ちゃこ花房~本日も波瀾万丈~

前向きに生きています。
健康で楽しく生活できたらそれが一番
周りの人たちを、元気にできる自分でいたい。

どっこい生きる

2011年05月04日 | 東北・関東大地震
5月2日のNHKの
「孤立集落 どっこい生きる 宮城 歌津半島 被災地 再起への記録」を、食い入るように見ました。


宮城県歌津半島の馬場中山集落は、被災直後に孤立集落となりました。
家屋のほとんどは流され、
震災直後は、食料はない、水も電気も何にもない中で、
村人200人が力を合わせてきました。
その絆は今も健在。
仮設住宅の問題や水道の問題など、行政にお願いしてもなかなか動いてもらえない中、
自分らでやってやる、と次々と降りかかる難題を皆で解決していきます。

政治家や行政のグダグダとは裏腹に、なんと集落の皆さんの行動力の凄いことか。
この度の震災で、行政の対応の遅さや不手際などに、
どれだけ立派なことを話しても政治家や行政のトップの話が空しく聞こえます。
情けないやら歯がゆいやら怒りやらの思いの中で、
馬場中山のリーダー、倉さんの決意と村人の行動は、実にあっぱれです。

頼もしいリーダーのもとで、村人皆が力を合わせて前向きに生きている力強い姿と、
絆の深さに、逆にこちらが元気と希望をもらったようでした。

リーダー、通称・倉さんの、村を自分たちの手で復興させるという決意と言葉がとても力強いです。
皆をまとめるリーダーというのは、こうでなくてはとつくづく感じます。
そして、若い人たちの行動とバイタリティにも驚かされます。

彼らが、すぐさま行動に移しお風呂が届いたときには、涙がぽろぽとこぼれました。
皆様のその強い思いが、多くの人の心を動かしているのだと思います。

インターネットを使って現状を発信し支援物資の協力をお願いした
馬場中山の集落には、全国から多くの支援物資が届くようになり、
ボランティアの皆さんが入っています。
人の力って凄いと、本当に思います。

この震災を機に、大げさでもなんでもなく
価値観が変わった人、
これからの生き方・あり方を考えた人が多かったのではないでしょうか。
私もその一人です。

政治家や行政がなにもしていないとは思っていません。
ただ、福島原発の問題のように、対応が後手後手になってしまったり
いろんなシステム面で再考する必要があることは確かでしょう。
いろんな組織・機関のトップに立つ人間のリーダーシップが
いかに大切かを再認識しました。
その下で大きく事が動いて進む。
といって、一人の力で事が進むわけではない。
その下で、皆さん自分の役割をそれぞれやっていく。

この馬場中山集落の皆さんの今の生き方に学ぶことは多いような気がします。



「馬場中山生活センターホームページ」というホームページがあります。
http://babanakayama.client.jp/

多くの写真とコメントは、
どのような形で前に進んでいるのかが手に取るようにわかります。
インターネットの凄さを改めて痛感しています。
頑張ってホームページの更新をして、発信し続けてほしい。


こんな熱くて皆を統率するリーダーと、
バイタリティと知恵を持ち合わせた頼もしい若い人たちと、
明るくパワフルな奥さんたち、
強い強い絆で結ばれた馬場中山の集落です。

時間がかかっても、馬場中山の集落は必ず復興すると信じています。

震災後、私たちにも何かできることはないかと、
気仙沼が実家の友人と、
周りに声をかけて物資を集めて気仙沼へ送っています。
皆、自分にできることはないかと思っているので多くの支援物資が集ります。

できることを行動に移し、
息の長い支援をしていこうと思っています。

コメント (7)
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