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記事もすこしずつ消していきます。
マリーンズファンは辞めてませんし、辞めませんよ♪

11/144 鷲3○ : 染まらない

2009年04月17日 22時50分00秒 | Marines09R-Season


WBC代表に井口がいたら、もっと簡単に優勝できたんじゃないの? そう思うくらい勝負強いよなあ。 昨日の試合はもう井口サマサマ。 『神様、仏様、井口様』ですよね、ノムさん♪


まだまだたかが11試合終わっただけですが、敢えて言いましょう。


井口、マリーンズに来てくれてありがとう!

 河北新報



以前、まだオーティスが解雇になっていなかったからとはいえ、「井口はいらないよ」なんて書いてしまってすいませんでした・・・・・
このまま(どこかの運河さまみたいに)マリーンズ臭には染まらないでくださいね。





2009/04/16(木) vs 東北楽天ゴールデンイーグルス 千葉マリン(18:15)

チーム10得点安打失策
宮城・鷲 0 0 2 0 0 3 2 0 0 0 7 14 1
千葉・鴎 2 0 0 0 1 1 3 0 0 4X 11 15 1

第3回戦 2勝1敗0分 | 曇り 18℃ | 観客数: 13,984人

審判
主審: 津川  一審: 川口 二審: 中村 三審: 秋村



勝利投手 【鴎】 シコースキー (2勝 1敗 0S)
敗戦投手 【鷲】 小山 (0勝 1敗 1S)

投手=捕手
【鷲】 永井、グウィン、佐竹、木谷、有銘、●小山=嶋、藤井
【鴎】 成瀬、中郷、高木、小宮山、伊藤、○シコースキー=里崎

本塁打
【鷲】 なしよ。
【鴎】 西岡1号ソロ(7回・木谷)、里崎1号2ラン(7回・木谷)、井口2号満塁(10回・小山)

観戦方法
  各種携帯速報→千葉テレビ(8回表ちょっと)→ラジオ日本マリーンズナイター
   →J-Sports2(9回裏バーナムJr.打席、10回裏井口打席やダイジェストなど)





本当にすごい試合でしたね。
さすがGイーグルス戦!と言わんばかりのどえらい長い試合時間が示すように、中盤に入るとバカ試合の様相満載。 取ったら取られ、取られたら取る。 今年はたかが11試合だけとはいいながら、デジャヴか?と言いたくなるくらい何度も観た光景。 
でも、この試合で大きく違ったのは同点に追いついたこと。 そして、同点に追いついた後には失点しなかったこと。 この2点が非常に大きかったですね。 中郷と小宮山はちょっと打たれてしまったけど、1球で2アウト(併殺打)を奪った高木・8回連続三振で切り抜けたおっさん伊藤・力で2イニングねじ伏せたシコースキー。 彼らを筆頭に中継ぎ陣が(12球団の中では十分に)安定していることが、この試合の勝利に寄与しているわけです。 


ポンタさんが先日書かれておりましたが、2005年のJFK/YFK(YFKの呼び名はマスコミによる単なるパクリ名称だが)といった先発→中継ぎ→抑えという中継ぎも重視したスタイルを、先立って日本野球に確立した恩恵の賜物とでもいいましょうか。 それまでの勝利の方程式は、先発→抑えという2段階。 先発も抑えもできない投手は敗戦処理みたいな感じになっていましたからね。 「ホールド」という記録が付くようになったのも、いかに中継ぎが重視されるようになったか、という表れでもあるわけです。




閑話休題。

私個人的にはホームラン連発の試合というのはあまり好みではないのだけれど、この試合ではホームランが相手を意気消沈させる非常に有効な攻撃手段であることを示した試合でもありました。 もう一つ私があまり好みではない言葉を使わせてもらえば、西岡の一発などはまさに「流れを変える」一発だった、ということでしょう。 そして、里崎の同点2ランホームランは「流れをマリーンズに引き寄せる」一発。

7回表に小宮山が打たれ(というか、サブローの完全なる目測誤りだわな)、点差が3点と広がった直後の攻撃。
永井が危険球で降板したのち、中継ぎ投手不安がいつになっても解消しないGイーグルスだけにチャンスはあると思っていましたが、4人目・木谷に変わった途端、西岡の豪快な一発ですよ。 それまでは追いつきそうで追いつかず、点を取ってもすぐに離されるという嫌な展開だっただけに、たかが1点、されど1点。 この西岡の一発は大きかった。 西岡の春休みが終われば少しはチーム状態が戻るだろう、とは私は身勝手に思っていたので、実際に西岡が集中力を切らすことなく追撃弾を放ったことが、非常にうれしかったですね。 たとえ、結果的にこの試合で負けてしまっていたとしても。

そして、この後2アウトまで取られたものの、理想的なレフトへのホームラン以来、絶不調に陥った大松がしぶとくレフト前に落として出塁。 絶不調な選手が、好運とも言えるヒットが出るのはとても良い傾向。 電車内で速報を読みながら「大松にもヒットが出たなら、まだまだいける(はず)!」と心の中で思って(願って?)いましたよ。 このヒットも「流れを引き戻されない」ために必要な貴重なヒット。 

ここで打者は、里崎。 里崎も不調。 まあ、里崎の場合は元々出会い頭というか、決め打ちするタイプって感じなので、決め打ちがうまくいかなければ、華麗なる空振りをするだけなんですがね。
この打席の里崎は決め打ちしていたのかどうかはわからないけど、本人曰く低めのストレート(フォークじゃないか、とEgarさんは言っております)を綺麗にすくい上げ、打った瞬間にわかる同点2ランホームラン! 正直、今の里崎ならあのコースしか打てないんじゃないの、と言わんばかりにコースにきましたね。 あとボール一つか二つ外寄りか低めにずれていたら、見事な孤を描いて空振りをしてくれたでしょう(場合によってはバット投げ付き(怒))。
西岡や里崎といったチームの主力となる選手が打ち、そして追いついたとなれば、そう悲観するようなものでもないですよ。

9回裏には、ノーアウト1・2塁という絶好のチャンスがあったけれども、早坂が初球、3塁線に奇麗に転がす非常に惜しい送りバント失敗がありましたが、結局、それが早坂にとってベストバントだったわけで。。。 2球目、なぜもろストライクをバット引いてしまうのでしょう? あれで「ああ、もう送りバントは望めないな」と思いましたよ。 だって早坂、すでにこの時点で顔に斜がかかっていたし。。。 
案の定、ボビーにしては珍しくスリーバントを命じるものの、早坂は打ち上げてしまいキャッチャーファールフライ。 それから何度となく、J-Sportsのカメラに抜かれていましたね、早坂。。。



そして、10回裏。
今江のフォアボール、福浦のヒットで1アウト1・3塁。 ここで早川の送りバント失敗(ファール)もあったのだけど、福浦のヒットと今江の好走塁のおかげで一打サヨナラの場面。

野球にとっても詳しい方にお聞きしたいのですけど、1アウト1・3塁の一打サヨナラの場面。 この場面で敬遠する意味って何なのでしょうか? それもその次が打撃好調かつ勝負強い4番打者なのに。
内野ゴロを打たせてダブルプレー狙い? それなら、1塁にもランナーがいるのだから、内野ゴロを打たせたら6-4-3などのダブルプレー取ることできますよね? 満塁にすれば、タッチプレーなしに本塁でアウトにしてから1塁へ投げてもダブルプレー取ることができる(可能性がある)からですか?
もしそうだったとしても、守りの通り一辺倒なセオリーよりも、西岡と井口の比較の方が重要な場面だったような気がするんですけどねぇ。 他球団の作戦やプレーを「ルンバ」などで批判することも多い野村監督だけに、正直解せないといいますか。 もちろん、結果論って言われたら結果論にすぎないのですけど。



再び、閑話休題。

そんなセオリーだの関係なしに、やはり井口の存在は素晴らしいですわ。 先行してUpしていた文面にも記載しましたが、本当にマリーンズに来てくれてありがとう!井口!
勝負強さと言いますか、ひとつでもランナーを進めるため、1点でも多く点を取るために、自分がその場面場面でどういうバッティングをすれば良いのかをひたすら考えて、そして実行しているのだな、とつくづく感じます。
ヒーローインタビュー聞きましたけど、「外野フライでも1点獲れるケースだったので、(2ストライクと)追い込まれてからコンパクトに振りました。」だそうですよ。 

5回ノーアウト満塁のピンチチャンスでも、結果的にはダブルプレーの間に1点という最低限の結果にしかなりませんでしたが、強く振りぬいて長打(マリーンズの場合は中打?)を狙うのではない、というのを非常に感じましたしね(ダイジェストを先に見るからそう言えるのかもしれないけど)。
サヨナラ満塁ホームランとなった打席も、甘いコースの外角スライダだったとはいえ、とにかくバットに芯で捉えて振りぬくことに専念していた、という力みの感じない打撃。 バットの芯でしっかりと捉えてしまえば、決して無駄に力を入れなくてもホームランにだってなる、という打撃。 もう脱帽です。
井口が所属していたころのダイエーホークスが強かった理由が非常によくわかります。 井口のような選手が4番に座らなくても良かったくらいなのですからね。





先発の成瀬について触れていないので、最後に少しだけ。
観戦方法でも書いたように、成瀬のピッチングはダイジェスト映像(スポーツニュース含む)しか見ておりません。 つまり、6回などの打たれたところしか見てないのですよ。 だから評価するとしたら、5回しか持たないし5失点もするのだから、先発としての役割は全く果たせなかった、としか書きようがありません。

他の方のブログを読ませていただくと、評価は千差万別ですね。 「非常に球にキレも全般的には良かったけど、たまに高めに抜ける球があり、それを痛打されてしまった」と良い評価もあれば、「甘い球が多く、球の出どころが見えにくいことが成瀬の特徴なのに、大事な時期の練習不足から下半身の粘りがないため、安定したフォームで投げることができなかった」と悪い評価もあったようで。
いずれにしても、成瀬が降板した後、5人の中継ぎ投手を出さざるを得ず、伊藤・シコースキーは回跨ぎしなければならなかったことを考えたら、やはりダメダメです。 
唐川と俊介に頼みこんで、二人の爪の垢を煎じて、次の登板まで毎日飲み続けて下さいませ。





さて、今日の試合は、7人目の先発ローテーション投手・大嶺。
大嶺の最終テストなのか、それとも(なぜか一部で好評らしい)WBC方式・第2先発方式で小野あたりをバックアップで持ってくるのか、などがちょっと気になるところです。 (この記事を書いているのは昼休み中なので、今はすでになんらかしらの結果は出ているかもしれませんが・・・)


後輩・唐川の爪の垢を煎じて飲んだことでしょう(?)から、できれば6回80球2失点くらいでお願いします!
(・・・・・・・・期待が控えめすぎ?)










本日の余談コーナー

※その1
ホームラン連発の試合があまり好みではない理由は、マリーンズの場合は翌日(次の試合)に全くと言っていいほど打てなくなることがほとんどだから。 水道橋チームのように長距離砲ばかり並ぶ打線なら、また感覚も違うのでしょうけどね。

※その2
「流れ」という言葉ですが、私的には試合が終わった後、改めて振り返ってみたら「このプレーがあってから一気に●●チームが調子づいた」という意味合いで使うのであれば、それほど違和感はないんです。 ただ、試合中に「これで流れが変わりますよ~~」というのは、正直意味不明。 
先日、マリーンズがトリプルプレーを奪われた試合で、解説の岩●氏が「このプレーで流れが一気に変わります」と言っていましたが、1回表の段階で「試合の流れ」が変わるって? もし「流れ」を肯定するにしても、1回表裏の攻防はどちらが「流れを引き寄せるか」であって、「流れが変わる」も何も「流れ」はまだないわけでして。 本当にどうにかならないもんでしょうかねぇ、解説者もプロなんだから。。。