戦争を挟んで生きた女性の回顧録

若い方が知らない頃のセピア色に変色した写真とお話をご紹介いたします。

8/28 その2 ジェニーさんが立てない・・・

2010-08-28 17:04:31 | Weblog
 毎朝起きて仏様にお線香を上げると直ぐ外に出てジェニーさんの小屋に行きます。ジェニーさんの家は2つあって1つは台所の裏、東向きに建っています。もう1つはもっと広いのですが東の端にあり、今までは台所の裏にいました。けれど足腰が弱くなり、少し位遠くても地面から上がる平らな木のフロアの上に置いてある犬小屋に入るには東の方が段差が小さいので岩上獣医さんの勧めで東に移しました。もう眼は白内障で見えないのです。いつもごはんを持って行く時に感じます。「ごめんね、ジェニー・・・私も同じくらいなんだよ、お前をみてやるのもこれで精一杯なんだよ」と心の中ではそう思っております。2,3日前、、ジェニーがよたよたしていました。昼間家に帰った時です。這いつくばってフロアに上がろうとしていますが、なかなか上がれません。暫く見て居りました。ジェニーも長い命では無い事は分っております。兎に角眼も見えない位ですから・・・仕方がないと思いました。ジェニーが1番好きな場所は今のところフロアの上ではなく、下のコンクリートの端なのです。暑いので其処だと冷やっこいのでしょうか?水も下にあります。私はそれを見て居りましたが手を貸さず、そのままにしました。もう、寿命だと思いましたから・・・その夜遅く帰宅した私は1番先にジェニーを見に行きました。彼女は何事もなかったように犬小屋の中で寝ているようでした。そうです。夜は犬小屋で寝るのです。それからジェニーが這いつくばっている様子を見た事はありません。ジェニーも頑張っているのです。私も頑張らなければ・・・と思いました。

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