小川の辺 2011年07月09日 | Weblog 藩命か、愛か、 過酷な宿命、家族の愛を描いた、藤沢周平の最高傑作と聞いた。 大人になってから、殺しあってはじめて判り合えたラストシーン。 家族関係が稀薄になった現在では、より家族の絆、地域の助け合いが 叫ばれる。長男と長女そしてそこに他人が入って来る暮らし方は、 僕には計り知れないが、長女に「恋心」が芽生えるのは当然なことで ある。そしてこの映画の背景は、「小川の辺」で出発し、 「小川の辺」に終着する。 幼い頃の長女の「恋心」にはじまり、長男の「愛」に帰着する。