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思い出の大杉谷〜千尋滝(2011年の写真から)

2021年08月22日 16時33分59秒 | くまどこ(熊野)情報
2011年5月19日のこのブログにもアップしていますが、たまたま撮った写真を見ていたら、まだまだアップしていない写真が数多くあり、整理のためにアップしていきます。
ちなみにこの時はちゃんと許可をいただいて入っています。途中で立ち入りできないようにゲートがあります。勝手に入る人もいるようですが、常識の範囲で行動してください。そうでないと2度と入れない状態になってしまいます。


昭和40年頃まで千尋谷事務所(南大杉谷担当区の所管)があったところにそびえる一本杉。
千尋造林宿舎があり造林主体の作業員宿舎で、常時30人くらいが宿泊していたそうで、一本杉として関係者に親しまれ、根元に安全祈願の本体を祀り、無事故をお祈りしたそうです。

根本の祭壇跡かな?

一本杉の横に立派な看板がありました。
「森の巨人たち100選 The 100 Forest Giants of Japan」
No.66「千尋一本杉」三重県宮川村
■樹種/スギ
■推定樹齢/400年以上
■樹高/45m
■幹周/8.13m
林野庁/大杉谷千尋一本杉巨樹・巨木保全協議会/巨木保護中央協議会
と書かれていました。





大杉の近くに残っていたお酒の瓶。

昭和41年まで大杉谷には索道があり、そこから多くの木が切り出され1000メートルを越える谷を人や切り出した木を運んでいました。
ここから遠くに見える山まで索道があったようです。



索道のあった大杉谷の場所。





索道の発着場に祀られている石仏。
事故のないように祈らずにはいられない高さの索道です。


高さ130メートルと言われる千尋滝の始まりです。

一緒に行った方に、ずいぶん心配されながら行きましたが、ここでウォータースライダーは絶対にしない。(誰もしないか)


ここが限界。

新緑の美しさに見惚れる
さて、生きてるうちにもう一度行くことがあるだろうか?
それは縁があればね。

今思えば、もっと写真をたくさん撮ってくればよかったと思いながらも、行く道の険しかったことや、車高のあまり高くない車だったので、底が擦ったりするたび車から降りて下を覗き込んだり、帰り道では行きになかった岩が道の真ん中に落ちてたりと、ぞっとしたこともありました。
千尋谷事務所跡では、ダニが多く殺虫剤を足元から参加者全員がかけてもらったり、ヒルの多いところでもあったので、かなり神経を尖らせて巡った記憶があります。
貴重なツアーに参加させていただいた1日でした。
10年前の風景なのですが、あまり変わってないことを願いながらも、自然に返ってしまっているところも多いだろうなとも思います。

熊野・熊野古道の情報は「くまどこ」からどうぞ。



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