コトリと自転車

最近新しいクロスバイクに乗り換えました。ペットのコトリと自転車、趣味のカメラなどについて紹介してみたいと思っています。

スペインの食堂かたつむり

2009-10-01 | 
食堂かたつむりとてもよい本です。読み出したらとまりません。



タイトルを見たとき、思い出しました。
ずいぶん前のことですが、スペインのパルセロナにも同じような名前のレストランがあって食事をしたことがあります。
「ロス・カラコレス」日本語だとかたつむり。
マキで焼いた鶏の丸焼きが名物で、これまで、こんなにおいしい鶏を食べたことがありません。レストランのパンもかたつむり型でした。




アルハンブラ物語の魅力

2008-01-30 | 
「グラナダの丘に今もその姿を残すアルハンブラ宮殿。アーヴィング(1783-1859)はアメリカ公使館書記官としてスペインに赴き、偶然の幸運からモーロ人の築いた城に滞在した。その幻想的な日々が、諸処に伝わる様々な物語を織りまぜて、詩情豊かに綴られる。」
アルハンブラ物語(岩波文庫)のカバーに書かれた紹介文です。

ずいぶん前から、スペインのアルハンブラ宮殿にあこがれを抱いていたのですが、この本を読んで間もない頃、約10年くらい前になります。ようやくアルハンブラ宮殿を訪れました。アーヴィングが訪れたのが1829年で、当時は、かなり荒廃していたようですが、私が、訪れた頃は、修復が進みかなりきれいになっていました。でも、宮殿に立つとアーヴィングの紹介した頃とあまり変わっていないようにも感じます。「アルハンブラの思い出」というギターの名曲でも知られていますよね。

本には、アルハンブラ宮殿の歴史と宮殿にまつわる様々なロマンチックで、そして怪奇な伝承や体験が描かれていて、読み返すといつも新たな発見があり、とても魅力的で、この本にほとんど中毒状態になっています。

また、数年前に知ったのですが、ティム・バートン監督の映画「スリーピー・ホロー」の原作も同じ作者が書いたものです。(原作とちょっと設定が違います。)
子供の頃、映画の「スリーピー・ホロー」とよく似たストーリーのディズニーのアニメ見たことがありました。とても恐くて、そして魅力的な作品でしたが、その後、この映画の題がわからず、大人になってもずっと謎で、ぜひもう一度見てみたいものだと思い続けていました。
そして、ついに、数十年ぶりで、ジョニー・デップ主演で帰ってきたのです。新たな映画も、傑作でした。DVDを手に入れて、いまでも楽しんでいます。
そして、このアルハンブラ物語になぜこんなにひかれたのか、ようやくその訳が判った気がしたのでした。

猫町

2008-01-14 | 

「東京から北越の温泉に出かけた「私」は、ふとしたことから、「繁華な美しい町」に足を踏みいれる。すると、そこに突如人間の姿をした猫の大集団が…。」萩原朔太郎の短編です。ふとしたきっかけで、この作品(短編)があることを知りました。岩波文庫にあるようなので、書店に行こうとして検索したところ、青空文庫にあることが判り、すぐ読んでみました。幻想的で詩情あふれる文章、さすが朔太郎です。わくわくしながら読んでしまいました。