ちゃりんこ役場

平坦系サイクリスト。埼玉県草加市から江戸川CRを目指します。Since2011,Aug

灼熱の初TimeTrial その2

2014年07月28日 | レース
ツールドフランス全21ステージが終了しました。
しかし今現在、私は第17ステージを視聴中です。
プロトンから完全に脱落して、グルペットからも遅れてしまったような状況です。
できるだけ早く凱旋門のスプリント戦を見たいと思っておりますが、
今週中は厳しいかなぁ・・・・


さて、前回からの続きです。

スタートを待つテントの中で周りを見渡すと、全ての人がDHバーを付けての参戦でした。
ノーマルバイクは私1人・・・・
(もっと言うと、ノーマルバイクにDHバーを付けている方もかなり少数)
まあ当たり前といえば当たり前なんですが、ちょっと肩身の狭い思い。
そしてハルヒルの時も感じたのですが、周りの皆さんがかなり速そう・・・・

スタートを待つ私たちの周りには、レース直前の緊迫した空気が辺りを支配しておりました。
近くにいるチームメイトであるTM氏ともあまり会話をする雰囲気ではありません。
ただそんな緊迫して静まり返った空気に耐えられない馬鹿が、
TM氏に憎まれ口を叩いていましたが・・・w(同じチームのtake-iねw)

今回のTTは20秒間隔でスタートしていきます。

時間はたっぷりあると思っていましたが、気が付くと自分もスタート台に登る順番が回ってきました。

横に来たスタッフが「サドルを持ちますか?」と聞いてきたので
もちろん「お願いします」と即答。
当たり前です。私はクリートを入れるのが下手なんです。

隣の方がスタートする前からサドルを持っていただいたのですが
自分でも気が付かないほど緊張していたのかもしれません。
左のクリートが全く入りません。
ようやく入った時はスタート10秒前。←左のクリート入れるのに20秒!w

本当はスタート直前に手刀を切るなどの、ちょっとしたパフォーマンスを考えていたのですが
そんなことはすっかり忘れてしまい、
ついでにサイコンのスタートボタンを押すことも忘れてしまいましたw

で、直前の心地よい緊張を感じることもなく、ばたばたした状態のままスタートしてしまいました。

スタート台から一気に加速して、後方からの自転車が来ないことを確認してコースにin。
そこでサイコンのスタートボタンを押し忘れたことに気が付きました。
加速中でしたがガーミンのスタートボタンを押して、本格的な私のTTが始まりました。

あっという間に40Km/h越え。
オーバーペースかな?とも思ったのですが、
スタートから最初のコーナーまでの上流に向かうコースはフォローウィンド。
ちょっと重めのギアで踏み込みました。

そしてある程度スピードに乗ってきたところで、練習してきたエアロポジションを取りました。
まあハンドルバーに両前腕を乗せて、頭をできるだけハンドルに近づけるだけなんですけどね。

そして最初の折り返し。
ここまでは想像以上に順調でした。
アベレージが40Km/hを越えており「ちょっとオーバーペースかな?」と思えるほど。
しかしここから下流に向かい始めると、一転悪夢の向かい風。

何とか40Km/h台にあるアベレージを維持しようと試みたのですが
心拍数が170台に突入しており、ペダルを踏む力を弱めました。
ゴールまでこの心拍数を維持できるとはとても思えなかったから。

しかしスピードを緩めてみたところで、一度上がった心拍数は落ちてくれません。
「まいったなぁ・・・」と思えていたこの頃の自分はまだ体力的にも余裕があったんですね。
結局第一コーナーから長い直線を進み、第二コーナーまで
サイコンの心拍数とにらめっこしながらペダルを回しておりました。

そして第二コーナーを曲がり、追い風基調の直線を進み始めました。
この区間は40Km/hを維持して走りたい。
再びギアを上げ、速度を上げていきました。

この辺りから暑さのせいか、だんだんと気持ち悪くなり始めました。
心拍数も175を越えてきて、呼吸もキツくなり始めました。
呼吸が厳しくなると、極端な前傾姿勢をとるエアロポジションが辛くなってきます。
それでもせっかくのフォローウィンド区間です。
「ガマン、ガマン」と声を出して自分を励ましながら進みました。

第三コーナーを曲がり、再び向かい風区間に突入しました。
ここが今回のTTで最もキツかった区間。

心拍数は180を越えてきました。私にとって180はレッドゾーン。
本来ならば緩めたかったのですが、そんなことはできません。
下ハンを持ち、頭がハンドルに当たるくらいまで前傾を深くします。
少しでも風の抵抗を和らげたい一心でした。

そんな苦しむ私の横を悠然と追い抜いていくバイクがありました。
「後輪に付きたい・・・・」
あの後ろに付いてしまえば、向かい風を和らげることができます。
呼吸、心拍、速度もきっと回復させることができます。
でも・・・それをやったらきっと後悔する。
断腸の思いで、進路をずらしてドラフティング効果がないように仕向けました・・・・

長い長い直線でした。
向かい風区間の直線の半分を過ぎた辺りから心拍数を見ることを止めました。
いくらサイコンを眺めたところで、この心拍数はもう下がりません。

気持ち悪さは更に悪化。頭痛も多少出てきました。
もしかしたら熱中症の症状かもしれない・・・
凍らせておいたボトルの水を首にかけて、気合を入れます。
「がんばるのはいつ?今でしょ!」自分にそう言い聞かせてもう一度ペダルを踏み直しました。



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5 コメント

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初めまして、お疲れ様でした。 (黄色のスピコン)
2014-07-29 19:47:37
 初めまして、以前からプログは、見てました、たまたま、同じレースで、しかも出走が、2つ前に、Take-iさんがいたので、お会いできると思い、たのしみにして、レースに臨みました、こっちは、TTバイクなので、追い抜かないといけないなと、現実に、追い抜きましたが、次回は、同じ条件で、走ってみたいですね、今回は、自分もちょっと、足のけがが治ってなくて・・・ロードは、赤いマドンなので、見かけたら声を、かけていただけたら、うれしいかと。
返信する
Re:黄色のスピコン様 (take-i)
2014-07-30 00:22:25
コメントありがとうございます。
当日は暑かったですね。お体は大丈夫でしょうか?

それにしても速かったですねぇ。
並ぶ間もなく抜かれてしまいましたよw

できればいずれ同じ条件で走ってみたい気もありますが
何せ先立つものが・・・・w

またいずれどこかの会場でお会いできることを期待しております。
返信する
暑かったですね、いろいろ (黄色のスピコン)
2014-07-30 21:54:36
 当日は、ほんとに、暑かったですね、体のほうが、右ひざ、左すね、打撲してましたが、本番前になったら、テンションあがりすぎて、痛みも、忘れw、終わって、自転車を、積んだ後から、激痛がw2日ほど、まともに、階段も上がれずでしたが、今回のレースでも、まだまだ、課題が、多く、改善しないといけないことが、いろいろありまして、TTは、難しいですが、結果で、努力が、反映されやすい競技なので、お互いがんばりましょう。3戦目も、出る予定なので、お会いできることを、期待します。
返信する
Unknown (take-i)
2014-07-31 07:58:06
怪我を押して出場され、40km/h越えは凄いです!
走られている時、痛みを忘れていたみたいですが、
多分、フォームは微妙に崩れていたと思われますので、
きちんと治せば更なる向上がありますね!

私は第三戦はエントリー出来ませんが、
また来年度、参戦したときにはよろしくお願いします。
返信する
9/20開催サイクリングイベントのご紹介 (トレイルジャム in Mt.FUJI 大会事務局)
2014-08-01 16:55:38
突然のコメントで失礼いたします。
MTBレース「 9/20(土)開催のトレイルジャムin Mt.FUJI 」のご紹介をさせていただきます。
富士山の麓でお楽しみいただける大会で、68㎞サイクリング、MTB 3Hエンデューロ、シクロクロス、
トレイルランニング等を種目とした複合アウトドアイベントです。
レース参加費はお一人様4,200円~になります。
サイクリングのゲストには山本雅道さん、益子直美さん、ちゃりん娘さんを予定しております。
また、レースに参加されない方でもお楽しみいただけるコンテンツもそろえておりますので、
是非参加をご検討くださいますようお願いいたします。
詳細は下記サイトをご覧ください。
▼大会公式サイト:http://trail-jam.com/

◎エントリーはこちら
⇒スポーツエントリー:エントリー締め切り9/4まで
自転車・バイク競技・ランニングバイク+キングオブトレイルジャム 
http://www.sportsentry.ne.jp/event/t/43313
ランニング競技+キングオブトレイルジャム
http://www.sportsentry.ne.jp/event/t/43312
⇒ランネット:エントリー締め切り9/4まで
ランニング競技+キングオブトレイルジャム
http://runnet.jp/entry/runtes/user/pc/competitionDetailAction.do?raceId=98037&div=1
自転車競技・ランニングバイク※キングオブトレイルジャムに参加される方はランニング競技からエントリーください。
http://runnet.jp/entry/runtes/user/pc/competitionDetailAction.do?raceId=98278&div=1

***********************
トレイルジャム in Mt.FUJI 大会事務局
(グローブスポーツコミュニケーションズ(株)内)
メールアドレス:sxtjif@gmail.com
TEL:03-6380-8854 平日10:00 ~ 17:00(土日祝日を除く)
***********************
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