未知の強豪発掘&応援ブログ

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チャド・グリッグスのプロフィール

2006-06-10 12:12:42 | 未知強プロフィール

異名:叩き上げの拳闘士
年齢:???
身長:182cm
体重:106kg
プロ戦績:2勝(2KO)
アマ戦績:無

もはやUFCの下部組織といっても過言ではないRITC。
アリゾナを中心に展開し、82回大会という歴史を誇る、こじんまりとしたカジノ興行だが、
これまでもエドウィン・デウィーズホーマー・ムーアギルバート・アルダナといったUFC出場者は勿論、
でぶったリコ・ロドリゲスをボコッたロバート・ベラウン等のローカルスターを輩出している。
UFCとの関係もとても良好で、TUFで一番期待されてたのに何もできずに敗退、更にはコネでUFC出場して負けたホワイトヘッドに自団体で大金星を挙げたばかりのロバート・ベラウンを噛ませ犬に差し出すなどしている。
そして、新たなるスターがまた生まれた。
トゥーソンシティ出身のチャド・グリッグスである。
ビデオゲームの会社をスポンサーに持ち、トゥーソン道場ボクシングジムに所属。
ハランスの取れたマッチョな体に、整った顔立ち、更に濃いモミアゲとアメリカンMMAファイターという見た目。
デビュー戦ではアンダードッグ相手に18秒、打撃でKO勝ちというデビューを飾り、
それがRITCのプロモーターの目に留まったのか、RITCデビュー戦でヘビー級タイトルマッチを組まれるという無茶な段取りを受けてしまう。
しかし、王者であり、UFCでブエンテーロと激闘を繰り広げたギルバート・アルダナの怪我での欠場でカードは変更に・・・、
それでもデビュー二戦目であるグリッグスの対戦相手に用意されたのは、UFC経験者でベテランのホーマー・ムーア
あからさまなアンダードッグ扱いと思いきや、逆にムーアが入場後にブーイングされるなど、会場人気はそこそこ。
試合ではカレッジレスリングで実績のあるムーアのタックルを切ってがぶり全く何もさせない。
四点膝やサッカーボールキックがあれば瞬殺だったかもしれないが、認められないため、がぶってのスラッピングやパウンドでひたすらムーアをいたぶるグリッグス。
何回かムーアのタックルが決まって下になるも、レフェリーの謎の高速ブレイクにも助けられて何もさせない。
2Rの出会い頭にムーアのフックを食らって一回転するなど、ヒヤッとする場面も見られたが、主導権を握り続けて第3Rに。
一気に勝負に出たグリッグスは、まるで漫画のワンシーンのようにムーアをアッパーカットで文字通り吹き飛ばし、パウンドで滅多打ちにして勝利をもぎ取った。
打たれるがままのムーアを見てボーっとしてるレフェリーに実況が呆れるほどのラッシュだった。
何はともあれ、デビュー二戦目で非公式ファイトも含めれば70戦以上闘っているベテランに終始落ち着いた試合運びで圧倒した新鋭は試合後に「鍛えてくれたチームに感謝したい、チームがなかったら今の俺はなかった」とトレーナー泣かせな一言。
次戦は今月26日にRITCで、何故かデビュー戦で秒殺した金魚と対戦予定。
現在、RITCからUFCへ派遣された選手はいずれも芳しくない結果だが、
試合内容には定評があるし、実況も「勝ったらUFCの選手になれるかも」等発言してる為、このグリッグスが参戦する日も、そう遠くないかもしれない。
パンチで一回転や、結果的にボトムから何もできなかった点に一抹の不安が残るが・・・。

グリッグスvsムーアや過去の試合も確認可能。

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