こうのとりちゃんを待つ日々・・・ななの不妊治療NOTE

39歳、結婚9年目。子宮内膜ポリープ切除2回、稽留流産を経て体外受精3回目で妊娠継続中です。双子であることが判明!

子宮内膜ポリープ切除手術の話③

2008-03-09 | 子宮内膜ポリープ切除手術
そして、手術翌日の朝。

またしても・・・思ったより寝られてる私・・・

元々が相当丈夫に健康にできてるんだろうね

親に感謝だわ、ホント




血圧を測りに来た看護師さんがびっくりした顔をしている

きっと、低いんだろうな~と思っていたら「あ、あの、もう一度測らせてもらっていいですか?」

「あ~私いつも低いんですけど・・・いくつでした?」

「ええと・・・上が74、下が38です

やっぱりね、死にそうな人間の血圧だよね、これじゃ。

いつもこういう数値を見ると、うちの父が亡くなる寸前の血圧を思い出す

でも結局測りなおしても同じだったため、看護師さんはあきらめて戻っていった。

それにつけても・・・頭が痛い・・・

相変わらず芯がぼーっとして、正常の状態からは程遠い。

トイレに行くときもそおっと、ゆっくりと歩く感じ。

本当に私は今日歩いて退院できるのか?今日中にしゃばに出られるのか?という思いがよぎる。



朝食。またこれが魅力的とは言いがたいメニュー。

白いご飯に肉じゃが、なすの味噌汁、カリフラワーの味噌マヨネーズ和え(まずっ)のりたまふりかけ、牛乳・・・という取り合わせ。

仕方がないからふりかけでご飯半分、肉じゃがは食べた。

味噌汁もほとんど飲んで、あと牛乳。

ご飯と牛乳が同時に出てくるなんて、中学の給食以来だね

これも食後に半分くらい飲んだ。

それにしてもいつも食欲満点のアタシでさえ、こんなに食べたくないって思うもんなんだ・・・とわかった。




9時前に呼ばれて処置室へ。

術後の診察。特に問題はなく退院OKですとのこと

体調を聞かれたので「頭の芯がまだおかしいのと、排尿時の痛みがきついです」と伝えた。

先生は「麻酔が思いのほかななさんに効き過ぎてしまったのと、尿道カテーテルも通常の太さのものを使ったがななさんの身体が細いため、傷つけてしまったのでしょう。痛い思いをさせてしまってスミマセン」とおっしゃった。

頭痛は時間と共になくなること、膀胱炎の症状は、感染症予防に今日から飲んでもらってる抗生物質によって改善されていくだろうとも説明があった。

ともかくしばらくは我慢だということ・・・ね






それからはゆっくり身の回りを片付けたり、着替えたりして10時半。

退院の手続きができるということで、1階の入り口横の入退院管理室?だったかに行って(すごい人で順番待ち)退院の手続きをした。

お会計はカードでしたが、なんと6万6千円で済んだ

10万くらいって聞いてたから、びっくり!

でも私の前のオバサンも「すっごい安いわ!」と驚いていたから、ここは良心的な病院なのかも知れない。

看護師さんやスタッフの方も皆親切だったしね





11時ごろ部屋に戻ると、母が来ていて私を探していた。

そこですぐに帰りの仕度をし、実家へ。

母はとっても気を遣ってくれて、荷物も持ってくれるし、タクシーに乗るし、なんだかくすぐったいような気分だった

これが出産後の実家に里帰りだったらどんなにいいのにとも思った。









と、ここで今回の手術の先生からの結果報告書。(丁寧な手書きの図入りでした)




少なくても一週間は水っぽい出血が続きます。

隆起&軽度のものも含めて4~5箇所切除しました。(病理組織検査を行います)

今周期は避妊してください。

次回、月経後から妊娠を目指して大丈夫です。

今回の手術で着床不全の要素は取り除くことができましたが、ポリープは再発する可能性があります。(本日月経8日目としては内膜が厚い印象がありました。一般的には妊娠に有利なのですが、ポリープ再発の可能性がやや高いと考えられます)

今後6周期は、タイミングを合わせ、クロミッド・人工授精で妊娠を目指し、それでも妊娠しない場合、特別な原因がなくても次のステップに進むことをお勧めします。






以上。

う~ん、半分嬉しいし、半分焦るような気持ち?かな

内膜がすぐ厚くなるというのは、確かに排卵誘発剤とか使っても薄くならずにいいってことらしいけど、またすぐポリープができたんじゃあねぇ

それまでの間に早く妊娠しないと・・・またこれをやるのはごめんだし

そして来月から半年以内にできなければ、いよいよ体外ですか・・・ね?

ななさんのように30代後半の方は・・・って言われちゃったからな~

はい、来月37歳になっちまいます・・・







まっ、長くなりましたので今日はこんなところです。

全部読んでくださった方、この度心配し応援してくださっていた方、本当にありがとうございました

おかげさまで、来月から再スタートです

またこれからも、おつきあいのほど、よろしくどうぞお願いいたします






ほんとに最後の一言

ここにもよく遊びに来てくれていたなつのさんが、嬉しいことに妊娠3ヶ月に入りました~

乳がんを克服し、本当に努力の結果です

なつのさん、勇気をくれてありがとう

私も、たまちゃん、なつのさんに続いて頑張りま~す
















子宮内膜ポリープ切除手術の話②

2008-03-09 | 子宮内膜ポリープ切除手術
さて、手術当日の朝。

こんな固いベッドで、慣れない環境で寝られなくて当然と思っていたが・・・

意外に寝られたみたい?

入院するまで、寝不足気味だったのが良かったかもね

6時に看護師さんが来て、熱と血圧を測る。

やはり手術当日ということもあり、なんとなく看護師さんにも緊張感が漂ってるような・・・

これからの手順などを説明される。

昨夜21時からは禁食なので当然朝食はなし。でも特にお腹が空いたとも感じない。

私も緊張してるんだろうね

8時20分ごろ、ダンナちゃんが来てくれた

昨夜眠れなくて、今朝は寝坊したと言って、朝食抜きで来てしまったらしい

かわいそうに・・・私よりずっと繊細なんだよね・・・。

ダンナちゃんが来てくれて私も少しホッとした。

いろいろおしゃべりしていると看護師さんが「弾性ストッキング」というものを持ってきた。

太ももの半分くらいまでの長さで、普通のソックスのように2つに分かれている。

言われたとおりそれをはくと、ふくらはぎの部分だけがすごくきつくなっている。

手術中に血流が悪くなって、エコノミー症候群を引き起こさないために、これをはき、さらにマッサージ機も装着するとのこと。

そして9時5分前、いよいよ手術室へ。

看護師さんとダンナちゃんと私の3人で歩いて手術室へ向かう。

手術室の前でダンナちゃんとはお別れし(ダンナちゃんは面会室で待つように言われる)私だけ中へ。

カーテンを引いた試着室みたいなところで、パジャマ、下着など全部脱ぎ上下に分かれた手術着に着替える。(頭には給食帽?下は布を巻きつけるだけ)

それからいくつかある手術室の1つに入り、自分で手術台に上る。

左腕に点滴を刺され、胸には心電図のパットを取り付けられ、では麻酔入ります!と言われ、自分で1、2、3、4、5くらいまで数えたところで全くわからなくなった。

でも全然いい感じのものではない

なんだか眠くて眠ったのではなく、無理やり頭の中を真っ白にされていって抗えない恐怖感を一瞬感じた






それから何時間経ったのか・・・最初に見たものはなんだったのか?今考えても思い出せない。

たぶんベッドに乗せられて、手術室から出る場面で、ベッドが動き出したとたん「気持ちが悪いです」と言って看護師さんがビニール袋を差し出してくれた瞬間・・・「オェ

何も胃の中にはないから出ないけど、数回「オェ」(汚くてごめんなさい

そしてそのまま病室に到着してダンナちゃんの心配そうな顔が見えたような気がしたけど、目があけていられない。

何度か看護師さんが「ななさ~ん、大丈夫?」と言ってくれてるようだが意識が朦朧。

どうやら、麻酔が効きすぎたらしい・・・

後から聞くところによると、普通は術後30分くらいで目覚めるらしいのに、たぶん私は1時間半くらいかかって病室に戻り、しかもその後もず~っと変なまま

でもたしか12時過ぎくらいに看護師さんが来たときに「トイレに行きたいんですけど」と伝えたら「尿道にカテーテルが入ってるから気にしなくていいんですよ。まだ今は動けませんから我慢してください」と。

知らないうちにそういうことになってたのか・・・と理解はしたものの、オシッコをしたい感覚がずっと続き、寝ていることも苦痛になってくる。

しかも頭が痛く眠気もすごくって意識がもうろうとしたまま。

その後13時過ぎかなぁ?看護師さんが来たときににもう一度「トイレに行きたい、これを外して欲しい」と言うと「じゃあ、トイレに行って外しましょう」ということになり、まず横になったまま手術着からパジャマに着替えさせてもらって(パンツまではかせてもらって恥ずかしかった)ゆっくり立ち上がり点滴をつけたまま、歩いて病室を出ようとしたら、また「オェ・・・」がきた

看護師さんが走って袋を取りに行ってくれてギリギリセーフ

10分くらいの間「オェ・・・オェ・・・」




少し落ち着いたところで、頭はくらくらしたままだったけどトイレに着いて、やっと尿道カテーテルを抜いてもらえた

と、ところが・・・

オシッコをしようとしたら・・・めちゃくちゃ痛~~~い

切れそうな痛み!!!

以前膀胱炎をやったときと同じだ

看護師さんに伝えたが、しばらくは仕方がないので我慢してくださいとのこと

とりあえずふらふらしながら病室に戻ってまた横になる。

もう14時になるところで、ダンナちゃんがそろそろ行くね、と。

そうそう午前中だけ仕事を抜けるって言ってたんだった、朝ごはんも食べてないんだった・・・ごめんね~かわいそうに・・・って思ったけどほとんど言葉はかけられず・・・「もういいよ・・・ありがとう」が精一杯。

そして、ダンナちゃんが出て行ったと思った数分後に私の母が来た。

「どう?眠くて起きられないんだって?いいわよ、寝てて」

今、ダンナちゃんとちょうどエレベーターのところで会ったらしい。

お言葉に甘えて、というか考える間もなくまた瞼が閉じてしまう。

うつらうつらなので、ときどき、あれ?母がいなくなったとか、あれ?寝てるのかなとか、思ったりはしたけど言葉を発するのもきついから、ただ黙っている。

そのうちたぶん15時半か16時ごろ、母も「じゃぁ、帰るね」と。

なんだかせっかく来てもらったのに申し訳なかったなぁと思ったり。

そうそう、途中で先生がいらっしゃって母がご挨拶したんだった。

母にとっては友達の娘さんだからね。

何か紅茶?か手渡してました

私も意識が朦朧としつつ・・・あちこちに張り紙が貼ってあって「職員へのお心遣いはお断りさせていただきます」ってあったから大丈夫なのかな?って思いがかすめたけど、先生はお母さんの友達ってことがあるからか「ありがとうございます」って快く受け取ってくださったみたい。

後でわかったことだが、この私の担当の女医さん、まだ30歳におなりになったばかりでしたすごいよね~、若いよね~





そして母も帰った夕食前17時ごろかな、頭が痛く「う~ん・・・」となっているときにまた先生が様子を見に来られた。

ずいぶん心配してくれているよう。

で、術後の説明をされた。

内容はあまり覚えていないけど「取ったポリープ、ご覧になりますか?ご主人様にはお見せしたんですが。今、持ってきますけど」って言われ、私は思わず

「いや~、あの~、今はいいです(ご飯の前にまた気持ちが悪くなりそうだよ)」と言ったら、先生は

「でも、もうこの後病理検査に出してしまいますけど」というのでいいですと答えた。







その後18時に夕食。メニューはしめじごはんとなんか煮物とかおひたしだった気がするけど、ほとんど食べる気なし

でも体力つけなきゃナと思って必死で3分の1くらいは食べた。

ヨーグルトをつけておいてくれたので、それは全部食べた。

そして片付けて18時20分。

ここからが長かった

消灯の22時までどうしよう?という感じ。

頭の芯がぼーっと痛いから不快で、眠りたいんだけど、もうこの固いベッドに横になるのも疲れる。

かといって起き上がっているのはまたつらい。

本を読む気もテレビを見る気にもならない。

はぁ~どうしたらいいんだ~ってことでとりあえず身体は横になるがいろいろ考え始めてしまった。

もし、このままず~っと頭の芯がしびれるような感じが残ったらどうしよう?

もう私は以前のようには動けない、何もやる気にならないし、何も食べたいとも思わないし、生きているのも辛いかも・・・。

こんなささいな入院で私はこんなにダメになるんだから、きっと大きい病気にかかったら何ヶ月もの入院なんて耐えられそうにもない、私はどうやって最期を迎えればいいんだろう・・・

はぁ、私が今寝ているこのベッドで今まで何人の人が亡くなっていったのだろう・・・

と、限りなくネガティブに、どんどん深いところまで考えていました。

そしてふと時計を見ても、まだたった10分しか経っていない・・・あぁ気がおかしくなりそうだ・・・




そんなことをしているうちに、やっと19時。

もうこの静けさにも耐えられないし、自分のマイナス思考にも嫌気がさし「NHKなら静かだし見られるかも」と思ってテレビをつける。

でもつくづく思ったけど、あの片耳のイヤホンって耳がすっごく疲れる。

だからときどき入れたり出したりしながら、ニュースを見ているうちにまたうとうと。

で、20時になって、勇気を持ってチャンネルを日テレに。

「踊るさんま御殿」に挑戦

頭が余計に痛くなるかと覚悟したが、かなり気が紛れてよかった感じ。

これも途中イヤホンを出したり、うとうとしながら見ていたが、これでなんとか21時。

それからたぶんトイレに行ったりして寝たと思うが、相変わらず排尿時の痛みは尋常ではない











周期13日目 36.78度 子宮内膜ポリープ切除手術の話①

2008-03-09 | 子宮内膜ポリープ切除手術

       周期12日目  36.82度

       周期11日目  36.35度

       周期10日目  36.46度

       周期9日目  36.94度   手術翌日

       周期8日目  36.41度   手術当日

       周期7日目  36.38度   手術前日

       周期6日目  36.53度

       周期5日目  36.56度

       周期4日目  36.47度

       周期3日目  36.25度



やっと報告です。

体温は普通ですが、手術翌日が高いのは、仕方ないそうです。

病院でも計ったら37.2度くらいあったので看護師さんに「まだ低温期のはずなんですが」と言ったところ

「簡単な手術とは言ってもやはり手術は手術なので、身体に入った異物などと闘うため多少の熱が出るのは普通です。38.5度を超えるようなことがあれば言ってください」と言われました。





では、手術前日(入院初日)のことから。

朝10時ごろ、病院着。入院手続き。

産婦人科フロアの6人部屋に案内される。

分娩室や新生児室が程近い部屋・・・一応、同じ部屋に妊婦さんはいなかったけどね

窓際のベッドでちょっとホッとする。

他の患者さんはどうも婦人科ではないらしい。内科?が多いみたい。

一応挨拶だけして、荷物をしまい持参したパジャマに着替える。

その後昼食。

特にまずくもおいしくもなく、自分の身体もなんともないから普通に完食。

ときどき看護師さんが来て、熱や血圧を計ったり、これからの説明にきたり。

シャワーも浴びた(1人10分くらいで!と言われ大急ぎで

ナースステーションに呼び出され行って見ると、麻酔科の先生から説明があったり。

特に退屈することもなく、ベッドの上で寛いで「文芸春秋」を読んだり。

18時に夕食。ひなまつりを意識したメニューで、ちらし寿司、お吸い物、がんもどきや菜の花の煮物、ひなあられまでついていた

でもちらし寿司がおいしくないお酢もきいてないし、たまごが錦糸玉子とは言えないようなぶっとい卵で・・・でも贅沢は言えないよ、向かい側の人は24時間点滴で、しょっちゅうナースコールして「お腹が痛い」って言ってるし。私は恵まれてるんだよ・・・

ちょうど食べ終わった頃にダンナちゃんが来てくれた

少し話をした頃、私が呼ばれ行ってみると、手術前処理をします、とのこと。

分娩室の隣の処置室で「子宮の頚管を広げる処置」というのをした。

少し痛いですよ、と言われたが結構痛かった

直径5ミリくらい、長さ8センチくらいの棒状のものを入れたという。

それが時間が経つごとにふくらんで、手術前には直径1cmくらいになって、それを抜いて、代わりに子宮鏡を入れて手術するのだそう。

変な歩き方で病室に戻るとダンナちゃんに笑われた

30分くらいしたらだいぶ気にならなくなった。

ダンナちゃんに明日の時間など説明して、帰ってもらった。

「薔薇のない花屋」を見て、寝る

ちょうど消灯時間の22時だった。