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岐阜の音楽館(石井式リスニングルーム)

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クライバー、ベートーヴェン交響曲第5番「運命」

2019年04月14日 | クラシック

今日は「クラシック」

「カルロス・クライバーのベートーヴェン交響曲第5番 運命」を音中心で紹介してみる。

 

あまりに有名なアルバムである。

しかし、強弱がある演奏なので他の指揮者を好む方もいるだろう。

 

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

1974年3~4月 ウィーンのムジークフェラインザールにて録音

 

オーディオの新規格が出ると必ず再発売に入っているので何枚同じ音源を持っているのでしょう。

 

 最近CDプレヤーにDCD-SX1が加わったので、ハイレゾでブルーレイ・オーディオを聴いてみた。

 

 

カルロス・クライバー

1930年7月3日 ドイツ・ベルリン生まれ

2004年7月13日 74歳没

父は「エーリヒ・クライバー」

 

クライバーの録音は非常に少ないのである。

指揮を映像で見るとダンスのように踊っている。

 

ブルーレイ・オーデイオはEUなどでは良くBOXセットなんかに使われているが、日本ではすぐ廃ったようだ。

この国によって違いがでるのはなぜだろう?

EUではSACDも流行っていないと聞いている。

 

私的にはCDプレーヤーを最新のものにしたら、CDでのクラシックがかなり良い倍音になってきて、悪いリマスターのSACDよりCDの方が良いものがある。

だから、最近はSACDでなくてもよいかとも思ったりする。

 

BDオーディオは音質が「24bit/96khz」で入っている。

ハイレゾである。

オーディオ・フォーマットは3種類ある。

 

BDオーディオは操作するのにTV画面が必要である。

また、読み込みに時間がかかる。

コピーガードがいろいろ変るので再生できない盤も出てきてしまう。

欠点が多すぎてオーディオには面倒である。

だから、日本ではダメになったのか?

 

 DENON DCD-SX1でBDオーディオをUSB-DACで再生するとハイレゾ表示が192khzで出る。

PCのWindows設定での関係もあるが、同じ設定でも96khzで表示されるハイレゾもあるので良く分らない??

 

音質はかなり生々しく弦の音がし、ホールの響きがはっきり録音されているので、CDやLPとは違った印象を感じる。
このホールの響きが聞こえすぎる感があるので好みが分れるだろう。

 

それで1995年発売のCDリマスター盤を聴いてみた。

もう20年以上経っているが、かなり良い音で再生された。

これでも良いかなとも思える。

 

CDだがレコード盤のようなデザインになっていて良い。

チューリップラベルにもなっている。

 

アナログ・レコード盤 

「クライバー、このしたたかな男」と帯にある。

したたかという言葉に悪いイメージがあるが良い意味もある。

「力強く、しっかりしている」ということを表現したかったのだろう。

 

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それでアナログはどうなの??とかけてみた。

なんと、これが一番良いではないか!!

ハイレゾより良いとは思っていなかったからだ。

音質は、まずオーケストラの楽器定位が一つ一つ別れて聴こえる。

音に奥行き厚みがあり、聴きやすい。

アナログとハイレゾで装置の内容が違うことはあるが、現行ではこういう結果となった。

ある雑誌に、ハイレゾの再生装置は高額だが半導体の値段もどんどん下がったりするので日進月歩でまだまだ過渡期。
あまり高額装置に手を出さない方が良いかもしれないね。

 

 

感想

音比較は、結論アナログ・レコードが一番良いことになってしまったが、レコードにはプレス盤の悪さ、スクラッチ・ノイズという欠点もある。

ブルーレイ・オーディオは気楽に音楽を聴くには少し遠い感がある。
多分、もう日本では発売してないだろう。
輸入業者が取扱いするのを止めてしまった気がする。

新しい規格が出るとやはり慎重に様子をみていないとこんなことになってしまう。

ハイレゾ・オーディオも、私的にはオーディオを楽しくやっている感覚からは頼りなさを感じる。

レコード、CDは面倒ではあるが、装置にセットしてこれから聴くぞという楽しさがある。

ジャケット、ライナーを読む楽しみもある。

なんでも楽になると面白味に欠ける。
新聞などが紙媒体でなくデジタルでは読みにくいと同じ感じかな?

ハイレゾ音源は値段もSACD並に高額だし、データとして音源を入手しても何か味気ない?

PCオーディオなどでは、パソコンなどの設定もいろいろあり、音が途切れるものもあるので頭が痛くなる。

ハイレゾは、あまり装置にお金をかけなくても高音質で再生できる大きなメリットは認める。

アナログ・レコードは、中古レコードを探しに行くことや帯付のデザインなど心が動く楽しみがある。
ハイレゾにはそのようなことが少ない。(ハイレゾ・ファンに怒られるかな?ごめんなさい)

 

最近、オーディオ・ショウでもアナログが多く、ハイレゾのブースが少なくなったようにも思える。

 

新しい元号「令和」が始まるとオーディオは何が出てきて何が残るのでしょうか?

 

では、また。