今日は「オーディオ」
「サウンドピット37周年記念 創業祭 2019」の為、名古屋の吹上ホールに行ってきた。
去年は梅雨も明け暑かったが、今年は梅雨が長いので曇り天気であった。傘は差さずにすんだ。
でも、暑いより涼しい方が過ごしやすい。
吹上ホールの回りは、道路も広く何もないので買い物には困るね。
サウンドピット37周年記念の創業祭(名古屋特選品オーディオフェア)
●オーディオ評論家による講演会(2回)、メーカー各社のデモ
●中古オーディオ製品、新品格安製品、中古レコードの販売
毎年会場は9階の展望ホールであったが、耐震工事のため今年は2階の第2ファッション展示場になった。
第2ファッション展示場は、9階の会場より広すぎるので音決めには難しいそうだ。
今年の講演会はオーディオ評論家の和田博己さん。
71歳だそうだ。ベーシストでもある。
午前の講演時に使用する機器が発表されている。
これから紹介する機器を全て理解できてないので、このホワイトボードの情報を参考にしてください。
午前の講演をする和田さん。公演はたっぷり2時間ある。
1番目のスピーカーは「キソアコースティック、HB-1」
写真では、茶色の小さなスピーカーのこと。
値段 1,404,000円(税込)
USB-DACでハイレゾを聴く。
小さいわりには、良い音はしている。しかし、小さいスピーカーなので、あまり大きな音で再生するとよくないようで、ボリュームを絞られた。
2番目のスピーカーは「B&W 802PE」
値段380万円(税別)
使用しているアンプが公演中には理解できなかったので、先ほどのホワイトボードを参考にしてほしい。
音はいまさら言うまでもないがすっきりした音質ではある。悪くはないと今日は思った。
3番目のスピーカーは「PIEGA、MASTER LINE SOURCE3」
リボンドライバーを使っている。
だんだんスピーカーが大きくなってくるとスケールが大きくなっていく。
サランネットを外して再生。
4番目のスピーカーは「TANNOY、KINGDAM ROYAL」
なかなか名古屋でも聴く機会がないスピーカー。
値段が510万円(税別)
タンノイのスピーカー「カンターベリー」でも低域がモッタリしているが、キングダムは高域がもっとくっきりしている。しかし、低域はどうしても少しモッタリしている。クラシックには非常に良いのではないかと思った。
5番目のスピーカーは「MAGICO M2」
値段 795万円(税別、送料別途)
え~!送料を取るの?初めてみた。
音は硬めであるが、良い意味での硬め。
6番目のスピーカーは「Sonus faber、AIDAⅡ」
さすがに音は格が違う感じ、スケールが違う!!
音場がすごく広く鳴り響く。
値段もすごい!! 1380万円(税抜き)
アイーダがセットされたところ。
アイーダのデザインで、小さいサイズを作ってくれたら売れると思うのは私だけかな。
この写真は、ほとんどお客様が帰って人がいない19時ころのもの。
お客様のリクエストか?「レッド・ツェペリンの天国への階段」をバカでかい音量で鳴らしていた!!
アマティと同じような音色とも思った。
今回の講演時に使用された各社のパワーアンプ。
ありすぎて、憶えきれない!!
アキュフェーズ
ラックスマン
マークレビンソン
A&M
マッキントッシュ
ナグラ
オクターブ
などとメーカー名はなんとか分る。
パワーアンプを2台MONOで接続されているものもあるので、そりゃ良い音がするわけだ。
講演時に使用されたプリアンプ、アナログプレーヤー、フォノイコライザーなど各メーカーの組み合わせになっている。
スピーカーに対してどれを使用したかは、先ほどのホワイトボードで確認してください。
あまりに種類が多いので写真を撮るだけでも大変。
A&Mのフォノ・コントロールアンプ ATC-5。
ラックスマンのプリアンプ CL-1000。
フォノイコライザーはVIDA。
などなど------。
マニアは写真を見るだけでメーカー、型番が分るのでしょうから任せます。
エソテリックのSACDプレーヤー。値段が700万円!!和田先生も700万ね~という感じ。
エソテリックとしては、会社のイメージとしてここまで出来ることを表しているらしい。
ロクサン(ナスペック)、リン、オクターブなどがセットされている。
ROKSANは、イギリスのオーディオメーカー。
午後の和田先生の講演機種。
和田先生、始まる前の待機。
午後に使用するスピーカー群。
1番目のスピーカー「滋賀県のメーカーHORA AUDIO、MONO」
家具屋さんが製造しているそうだ。
バックロードホーン式。
値段 238,000円(税別)、スタンド72,000円
5cmのユニットから出る音としては、なかなか良いと思う。
こんな広い部屋ではなく、小さい部屋で静かに聴くのに向いているだろう。
2番目のスピーカー「YG ACOUSTICS、Carmel2」
他社のestelonに似ているので間違えてしまう。
「有限会社アッカ」が取り扱っている。
estelonはノアの関係会社である「アーク・ジョィア」が取り扱っている。ややこしい!
因みに値段が 340万円(税別)
音は正直、和田先生のかける音源によって印象が変わるので憶えていない。
先生はこれの上位機種を使っているそうだが、「今日の音を聴くとCamel2で十分だね!」と言われていた。
2番目のスピーカーを駆動した装置。
ナスペック PLAYBCK DESIGNSのMPS-8 SACDプレヤー、値段370万円(税別)
OCTAVEのTHE JUBILEE LINE プリアンプと電源部、値段410万円(税別)
3番目のスピーカーは「TAD、E-1TX」
TADはパイオニアのブランド。
値段 220万円(税別)
4番目のスピーカーは「FYNE AUDIO、F1-12」
タンノイにいた人が作ったスピーカーなので、デザインが似ている。
開発としては、音質をタンノイとB&Wの中間を狙って作られたようだ。
製品はスコットランド製。
値段 410万円(税別)
試聴会では和田先生が「ショルティ指揮のストラヴィンスキー春の祭典DSD11.2」を再生してもらえたのにたぶん音がいまいちだったのか?和田先生がこのスピーカーはいつ入荷したの?と質問した。答えは3週間前ということだった。エージングされてないのでダメだったのだろう。
スケール感はありましたよ。
このウーハーは30cmだが、25cmのタイプもある。
下のモデルF1-10は、値段が298万円(税別)
5番目のスピーカーは「パラダイム、ペルソナ7F」
カナダ製
値段 480万円(税別)
なかなか色は派手なので自分的には購入には荷が重いかな。
音は今回のスピーカー全て良い音で、スケールが大きくすごい。
1つ1つどうですか?というコメントが書きにくいのが正直な気持ち。
最後、6番目のスピーカー「JBL EVEREST DD67000」
さすがこのスピーカーもスケールが半端ない!!
今回の講演会では、アイーダと同じぐらいすごい。
値段 600万円だから安いの??金銭感覚が麻痺してきた!!
DD67000は、高域の部品が改良されるようで、今回聴いたスピーカーは最後になるそうだ。
新製品が出るわけでもない。
DD67000を駆動した真空管プリアンプはマッキントシュの70周年モデル C70
値段 100万円(税別)
DD67000を駆動した真空管パワーアンプ、マッキントシュ70周年モデルのMC2152
なかなかかっこいいデザイン。
値段 200万円(税別)
MC2152の横幅がかなり大きい。635mm、56.7kg
DELAのネットワーク装置。
OCTAVEの真空管パワーアンプ RE-320
ドイツ製
値段 170万円
ここからは各社のブース写真。
ブースでは、他社に迷惑がかかるのか、あまり音を出していなかったので音は聴いていない。
写真だけ撮ってきたので見てください。
上記はハーマンインターナショナルのブース。JBL、マークレビンソンなど。
アクシスのブース。
A&Mのブース
大阪府高槻市の会社。
海外で評判が良いそうだ。
ナスペックのブース。
本社が岐阜市の会社。
ナスペックが取り扱っているレコード超音波洗浄器。Kirmuss AudioのKA-RC-1
乾燥は出来ないので、手でふき取る。
値段が185,000円(税別)だから売れているそうだ。
レコードを入れるスリットが30cmが2枚、20cmが1枚、17cmが1枚になっているのが標準。
30cm3枚で20cmなしの蓋があるが、別で8万円出さないといけない。
エレクトリのブース。
PASSが見えるがこれはプリメインアンプなのだ。INT-60
値段 130万円(税別)
小さいマッキントシュはヘッドホーンアンプ。
スピーカーはMAGICO A3
アキュフェーズのブース。
エソテリックのブース。
DELAのブース。
HORA AUDIOのブース。
滋賀県彦根の会社。
中央の黒いスピーカーは、まだ試作らしく音はでないようだ。
LINNのブース。
輸入代理店フューレンコーディネートのアンプAavik U-150
デンマーク製。
値段 155万円(税別)
B&Wのブース。
となりにDENONのブースがあったが、話をしていて写真を忘れた!
デノンはプリメインアンプのXという仮品番のものが発売なるかもしれないという情報。
一人で設計しているので、時間がかかるそうだ。
しかも、値段が80万円ぐらいになってしまうかも??
日本製は海外製より値打ちらしい。海外では日本で60万円のものが100万円するそうだ。
NAGRAのブース。
LUXMANのブース。
さすがラックスマンくらいの会社になると展示の仕方が綺麗。
TADのブース。
TADのプリアンプは発売して7~8年経っている。
Aurorasoundのブース。
VIDAのフォノイコライザーが少し興味がある。
GLANZのブース。
会社名はハマタである。
アームがいろいろある。
なぜか、PASSのアンプも置いてある?
TRIODEのブースは2つあった?
トライオード
先ほどのスピーカー、ペルソナがある。
フェーズメイションのブース。
フォノイコライザーの種類が多い。
まとめ
さすがにこれだけの商品があるとブログもかなり疲れた。
1970年代のオーディオブームのようなことがないので、今はオーディオ店も少ないのにこれだけの規模の展示会をしているサウンドピットさんには感謝します。
スピーカーは大きくなれば良い音がするのは当たり前で、いかに自宅で良い音を再現することが大事である。やはり、部屋がかなり重要。
お金をかければ良いということでもない。いかに値打ちに良い音を出すか?
どうしても、このような講演会では先生のかけるソフトによって音が良かったり、硬かったり、いろいろ聴こえ方が変わってくるので一概にこのスピーカーは悪いとは評価しにくいとも思う。
スピーカーは、なんとか音質や音の出方で好みが判断できるが、アンプ、アナログプレーヤー、フォノイコライザーなどは一台一台の音が判断しにくいので良いものを選択しにくい。自宅に持ち込んで試聴させてもらうのがベストではあるが、なかなか難しい時もある。
最近、アンプはそんなに高級品でなくても高音質に再現するような気がしてならない。セパレートにすると場所を取るし。
昔のように国産品が多くないので、どうしても高額商品の海外品になってしまうが、アンプは国産品でも良いのではないかとも考えている。海外では税金の関係もあり、国産品が日本で買うよりかなり高く売られている。
展示会の商品を見ても分るように、あれだけたくさんの商品から購入するのは1製品だからメーカーも競争で大変だ。
値段は材料費、人件費が値上がっているし、販売台数が少ない商品はどうしても高くなる傾向があるので困る。大企業は生産台数が見込めないものを設計しないので、どうしても高級品は小企業のメーカーが多くなってしまう。
日本企業に頑張ってほしい!
創業祭としては、雰囲気しか分らなかったと思うが、まあオーディオマニアは写真だけ見ていても楽しめると思うので良かったのではないでしょうか。
では、また。