言葉のかけら

エルヴィスのレパートリーを日本人の視点から読み取る訳詞プロジェクト「言葉のかけら」

6月の発売に向け、エルヴィスのツアー最終公演が録音された (5/5)

2016-01-31 20:00:00 | ライナーノーツ翻訳

 ブランド氏は「プレスリー・ショー」のパフォーマンスはもちろん、その技巧的な演出を絶賛し、「コロシアムは、5万ドルの手数料以上の価値がある(舞台演出の)手法を獲得できるだろう」と語った。
 彼は、再公演に関する議論はこれまでになかったとし、「公演を望んでいるというようなことをこちらからは言わない。エルヴィスが戻って来たいと思ったときにはいつでもそれに応じられるようにするつもりだ」とも語った。
 エルヴィスの次期公演は、5月にネバダ州レイク・タホ、8月にラスベガスとなっている。

 The Commercial Appeal (Thursday Morning March 21, 1974)
 Elvis' Finale Taped For Release In June (by James Kingsley)
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Elvis Recorded Live On Stage In Memphis (Legacy Edition)
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6月の発売に向け、エルヴィスのツアー最終公演が録音された (4/5)

2016-01-28 20:00:00 | ライナーノーツ翻訳
 エルヴィスは30人の演奏者とコーラスを引き連れていて、その中には、黒人3人組みのザ・スイート・インスピレーションズやJ.D.サムナーとザ・スタンプス・カルテットが含まれていた。
 演奏曲のリストには、「テディ・ベア」、「アイ・ガット・ア・ウーマン」、「冷たくしないで」、「ハウンド・ドッグ」、「レット・ミー・ビー・ゼア」、「スティームローラー・ブルース」や、新曲「ヘルプ・ミー」などが並んだ。
 「毎回12,300人の観客が詰め掛けた5回のショーの入場券収入は、合計586,000ドルに上った。この額は今まで我々が扱ったショーの中でも群を抜いている。」と、コロシアムのマネージャーE.E. ババ・ブランドは語った。

注 : ババ(Bubba)は「兄弟(brother)の意味」

 The Commercial Appeal (Thursday Morning March 21, 1974)
 Elvis' Finale Taped For Release In June (by James Kingsley)
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Elvis Recorded Live On Stage In Memphis (Legacy Edition)
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6月の発売に向け、エルヴィスのツアー最終公演が録音された (3/5)

2016-01-25 20:00:00 | ライナーノーツ翻訳

 昨晩、5度目の満員札止めとなる観客に向き合う前のコロシアムで、エルヴィスは
「おい、俺はこのレコーディング・セッションに準備万端だ」と語り、続けてこう話した。
 「先週土曜日の最初の(メンフィス)公演では少し心配もあったが、観客は私を大いに驚かせてくれた。彼らはとても素晴らしく、私はありがたく思った」。
 プレスリーと彼のレコード・プロデューサーであるフェルトン・ジャービスは、ヒューストン・アストロドームやその他の都市での公演をレコーディングするかどうか、議論があったことも明かした。
 エルヴィスは言った。「でも、自分の故郷メンフィスでライブ・セッションを録音したかったんだ。何といっても、そこが自分のすべての出発点だったんだから」。

 The Commercial Appeal (Thursday Morning March 21, 1974)
 Elvis' Finale Taped For Release In June (by James Kingsley)
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Elvis Recorded Live On Stage In Memphis (Legacy Edition)
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6月の発売に向け、エルヴィスのツアー最終公演が録音された (2/5)

2016-01-23 20:00:00 | ライナーノーツ翻訳
 地元メンフィスのファンを前にして行われたエルヴィスのツアー最終公演が終わりに差し掛かった時、(エルヴィスは)歌うのをとめてこう言った。
 「人は故郷には帰れない」とよく言われていますが、皆さんはその説を見事に覆してくれました。
 (先週土曜日午後の公演より15分長い)1時間15分のライブが終わり、エルヴィスがステージを後にするまで、この公演が録音されていてLPアルバムになることは、観客に知らされなかった。

(注) FTD「ELVIS RECORDED LIVE ON STAGE IN MEMPHIS」のブックレットでカットされた段落

【参考画像】


 The Commercial Appeal (Thursday Morning March 21, 1974)
 Elvis' Finale Taped For Release In June (by James Kingsley)
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Elvis Recorded Live On Stage In Memphis (Legacy Edition)
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6月の発売に向け、エルヴィスのツアー最終公演が録音された (1/5)

2016-01-20 20:00:00 | ライナーノーツ翻訳
 6月の発売に向け、エルヴィスのツアー最終公演が録音されたエルヴィス・プレスリーは、昨晩12,300人のファンを前に録音された、地元ミッドサウス・コロシアムでの公演をもって、15都市を巡るツアーを終えた。
 この録音は、RCAビクターから出されるアルバムに使われる予定だ。
 39歳のエルヴィスは、ショーの録音を地元メンフィスのファンの前で行う為にこのツアーで廻った他都市での録音要請を断った、と語った。
 6月初旬に発売予定のこのアルバムには、歌だけでなく、ファンの叫び声や声援が収められ、5回行われたエルヴィスのメンフィス公演すべてが大成功だったと示すことになるだろう。
 エルヴィスが登場する瞬間から舞台を去るまで、ファンがあげ続ける歓声を捉えるために、複数のマイクロフォンがコロシアムの内外に備え付けられた。
 10万ドルのコントロール・ボードに繋がれたマイクロフォンが、ステージ上と観客席に設置された。

 The Commercial Appeal (Thursday Morning March 21, 1974)
 Elvis' Finale Taped For Release In June (by James Kingsley)
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Elvis Recorded Live On Stage In Memphis (Legacy Edition)
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