Kyara's Style

日々のつれづれ
      
           思いのままに・・・

いろいろあったけど・・・

2010-03-24 13:50:30 | 日々の出来事
三月ってなんて忙しいんだろう~。
特に今年の三月!

二月も終わる頃、
義姉が脳梗塞で別府の病院に入院したと連絡があった。
脳の「言語」をつかさどる部分に梗塞が見られ、
言葉が出なくなっている。
ベッドに腰をかけている義姉は、表情も反応もほとんど無かった。

   夫と十二歳も年の離れた義兄夫婦に子供は無く、
   税理士をしていた兄は、退職後二人で仲良く旅行などを楽しんでいた。
   北海道から鹿児島まで、そのほとんどを二人で旅を楽しんでいた。
   まさに悠々自適、優雅にリタイア後を過ごしていた。

初期治療が済み、三月になり、
リハビリの為 由布院の病院に転院した義姉は、
笑顔も少し出て、問いかけにも頷くようになっていた。

姉の腰掛けるベッドの隣に腰を下ろし、
姉の手を取りながら話しかける。

女同士、これまで手を握り合って話したこともないし、
肩を抱いたことも無かったけど、
何の躊躇も無く自然にスキンシップが取れるのが不思議だった。

一人っ子の私が、兄弟の縁を持って三十六年。
どの兄弟からも、嫌な思いや言葉を受けたことが無い。
義姉もやさしく接してくれていた。
「kyaraちゃん」と言って、とても大切にしてもらっている。

病気で辛いこの兄夫婦に、出来る限り大切に接していきたい!
今の私がしなければいけないことだと思っている。

義兄は一日も欠かす事無く、
片道1時間の道を毎日病院へ通っている。


そして私の九十四歳の母。

家の中で転んで、腰を痛めたらしく、
ケアマネージャーさんからの連絡があるまで、それを知らなかった私。
すぐさま病院へ駆けつけたが、「家で一人で休んだら大丈夫」だと気丈な母。

痛くたって、不自由だって、決して連絡をよこさない母。
「娘に心配をかけるから・・・」

そんなのいいのよ。
心配だってかけて欲しいし、
痛い時は「痛い!」と言って欲しい。
もっと我儘を言って欲しい。

でも・・・我慢をしてしまう母。

翌日、痛みで起き上がれなくなったらしく、
別の病院へ連れて行くことになった。

忙しさの真っ只中にいた私は身動きがとれず、
小さな孫ちゃんがいる娘に甘えて、
夫と娘達に、母の診察や入院を助けてもらった。

病院のベッドで休む母は、
又一回り小さくなったような気がする。
私が訪ねると、嬉しそうにしながらも、
「早く帰りなさい、あなたも忙しいんだから・・・」と
気遣ってくれている。

もぅ~私、六十を過ぎてるんだよ。
だのにいつまでも「母の子供」なんだよね。
「あれして」「これして」を決して言わない人。
言って欲しいのに・・・・・。


孫ちゃん二人も体調を崩し、バタバタした三月。
学校も卒業式が終わり、
週末には移動の発表があるだろう。

あともう少し忙しさは続くけど、
あと少しだけ!

今は、そのみんなが落ち着きを取り戻し、
咲き出した可憐な桜を楽しむ余裕も出てきた。

雨に濡れた桜は、ふるふる震えている。

あの時の私の気持ちと同じ、
ふるふる・・・ふるふる・・桜の花。