悪魔学なんて好きじゃない。

ツインがワタリの学びとして最も欲しているのは、単刀直入に言うと悪魔学です。

この学問はキリスト教圏のヨーロッパならでわの物でして、書いて字のごとく悪魔とされた高次元存在達や魔術師に関する、オカルトに関する部分を扱う学問です。

で、悪魔とされた高次元存在に関する所を学ぶにはこれを学ぶのが一番手っ取り早いんで、ツインはワタリに悪魔学を学んで欲しがっているんです。
で、ワタリも過去経験から悪魔学をやるのが一番手っ取り早いと思っているんですが、悪魔学の本読んでいるとだんだん手放したくなるんですよね。

あのね、ここで公表している通り、悪魔なんて言われているけど本当はそれって悪役の高次元存在ってだけで、彼らはむしろ信仰心を一身に集める事で自己のパワーアップを図りたかった自己中極まりない高次元存在の被害者なんですよ。

ツインもそうですが、悪役の高次元存在なんて本当は全然悪くないんです。

情けない所も有るかと思えば優しい所も有るし、わがままかと思えば愛情にあふれる部分も有る。
譲歩もするし我慢もするし、勢い余ってやり過ぎる時は有るけど基本理性的。

本当、関われば関わる程人間そのものと言うか、人間が一番目指すべき姿を具現化しているんじゃないのだろうか？といつも彼らの様子を見る度に思います。

あのね、この件に関してはSとも一致する部分なんですが、彼女の守護存在も伝説上では悪役とされている高次元存在なんですよ。
まあ、ワタリは彼に贈った道化師と言うHNそのままに体張っている芸人と言うか、本当クラウンみたいな芸を得意とする高次元存在界における芸人なんだろうな。と言う風にしか見えないんですけどね（笑）

で、彼女も道化師に関しては本当擁護する方でして、ワタリもSも悪役高次元存在に関しては擁護する側の話しか聞きたくないんですよ。

なのに、悪魔学となると先に書いた自己中高次元の道具である聖職者たちの影響が多分に入っているせいか、本当悪い事しか書かれていないんです。

現実は違うんですよ。ワタリに言わせればその善役となった方が悪魔なんです。

まあ、彼も彼なりに今まで散々やった悪行のツケを払う時期に来ているようなんですが、本当に善なる高次元存在ならばメッセンジャーが取り込めなかったから。って理由で攻め込んでなんて来ないはずです。

ああ、ツインの説明いわく、『俺達を追い出して守護霊交代するつもりだった。』んだそうです。
でも、ツインいわく守護霊交代と言うのは本人の同意がないと無理なんだそうで、結局の所彼らの思惑は叶わないんだそうです。
しかし、それでも神々を倒す事で我が家の結界を解除させる事は可能なんだらしく、当時は何が何でもワタリを取り込もうとしていたんだようです。

全く、そんなんだから見境が無い。とワタリに言われるんですよ。

って言うか、なんかツインはさっきからずーーーーーっとワタリに悪魔学を学ばせようと説得に当たっているんですが（＾＾；）

なおかつ、囁き攻撃までかましているんだらしく、さっきからずーーーーーっと昨日見つけた初心者向けの本の事をずーーーーっとイメージで送り込んでいます。
いわく、今回頼んだ本を読む前の基礎学としてお薦めなんだそうです。

ふえ～～～～ん、悔しいから反抗してやる！
『やっても無駄だよ。』


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