久万美術館のブログ

愛媛県の久万高原町にある美術館です。
展覧会やイベントの情報をはじめ、日々の出来事をつづっています。

白の世界

2019-01-26 16:25:45 | 日記

「今年の冬は、去年よりも暖かくて過ごしやすいね。」
あちらこちらで話の端々に聞こえていましたが、朝起きてビックリ。
少し考えが甘かったことを痛感します。


今朝の当館の様子です。

この時間帯に見ることができる、誰の足跡もついていない一面の白の世界は何とも言えない静清とした美しさがあります。


さて、当館では現在、「久万美コレクション展Ⅱ・生誕100年記念 対比の美 田中坦三」を開催中です。

お近くへお立ち寄りの際はぜひご来館ください。

※この時期、早朝の路面凍結や積雪など、冬用装備(スタッドレスタイヤ、チェーン等)が必要な場合があります。当町へお越しの際はご注意下さい。



◆「久万美コレクション展Ⅱ・生誕100年記念 対比の美 田中坦三」
 【会 期】 2019年1月19日(土曜日)~5月12日(日曜日)

◆関連事業
 ●ワークショップ「アート万華鏡づくり」
 【日 時】2019年4月27日(土曜日) 14:00~
 【講 師】大嶋早苗 氏(とんぼ玉作家)
 【対 象】小学5年生~
 【参加費】3,500円 ※入館料込み
 【定 員】10名ほど ※要予約

 ●学芸員の解説
 【日 時】2019年4月7日(日曜日)、5月5日(日曜日) 各14:00~
 【講 師】当館学芸員
 【参加費】無料 ※観覧券が必要となります。




第2部「久万コレクション」が開展しました

2018-11-10 15:47:13 | 日記
昨日とは打って変わり、今日は抜けるような清々しい青空が眩しい一日です。

当館の山草園の紅葉もピークを迎え、早朝からシャッターを切るカメラマンさんをお見掛けしました。


さて、本日から 町立久万美術館 開館30周年記念 自主企画展 第2部「久万コレクション」が開展となりました。

第2部では、この30年間「新たな価値の創造」をモットーに当館が収蔵してきた作品を展示します。

戸谷成雄、多和圭三ら企画展を開いて収蔵した彫刻、さらには岸田劉生、山本鼎、伊丹万作ら久万美術館ならではの作品を公開しています。


お近くへお立ち寄りの際はぜひご来館ください。



◆第2部「久万コレクション」
 2018年11月10日(土曜日)~12月16日(日曜日)

◆関連事業
 学芸員の解説
 2018年11月18日(日曜日)、12月2日(日曜日) 各14:00~
 【講 師】当館学芸員
 【参加費】無料 ※観覧券が必要となります。



第2部開催に向けて

2018-11-02 16:13:30 | 日記
良い天気が続いています。
石鎚山の紅葉は終わりましたが、町内各所でも徐々に樹々が色づき始め、今週末には見ごろを迎える様子です。
また、町内の一部地域においては、明日3日(土曜日:祝日)に地方祭が行われます。
神輿渡御、獅子舞の演舞にも出会えるかもしれません。

さて、開館30周年記念 自主企画展「久万美 いま 30th」 第1部「井部コレクション」は10月31日(水曜日)をもって終了となりました。期間中は多数の方にご来館をいただき誠にありがとうございました。
みなさまのおかげをもちまして、無事終了することができましたこと厚くお礼申し上げます。

現在、当館では、11月10日(土曜日)からの第2部「久万コレクション」開催に向け、鋭意展示替え作業を進めており、しばらくの間休館となりますが、ご理解・御協力をお願いいたします。

みなさまのご来館をお待ちしております。



秋の訪れ

2018-10-03 15:24:46 | 日記


町立久万美術館への入り口に1本の樹木があります。

「これは何という木ですか?」

時々ご質問をいただきます。
3月には淡い白色の大きな花を咲かせる「ハクモクレン」です。
今は、季節の移り変わりとともに様相が変わり、真紅の果実を身につけ秋本番の訪れを感じさせてくれています。


現在、当館では、平成30年度自主企画展「久万美 いま 30th」を開催中です。
お近くへお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。


〇町立久万美術館 開館30周年記念 自主企画展「久万美 いま 30th」
第1部「井部コレクション」 2018年9月8日(土) ~ 10月31日(水)
第2部「久万コレクション」 2018年11月10日(土) ~ 12月16日(日)




季節の移り変わり

2018-06-27 15:23:38 | 日記
今年の当館周辺のささゆりは終了しました。
トリを飾る一輪です。
ささゆりが終わりを迎えると、梅雨明けも間近か夏本番までもうすぐです。
高原の町、久万高原町で涼を求めてみませんか。









深緑の絨毯

2018-06-24 13:30:15 | 日記
庭の整備を行いました。
芝生は、芝刈り機で長さを整え、エアレーション、追肥を行って作業完了です。
夏に向かって、ぐんぐん成長しています。
より鮮やかな深緑の絨毯が目を楽しませてくれるでしょう。



初夏を彩る一輪

2018-06-09 10:07:07 | 日記
今年も当館周辺の山草園に「ささゆり」が咲き始めました。
例年は、概ね6月中旬頃から開花し始めますので、今年は若干早めのようです。
数は若干少なめでしょうか、園内で20~30本程度が自生しており、今朝は2輪の開花が確認できました。
木陰の合間を吹き抜ける涼やかな風にそよそよと揺れて、淡い鴇(とき)色の可憐な姿を見せてくれています。
見ごろはあと少し先のようですが、ご近所にお立ち寄りの際はぜひご鑑賞ください。

なお、やぶ蚊もいますので虫よけスプレー必須です。


3/18(土)アート夜話のお知らせ

2017-03-01 11:15:03 | 日記
アート夜話(やわ)の第57回目を開催します。

当館館長の話を中心に進行する、堅苦しい講座ではない、気軽なお話し会です。

皆様のご参加をお待ちしております。

日 時:3月18日(土)午後7時から

場 所:町立久万美術館ロビー

参加料:200円(お菓子代)

定 員:15名程度

※事前申込制となっています。

お問い合わせ・お申し込みは町立久万美術館(電話 0892-21-2881)まで
ご連絡ください。

1/21(土)久万美アート夜話のお知らせ

2017-01-04 13:16:27 | 日記
アート夜話(やわ)の第56回目を開催します。

当館館長の話を中心に進行する、堅苦しい講座ではない、気軽なお話し会です。

皆様のご参加をお待ちしております。

日 時:1月21日(土)午後7時から
場 所:町立久万美術館ロビー
参加料:200円(お菓子代)
定 員:15名程度

12/17久万美アート夜話開催のお知らせ

2016-12-02 10:54:51 | 日記
アート夜話(やわ)の第55回目を開催します。

当館館長の話を中心に進行する、堅苦しい講座ではない、気軽なお話し会です。

皆様のご参加をお待ちしております。

日 時:12月17日(土) 午後7時から

場 所:町立久万美術館ロビー

参加料:200円(お菓子代)

定 員:15名程度

※要予約(久万美術館 電話0892-21-2881)

久万美コレクション展Ⅲ「mono-chrome」のお知らせ

2016-11-26 16:29:09 | 日記
久万美コレクション展Ⅲ開展しました。
皆さま、ぜひご来館ください。



■趣 旨

通常、私たちの世界は色彩であふれています。その美しさを再現したいという思いは技術の発達を促し、
モノクロ映画・テレビからカラーへ、今や4Kテレビのような高画質の映像さえ身近になりました。

しかし、古来より東洋には「墨に五彩あり」という言葉があり、墨の濃淡や潤渇の度合いによって、
人物や動物、山川草木など森羅万象を描き出そうとしたのが水墨画です。視覚的な再現性よりも、
抽象的かつ象徴的に世界を表現する技術であり、美意識といえます。

水墨画に限らず、単色―モノクロームの世界は、ストイックであればあるほど観る側の想像力を引出し、
視覚を越えた体験をもたらす表現媒体ともいえるでしょう。

今回のコレクション展では、水墨画や版画、素描など、単色で表現された作品を特集します。
板に無数の線や点を刻み込むことによって明暗の調子を生み出していくメゾチントの技法で、
静謐な銅版画を描いた浜口陽三(1909-2000)の《キャベツ》、日本画家・横山大観に「神の手」
と言わしめた四方田草炎(1902-1981)の黒光りする強い線描が際立つ《婦人像》、
彫刻家・多和圭三(1952-)の空間を刻むかのようなドローイングなど。

黒と、その運動によって形作られる白い空間が生み出す、リアリティと非リアリティのせめぎあいをご覧ください。

■その他の展示
洋画では、日本の近代洋画を代表する高橋由一や黒田清輝らの作品、さらに大正・昭和初期の前衛画家・村山槐多や
岸田劉生、萬鉄五郎らの作品を展示します。また、伊予にゆかりの書画や砥部焼を中心とした伊予のやきものも
ご覧いただけます。

■会期
2016年11月27日(日)~2017年4月23日(日)

2015年の槐多忌

2015-02-20 10:38:57 | 日記
久万美術館の代表的な作品《裸婦》を描いたのは村山槐多。
今日はその槐多の祥月命日。
1919年に22歳の短い生涯を終えた。
槐多が亡くなって今年で96年。
もうすぐ没後100年となる。
絵の前で槐多を偲んでみては。

現在《裸婦》と《芍薬》、展示中です。