岐阜の音楽館(石井式リスニングルーム)

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USBケーブルの交換で音は良くなるか?

2021年03月13日 | オーディオ
今日は「オーディオ」

PCオーディオで音楽を少し聴いている。
パソコンも新しく買い替えたので、この機会にUSBケーブルをオーディオ用に変えてみた。
テスト用に使っていた、よくある機器に付属していたUSBケーブル(これをAとする)も結構良い音はするのでこれでも全然よいと思ってはいた。
でも、オーディオ用のUSBケーブルに興味が湧きだしたので少し奮発して購入してみた。

あまり高額な製品は買えないので、今回は SAECのSUS-380にした。
USB  for AUDIO、高音質USBケーブルと書いてある。



2015には金賞を頂いている!!

2015年発売で少し古いが、新製品が無いので良しとした。

ケーブル長さは、2m 値段¥12,340
(ちなみに3mは、¥15,950となる。)
音質も考慮して2mにしておいた。
ケーブルは、1000円でもあるので1万円以上すれば高すぎない丁度良い値段だと思う。

DENONのDACで使用するので、DENONは説明書に3mまでにすることと書いてある。

箱の裏面に商品説明がある。


新導体PC-Triple C導体を採用している。
独自の連続鍛造伸延技術により、信号の伝送を妨げる結晶粒界を極力減らし、結晶を長手方向に連続化させることにより、優れた導通性能を実現した。
(SACEカタログより)
 
電気の流れが良くなれば、音に影響する気がする。

A-Bタイプの端子で金メーキ処理がしてある。
端子の造りにもこだわりがあるようだ。

コードは、柔らか目なので取り回しは良い。

USBケーブルの端子は、いろいろ規格があるので注文を間違えると大変なことになる。
この写真は、Aタイプという。
SACEのカタログにもA-Bという説明が書かれてないのでどうなの?と思ってしまう。
規格もあり、2.0でないといけない。3.0の新しい規格品を買ってはいけない。


こちらの写真がBタイプ
特にこちらがいろいろ形の違う規格があるので、間違えるとDACに繋がらなくなる!


では、本題に入ろう。

今回試聴したハイレゾは、
1.渡辺貞夫「カリフォルニア・シャワー」
2.カーペンターズ「イエスタディ・ワンス・モア」
3.ジョージ・セル指揮「ドボルザーク交響曲8番イギリス」

結論から言うとUSBケーブルをオーディオ用にすると高音質になる。
あえて、音が変わるではなく音が良くなると表現したい。
Aという以前のUSBケーブルだけ聴いていると満足はできる。
しかし、もう少しこうなってくれるといいのになあという音に変わってくる。
オーディオマニアには、当たり前の話だがなかなかケーブルを交換してみる経験はしにくいので知らない方もおられるはずだ。

音質は、「カリフォルニア・シャワー」ではAで聴くと音圧が少し多く感じ、低音が中央に膨らみ他の楽器を邪魔している。
SUS-380は、S/Nが良くなりスッキリ、クールな音に変わる。
中音域は、ストレートで抜けが良い。
高域と低域の分離も向上している。
低音が締まりスッキリしたので、音場が感じやすくなったし、各楽器の配置がしっかりしてきた。
聞こえなかった音も聞こえるような気がする。演奏者の動きも見えてくる。
音楽が聴きやすくなり、楽しく感じる。
音楽は、これでないといけない。

ーペンターズでは、SUS-380はボーカルが大変耳障りが気持ちが良くなった。ヴァイオリンの倍音も豊かで綺麗!Aではヴァイオリンの音色に少しざらつきがあるが、SUS-380ではざらつきが無くなり柔らかく滑らかになった。
1万の価値は有る!!

「ドボルザーク交響曲8番イギリス」では、元々音が良いので、満足してしまうが、SUS-380の音を聴いてしまうと、チェロの音質は生々しくなって気持ちが良い。音場が広くなった感じは少ないが、各楽器がクリアになったので奥行感や楽器の倍音が豊かに感じる。

結論としてUSBケーブルも電源ケーブルも標準で付属しているものから高級ケーブルに変えるとオーディオ機器を50万以上良いものに変えたくらいの満足感はでることが分った。

20年くらい前のオーディオ商品は、電源ケーブルも変えられない設計なので、その後ケーブルにこだわりだしたことに変わったと思われる。
なかなかネットで検索しても、ケーブルの評価が分りにくいので自分なりの感想を書いてみました。少しでも参考になれば幸いです。

では、また。







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