水の迷宮 (光文社文庫)石持 浅海光文社このアイテムの詳細を見る |
水族館が舞台のミステリー
3年前に水族館で不慮の死を遂げた職員 その命日に水族館の館長宛に脅迫メールが届き 魚達の水槽に次々トラブルが発生する
その中で起きるひとつの殺人事件
職員達は事件の真相をつかみ解決するために奔走する
奔走といっても 主に頭脳を使って論理的に解決を導いていくのが この作家さんの特色だろうか
今回も登場人物たちの頭のキレがすばらしい
私なんかがここの職員だったら 多分最後まで真相に気がつかず 皆に教えてもらってやっと“あぁ納得”っていう使えない役になりそう…
都合よく行き過ぎるとか登場人物が善い人過ぎるとかそんな意見も多いようだけど 私は基本的にこういうハッピーエンドはキライじゃない
みんなが事件をきっかけに一歩踏み出していって 夢のバトンを繋いでいく
夢を夢で終わらせない
そんなラストがとても清々しく 読後感さわやか
「水の迷宮」に行ってみたくなる
bk1投稿書評はこちらから
http://www.bk1.jp/review/0000478888
トラックバックさせていただきました。
トラックバックお待ちしていますね。
最近ちょっとブログをサボり気味でした(^^;)
また、藍色さんのブログも覗きにいきますので、よろしくお願いします♪