こうのとりちゃんを待つ日々・・・ななの不妊治療NOTE

39歳、結婚9年目。子宮内膜ポリープ切除2回、稽留流産を経て体外受精3回目で妊娠継続中です。双子であることが判明!

クリニック卒業、感謝でいっぱい

2009-12-09 | 妊娠3ヶ月

今日で9週6日。明日から10週に入ります。



4日前の土曜日に今までお世話になっていたクリニックに行ってきました。


本当はもう少し前の平日に行こうと思っていたのですが、どうにも自信がなくて。


1人で電車を乗り継いでいくことがこんなに困難に思えるなんて、初めての経験です。

それでダンナちゃんがお休みの土曜日にしました。


車でもいいよ、と言ってくれたのですが、30分ほどでもたぶん途中下車したくなるし、だったら電車の方が危険は少ないかと考え電車にしました。


幸い、乗り継ぎもよく、途中乗り換え駅でトイレに行ったりしましたが無事に到着。


しかし、ここからが・・・長い道のりだった


内診で呼ばれるまでに3時間待ちました・・・


確かに座り心地の良いソファではあるのですが、とにかく同じ姿勢でいられない私。


気持ちが悪いのであっち向いたりこっち向いたり、少し歩いてみたり。


眠ってみようとも思いましたが、人も大勢いるのでなかなか落ち着いて目をつぶることもできず。


そして時間が経ってお腹が空いてくると猛烈に気持ち悪さが襲ってくるので、ガム・飴・チョコレート等を口に入れてはみるけどまさにその場しのぎ。


もうそろそろ呼ばれるだろうと思い、内診室の近くに1人で移動してみたがなかなか呼ばれず、とうとう看護師さんのいる部屋をノック。


「すみません・・・もうすぐ内診に呼ばれるとは思うのですが今つわりで・・・3時間待っていたら具合が悪くなってきちゃったんですけど・・・どこかで横になれたりしますか?」と聞きました。


看護師さんたちもちょっとあわてた様子で「大丈夫ですか?!ごめんなさいね。すぐにリカバリ室にご案内しますからね。内診の順番がきたら呼びにいきますから」と、ベッドに案内してくれました。


やっとの思いでベッドに横たわるとホッとしたせいか少し楽になりました。


でもすぐ10分くらいで内診に呼ばれたのであっという間の休息だったのですが。


こんなことなら我慢しないでもっと最初から休ませてもらえばよかったと後悔。


3時間ベッドにいられたらどんなに楽だったことでしょう・・・もう後の祭りですが。


内診台に乗って待っていると先生がいらして「え~っと、ななさんね」とつぶやいたかと思ったらいきなりカーテンを上に押し上げてお顔を出されたのでギョッして私も起き上がりそうになりました


「いや、つわりがきつい顔してるかな~と思って」って・・・


こんなこと初めてでびっくりのまま・・・


「ほら、見えますか?2人とも手足を動かしてるよ。ほとんど同じ大きさだね」とエコーをさっさと見せてくれました。


すっごい貴重な瞬間で、今思えばすごく嬉しい瞬間だったんだけど、その前の衝撃が大きくてなんだか呆然としたままの私


とにかく「生きてた」とホッとして、今度はずっと待っていたダンナちゃんと一緒に先生のお話でした。


「2人ともほとんど同じ大きさに成長しています(約2㎝ずつ)センター病院にもなんとかねじこむことができたしね(夫婦声を揃えて「ありがとうございます」)いやぁ、双子は本当に大変だと思うけどこれから頑張ってくださいね。ご主人もね。え~っと(カルテをめくりながら)前回は残念な結果になっちゃったけど・・・倍返しで戻ってきたじゃない!今日で卒業ですね。じゃああとは看護師さんとちょっとお話して帰っていいですよ」


また2人で声を揃えて「本当にありがとうございました」と言って部屋を出ました。


もっときちんと最後のお礼の言葉を言って、どんなに先生に感謝しているか、このクリニックに来てよかったと思っているか、スタッフ皆さんによくしてもらったことなど思いはたくさんあったのですが、なんだか胸がいっぱいになって、一言で精一杯でした。


あとでダンナちゃんと話したけどやっぱり彼も同じだったみたい。


その後看護師さんに呼ばれ、出産後に送り返してくださいというアンケート用紙をもらって「元気な赤ちゃんを産んでくださいね」と言われました。


ここでもまた今までのたくさんの感謝の気持ちを言いたかったのですが、泣きだしてしまいそうで「本当にお世話になりました。ありがとうございました」が限界でした。


この看護師さんは私の前回の流産の手術の後そばについていてくれた人だったのでなおさらいろいろ思い出してしまって(たぶん彼女はそんなことまで覚えていないと思うけど)


今まで8年間いろいろなクリニックにかかってみて、卒業という形ではなく勝手にフェードアウトしてきました。


ここは違うかな・・・と思うとだんだん足が遠のき、行かなくなる・・・ような。


だから、こうして堂々と?卒業です、もう来なくていいんですよと言われると、なんか淋しい気すらしてきます。


本当にこのクリニックに出会えてよかった。


先生も大変お忙しいし、培養士さん、看護師さんや受付のスタッフさんも毎日本当に大変な思いをしていらっしゃると思います。


でもこんなに人を幸せにしてくれるお仕事ってすばらしいですよね。


これからも頑張って1人でも多くの人を幸せにしていって欲しいと切に願います。








そしてこれを機に毎朝の体温測定をやめました。


この8年間ほとんどずっと毎日欠かさず測ってきました。


数か月くらいイヤになって止めた時もありましたがそれ以外ずっとでした。


私が使っていたのは、自動的に体温計に記録が残っていく電子体温計でたまごっちの形で大きさは3倍くらいのだったのですが、なんとボタン電池2個使用なのですがそれを3回くらいは交換しました。


ゲームしているわけじゃないので毎日本当に微量の電池しか使っていないと思うのにこれを3回も交換するなんて、なんて長い時間だったのだろうと思います。


電池を交換するたびに「いったいいつまで私は体温を測り続けるのだろう・・・」と溜息が出ました。


高温期の最後には祈るような気持ちで毎朝口にくわえ、結果で激しく一喜一憂しその朝が始まったものでした。


一度、ここで電源を落としましたが、もう使うことがありませんように・・・と祈るような気持ちです。


まだ心配が続き、夜も2時間おきに目が覚め、つわりも波がありますが、なんとか2人の子が元気でいてくれますように・・・毎日祈っています。


次の診察で、また元気な姿が見られますように・・・