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マリーンズファンは辞めてませんし、辞めませんよ♪

5/23 Sw戦 ● : セット

2008年05月23日 23時10分01秒 | Marines08R-Season
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 うーん、言葉もないな~~。

 結局、ミスにつけこめたチームと、ミスにつけこめなかったチームの差なんでしょうね。





 先日コメント欄で「M」さんが書いておりましたが、今年はミスした分だけ追いつかない。 今日も結局その通りになりました。


            



 12回表。
 根本が先頭打者を四球で出してしまうものの、ユウイチの送りバントを根本が好フィールディングで2塁で刺し、スワローズのチャンスを潰したかにみえました。

 しかし、ここでボビーは動きました。
 根本に替わって、シコースキー。 それも1塁ランナーに脚の速い代走が出る、というコールされた後に。 



 それでも、シコースキーは畠山を打ち取りました。 打ち取ったはずでした。 飛んだところも名手・福浦のところでしたから。

 シコースキーは腕を上げて、打ち取ったことをアピールしました。 しかし、ボールはこぼれました。 福浦のグラブから。

 決して難しい打球ではありませんでした。 確かに風は吹いていました。 ですが、眼の前にフェンスが迫ってくるような場所でもないですから、本拠地であるところのチームがエラーをするようなところではありません。 してはなりません。

 この後、あきらかにシコースキーの投球が変わりました。 完全に自分を見失っていました。 そして、打たれました。 右中間を深々と。



 まだこれで止まっていれば良かったのでしょうけれど、2つ目のアウトを取る事さえできません。

 ライト前ヒット、フォアボール。 1アウト満塁。



 ついに荻野まで登板することになりました。 

 荻野は今日は球がキレていたと思います。
 荻野の特徴である大きなカーブがキレよく曲がっていました。 その大きなカーブで代打・宮出をサードゴロで打ち取り、最悪でもホームフォースアウト。 うまくいけば、一気にダブルプレーで、勝利へ一縷の望みが残るはずでした。



 今江は丁寧に、ゴロに対して正面で捕ろうと待ち構えていました。
 しかし、ほんの少しだけバウンドが変わります。 ほんの少しだけ、これまで転がってきたバウンドより高く上がります。

 今江のグラブにボールが・・・・・・・・・・グラブの土手にあたり、無情にも後方へ転がっていきました。



 2点目献上。


            


 4回裏。
 2アウトながらランナー1・2塁。 打者は今江。

 カウント1-1から、今江はうまく引っぱり、三遊間を抜けそうな当たりを放ちました。 スワローズのサード・川島がかろうじてグラブに当てるものの、ボールは後方へ転がりました。

 悪くても満塁。 2塁ランナーが西岡でしたから、転がる方向によっては一気に先制点を奪えるとことでした。

 しかし、そのボールはサード後方に回り込んでいたショート・城石のグラブの眼の前に飛び、城石はなんなくボールを掴み、すかさずセカンドに投げ、間一髪アウト。


            


 その城石。
 9回裏、オーティズの平凡なショートゴロをこぼします。 全く何のイレギュラーもしていない平凡なゴロです。

 その後、マリーンズはフォアボール二つを得て、2アウトながら満塁とします。 
 ここまで好投していたスワローズ・石川。
 この回の先頭打者・福浦を三振に獲った球も、完全に抜けた球でした。 ですが、制球がなくなっていたのはあきらかでしたから、フォアボール二つ(一つめは2ボール後、敬遠でしたが)は必然の結果だったのでしょう。

 ここで打者は、大塚。
 カウント1-1。 やや高めの球。 決して甘いコース、というわけではなかったですが、高く打ち上げたキャッチャーファールフライ。 チャンスはつぶれました。


            


 つらつらと書いてきましたが、成瀬・石川の好投のおかげで、海でいうと「凪」の状態だった試合展開の中で、ほんのわずかにたった「波」。 その「波」は全て連なっていたといっても良いかもしれません。

 サーフィンをされる方は知っていると思いますが、波というのは2・3個の小さな波の後に、それまでよりも大きな波がきます。 「セット」と言われる波の現象です。 周期的に起こるうねりの集まり、のことです。


 今日の試合も小さな波がいくつか来て、最後の最後で大きな波(うねり)が来ました。 マリーンズの野手達は、そのうねりに飲み込まれてしまいました。 投手も巻き込まれてしまいました。



            



 成瀬は、今日は本当に素晴らしいピッチングでした。

 ここ数試合、1試合の中でも良い時と悪い時が極端だった状態とは違い、ほぼ最初から最後まで、インコース/アウトコースのコーナーギリギリに制球され、チェンジアップなども非常にキレよく低めへと制球されていました。 あまりにもキレが良いため、テレビで観ていると「なぜワンバウンドになりそうな低目のボールを、スワローズの打者は振り回しているんだ?」と思うほどでした。

 実際、2被安打だけです。 2回・3回の先頭打者に一つずつ、計2つ四球も出しましたが、明らかなボール球というものはほとんどありませんでした。

 それでも勝てませんでした。


            


 チーム状態が悪いチーム、というのは、こういう試合になる、という典型的な試合。



 打者が打ちまくっても、投手が打ちまくられる。
 投手が最高の投球をしても、打者が打てない。
 好プレーを連発しても、大事なところでエラーが出る。
 もしくは、エラーが出て決定的な差がついた後に、好プレーが出る。
 バントを失敗した後に、ヒットが連続で出る。
 送りバントが次々成功しても、その後ヒットが出ない。




 増える一方の借金生活でなければ、今日の試合はあまり悲観する内容ではありませんでした。 好材料がたくさんあった試合、とも言えるはずのものでした。 少なくとも今日は「野球」の試合でした。

 しかし、あまり明るい気分にはなりません。 チーム状態が上がっている気配を感じないからです。 最終回を除いた今日のようなプレーが、次の試合でもできるのでしょうか? その次の試合も、さらにその次の試合も。。。


 そのような状態でも、試合は待ってくれません。
 明日は一応、現時点(23日23時)では15時頃から雨が降りだし、どんどんと強く降る予報になっています。 もしかしたら、もう少し早めに、強く降りだしてくれるかもしれません。

 マリーンズに今必要なのは、時間、なような気がします。 野球の試合をしない時間。
 


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 今江なんですけど、今江の場合、自ら「調子が良い」と言い始めた時点が「調子が落ちる下降線の始まり」になっていますね。
 得点圏にランナーがいる時もそうですが、どうも強く意識してしまうことにより、悪循環に陥ってしまう傾向にあるようです。 今オフでは、是非とも精神修行をお願いしたいですね。
 でも、断食の効果は微妙なので、他でお願いします。