あしたはきっといい日

楽しかったこと、気になったことをつれづれに書いていきます。

鬼気迫る

2009-02-24 07:52:48 | 音楽を聴く
先日の『銭ゲバ』では、父の死にショックを受け、朦朧とした状態になっていたた緑が、風太郎の本心に触れ、身を守るためにその状態を演じていたと告白するとともに、彼を「金に負けた」と激しく責め立てるシーンに釘付けになった。
風太郎がマカロンのデコレーションケーキを食べるシーンを含め、テレビドラマではあまり見ることのない強烈さを持っていた。

松山ケンイチさんの作品に対する思いは、『セクシーボイスアンドロボ』のときにも強く伝わってきたが、今回の作品では、その主題の過酷さもあいまって、ストイックさがより強く感じられる。
さらに、ミムラさんのあの演技は、一部で「神が降りてきた」と評されるのも納得の、「鬼気迫る」という言葉そのものだった。公式ホームページのスタッフブログには、彼女がそのシーンにいかにして臨んだかが綴られているが、裏話抜きでも、あのシーンを目の当たりにしたら、彼女が魂で演じていることは強く伝わる。

終盤を迎え、彼や周りの人々の心がより深く描かれていくだろうが、脇を固める役者さんも含め、みなそれに応えられる人ばかりだ。岡田惠和さんの本も、演出も今までの流れはしっくりしていると思うので、最終回まで目が離せない。

さて、昨日CDショップに寄って、かりゆし58が歌う主題歌『さよなら』を試聴していたら、目が曇ってしまった。それまで買おうか迷っていたが、吹っ切れて一枚手にしてレジへと向かった。

帰宅して改めて聴き、また心が震えた。

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