JCRC第７戦は撃沈 後編

話しを少しだけ前に戻します。

「スタート１分前」
とコールされた後、審判員の方から
「路面はウエットで、更に落ち葉でとても滑りやすくなっています。あまり車体を傾けてコーナーを曲がらないように」
という話がありました。

もちろん落車してしまったら、レースどころではなくなってしまう可能性があります。
試走でも、この日の下りの各コーナーは慎重に走らないといけないと思いました。
でも「集団がそれなりの速度で走ってしまえば、そんなこと言っていられないよなぁ・・・」
とも、考えておりました。

そして号砲とともに、私のＥ１クラスがスタートしました。

ここで前回も書いたとおり、クリートをはめることができず
かなり遅れての最後方でのスタートとなってしまいました。
ただ、スタートしてしばらくは、先導車が集団をコントロールしてくれます。
あまり慌てることなく、集団に追いつこうとしたのですが
ここである事実に気が付きました。
それは「私の足が予想以上に動かない」ということ。

先導車がコントロールする、かなり緩いペースで走っているのですが
私の足はすでに、その速度に付いて行くことが難しい状態でした。
この事実に気が付いた瞬間、冷や汗が出るほど、ローラーでウォーミングアップをしなかったことに大後悔。
「これはレースにならないかもしれない」
直感的にそう思いました。

それでもコースは、少しだけ登った後、本格的な下り坂になります。
いつもは下り坂の前に、先導車はいなくなるのですが
今回は完全に下り切って、コースの一番低い所まで、
先導車が集団をコントロールしてくれました。

そして、先導車が一気に速度を上げて、本格的なスタートとなりました。

当然、私はその速度に付いて行く事ができません。
それでも、しばらくはアップダウンが連続する区間だったので
「アップ」の方は遅れても、何とか「ダウン」の方で追いついていたのですが
本格的な登りが始まったところで、集団からはあっさりと置いていかれてしまいました・・・

呼吸は苦しい訳ではありません。
心拍数もそれほど高くありません。
足の筋肉に痛みはそれなりに感じます。
でもいつも以上に力を入れてペダルを回しているつもりでも、それが推進力に変ってくれない感じです。

同じように一周目で遅れた方と「何とか前に追いつきたいですね」などと言葉を交わしながら
先頭集団を追いかけてみるのですが、
この日はびっくりするくらいの強風のため、圧倒的に集団の方が有利であることは間違いなく
だんだんと集団は遠くなっていきました。

私の方はというと、周回ごとに体が暖まってきたことと
自分のペースに落としたことで、だんだんと足が動くようになってきて
徐々にスピードが出るようになってきました。

そして３周回目を終了し、４周回目に入ったところで
２分遅れでスタートしていたE2グループの、単騎逃げの方に追いつかれました。
抜かれる瞬間に、スピードを上げて何とかその方の後輪に付いたのですが
やぱり心臓破りの坂と言われる箇所で遅れることに・・・

ただその直後に、E2グループのメイン集団と合流。
この集団の最後尾につけて邪魔にならないように、それでいて集団の恩恵を受けられるように走りました。

この頃になると、体の方もしっかりと暖まっており、
ほぼ問題なく集団のペースに付いて行くことができました。

でもやはりというか、最終周回で勝負どころでもある心臓破りの坂で遅れることに・・・
それでも途中でDNFも頭をよぎった全７周回のレースでしたが
2分遅くスタートしたE2 グループに助けられ、何とか完走することができました。

ゴールして、コースから外れる箇所で何人もの選手が倒れこんでいる所を
平然と自転車を手で押しながら、駐車してある場所に歩いていく自分を思うと
「全然出し切れてなかったなぁ・・・」と改めて反省。

自転車を車にしまい、着替えを済ませてから
計測チップを返却に行くところで、途中からE2クラスの集団で一緒に走っていた
今回は別チームで参加されている、ショップの方とプチ反省会。
お互い「月１万メートルは登るトレーニングが必要だな」という結論に至りましたが、そ・それは・・・
日曜日に一度でも雨が降ると、達成できそうにない厳しいメニューが提案されてしまいましたｗ

今年最後と意気込んで参加した今回のレースでしたが
結果はとても残念なものとなってしまいました。
また来年、しっかりと準備してJCRCには参加させていただこうと思います。
でも、せめて勝負どころまでは集団についていかなければ
レース後、楽しくありません。

今回は当日を迎えるまでの準備は、しっかりと出来ていたと思うので
当日にしっかりと準備することができなかったことが、悔やまれて仕方ありません。
まあ、また次戦に向けてしっかりと反省をしていこうと思います。


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