支持組織が弱くなると腹圧性尿失禁 (咳やくしゃみのとき、お腹に力を入れたときに尿が漏れる状態) が生じるようになると考えられています。

腹圧性尿失禁に対しては骨盤底筋訓練や薬物療法といった保存的治療が有効であることもありますが、
それだけでは改善が得られないケースも多くあります。
骨盤臓器脱に対しては、骨盤底筋訓練の予防効果は期待できますが、治療効果はあまり期待できません。

骨盤臓器脱には有効な治療薬もありませんので、保存的治療としてはペッサリーリングの腟内挿入が主となります。
しかし、これも常に腟内に異物があるため、腟壁に慢性の炎症が起こり、痛みが出たり、
帯下 (おりもの) が増えるといった問題が生じます。
そこでどちらの疾患に対しても、
弱くなった支持組織を補強する目的の外科的治療 (手術) が以前より行われてきました。
近年、脆弱化した支持組織の代替となるメッシュを埋め込む手術が開発され、
その低侵襲性や簡便性から本邦においても広く普及し、
当科でも2002年より腹圧性尿失禁に対する TVT (Tension-free Vaginal Tape) 手術を、2009年にはより安全な TOT (Trans-Obturator Tape) 手術を導入してきました。
また、骨盤臓器脱に対しては TVM (Tension-free Vaginal Mesh) 手術を取り入れ、2018年には、合併症の少ない腹腔鏡下仙骨腟固定術(Laparoscopic sacrocolpopexy)を導入し、
この女性泌尿器科分野に益々力を入れて日々診療をしています。

東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科 腎泌尿器外科学教室より抜粋

骨盤底再建手術TOT (Trans-Obturator Tape)

腹圧性尿失禁に対して行う手術です。
尿道直下の腟前壁と両側大腿の付け根の内側に小さい切開をおき、
その間に尿道を支持するためのメッシュのテープを挿入する手術です。
このテープが途中で閉鎖孔 (Obturator foramen) を経由するため Trans-obturator tape と名付けられています。
当初、腹圧性尿失禁に対するメッシュを用いたものでは TVT (Tension-free Vaginal Tape) 手術が開発されましたが、
この手術では腸管穿刺や大血管の損傷など重大な合併症がわずかに起こることが報告されたため、
このような重大な合併症を回避するため TOT手術が考案されました。

現在では、少なくとも欧米では、この TOT 手術が主流となりつつあります。
TOT 手術では前述の重大な合併症はまず起こらないと考えられますが、
一般的には5~10%程度の方に術後排尿困難が生じるとされており、
一時的な自己導尿などの処置や、テープの調節の再手術が必要となることがあります。

また、異物の埋め込み手術になりますので、感染を起こしたような場合にもテープを除去するための再手術が必要になる可能性もあります。

この手術による体への負担はかなり小さく、
創と腟壁と左右の大腿に小さいものが1か所ずつできるだけなので痛みも軽いので、
通常は手術翌日に歩行・食事は開始でき、尿道カテーテルも抜去し、
術後特に問題なければ2~3日で退院できます。







奈良県立医科大学 泌尿器科学教室

女性泌尿器疾患

女性泌尿器疾患とは?
女性患者さんにとって泌尿器科は受診しづらい診療科と思いますが、
排尿に関する異常は女性にとっても重要な問題であり、
特に40歳台以降の女性の中には、尿失禁(尿が漏れる)や頻尿(トイレの回数が多い)などの症状で悩んでおられる方がたくさんおられます。
女性泌尿器科では、女性患者さんの生活の質(QOL)の向上を目指した排尿に関する様々な疾患の治療を行っています。

女性泌尿器科で扱う主な疾患とは?
1.頻尿
頻尿は尿失禁と同様に、膀胱炎、骨盤臓器脱、過活動膀胱、多飲多尿(飲水過多)など様々な病態が原因となっています。
また、複数の病因が重なり合っていることも多く、治療の前に正確な病状の確認が必要です。
当施設では、膀胱や尿道の排尿機能検査や排尿日誌を用いた患者さんの毎日の排尿状態の分析など、専門医による正確な病態診断を行い、患者さんに最も相応しい治療をお勧めしています。

特に高齢の方では、“血液をサラサラにする“といった理由から過剰な水分摂取を行ったり、
比較的若い時からの心理的な排尿習慣が原因で、頻用になっていることも多くみられます。

また、夜間に起こる頻尿は、日中の下肢への水分貯留や利尿ホルモン分泌の異常が原因であったり、
運動不足や睡眠障害、あるいは飲水過多が原因となっており、
生活習慣の改善や薬物治療が有効となります。

2.尿路感染症

女性の尿路感染症で最も多くみられるのが膀胱炎です。
頻尿や残尿感で発症し、排尿痛(とくに、排尿の終末時)や血尿を伴うことも多く、比較的若い方から高齢の女性まで、広い年齢層でみられます。
女性の尿道は短く(4cm程度、ちなみに男性は20cm程度細菌が膀胱内に進入しやすいことが原因です。

抗菌薬を服用すると数日で治癒しますが、他の疾患と間違われることもあり、
診断や治癒の判定に尿検査が必要です。
また、腎盂腎炎は膀胱炎や尿路の閉塞性疾患、あるいは膀胱尿管逆流症、尿路結石、
糖尿病など何らかの基礎疾患があって起こる場合と、風邪や疲労など体調の不良が誘因となって起こる場合もあります。

発熱や腰背部痛が起こり、安静と抗菌薬による治療が必要です。反復する尿路感染症では、他の泌尿器疾患や婦人科疾患など、基礎疾患の有無を検索し、完全に治療することが大切です。

3.尿失禁
* 腹圧性尿失禁: 咳やくしゃみ、お腹を抱えるほど笑った時など、お腹に力が入ったときに尿が漏れてしまうタイプの尿失禁で、産後や閉経期以後の女性にみられる疾患です。骨盤底の筋肉が弱まり、尿道を支える筋肉や括約筋の力が低下することが原因であり、尿道スリング手術(TVTやTOTと呼ばれる経腟的尿失禁防止術)、骨盤底筋体操、電気刺激療法、薬物治療などの治療があります。
手術が最も確実な治療となります。

* 切迫性尿失禁: 急に尿がしたくなり、トイレに間に合わずにもれてしまうタイプの尿失禁で、高齢男性にも多くみられます。原因として、神経疾患(脳卒中、パーキンソン病など)や過活動膀胱、骨盤底筋の緩みなどが原因となります。治療としては薬物治療、排尿指導、骨盤底筋体操、電気刺激療法などがあります。

* 混合性尿失禁: 腹圧性と切迫性の両方の症状がある場合です。手術治療と薬物治療の双方を考慮する必要があります。

4.過活動膀胱
最近、マスメデイアによって認知度が上昇している疾患の一つです。
過活動膀胱とは、『急に我慢できないような尿意が起こる(尿意切迫感)』ことを主症状とする症状症候群で、頻尿(日中8回以上)や夜間頻尿(夜間に1回以上排尿のために起床する)、
あるいはトイレに間に合わずに尿が漏れてしまう切迫性尿失禁を伴うこともあります。
最近の日本排尿機能学会の調査では、40歳以上の男女の8人に1人(全国で800万人以上)に過活動膀胱の症状があるとされています。脳卒中や脊髄損傷などの神経疾患が原因となるものと、
神経疾患がなく膀胱の神経が過敏になっていたり、
骨盤底の筋肉が弱くなっていることが原因となっていることがあります。過活動膀胱の状態を調べる質問票(OAB-SS)を用いて診断や症状の把握を行います。
I治療としては薬物治療、骨盤底筋体操、電気刺激療法などがあります。

5.骨盤臓器脱
経産婦や高齢女性では骨盤底筋群の脆弱化により、膀胱・子宮・腸管などの骨盤内臓器が骨盤底に下がってくるため、会陰部に脱出した腟壁や子宮をふれる、排尿困難、頻尿、尿失禁など排尿の異常が出る、あるいは下腹部の違和感などの症状がみられます。歩行時、立ち仕事の時、あるいは夕方になると出現することの多い疾患です。脱出する臓器によって膀胱脱、子宮脱、あるいは直腸脱とも呼ばれます。治療としては手術治療、骨盤底筋体操、膣内補助具(ペッサリーなど)などがあります。当施設では、経腟的に行う腟壁形成術と腟壁を骨盤壁に固定する手術を多数施行してきましが、最近ではメッシュと呼ばれる編み目状のシートを用いたTVM手術が導入されています。排尿機能への影響や脱出臓器の種類と程度を評価し、患者さんの病態に併せた最適な手術を行っています。

6.間質性膀胱炎
細菌が膀胱粘膜に感染し、急激に増殖したり、慢性的に炎症を起こす場合が一般的な細菌性の膀胱炎ですが、特殊な膀胱炎として間質性膀胱炎というものが最近話題になっています。
典型的な症状は、尿が貯留したときの膀胱痛(下腹部痛)で、頻尿や尿意切迫感があり、過活動膀胱と症状が似ていることもあります。
尿検査でも異常が認められないことがほとんどで、診断には、膀胱の中を内視鏡(膀胱鏡)で観察し、膀胱内に水を貯留し膀胱を拡張させ(水圧拡張)、水を排出する過程で膀胱の粘膜から出血してくることを確認することで診断がつき、また初期治療となります。
アレルギーや自己免疫疾患などが原因と考えられていますが、はっきりとした原因は不明です。
治療は水圧拡張のほか、間質性膀胱炎の病態に応じた特有の薬物療法などがあります。

7.尿道憩室
まれな疾患ですが、排尿痛や排尿困難、尿線の異常など排尿障害を生じる尿道を取り巻く嚢胞性疾患です。20-40歳代の比較的若い女性にみられ、画像検査で診断されますが、手術治療が必要です。当施設では、手術方法の工夫を行い、根治性の高い手術を行っています。

ブログ添付サイト

ちゃこ花房〜本日も波瀾万丈〜

ちゃこ花房

友人のサイト

おやたまキネマ

おやっさんの映画魂ッ!





魔窟チェロ家の宝物殿




コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 3月21日(木)のつぶやき | トップ | 3月22日(金)のつぶやき »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お大事にしてください (少佐)
2019-03-24 21:49:46
 私も腎臓を摘出手術をしました。

ご快癒をお祈りしています。
返信する
Unknown (kumaneko48)
2019-03-25 01:23:22
少佐お久しぶりです。
コメント嬉しかったです。相変わらず波乱万丈ですが前向きに生きてます。
mixiのフォト(花房家)、少佐が閲覧できるように設定しています。よかったら覗いてください
返信する

コメントを投稿