【 defying every logic known 】
「マイ・リトル・フレンド(My Little Friend)」は、
エルヴィスが咽頭炎でセッションを休んだ
1969年1月16日の晩に録音された約3分8秒のオケに
エルヴィスが1969年1月21日にボーカルをオーバーダブしました。
で、1969年アメリカン・サウンド・スタジオ録音のシングル盤に
見られる特徴として、例えば「Suspicious Minds」であれば
エンディングをループさせて約4分26秒に仕立てたり、
「Kentucky Rain」は発表されたマスターではエンディングの繰り返しが9回だったものの
未編集マスターでは15回も繰り返しているなど、総じて演奏時時間を稼ごうとしたようなのですけど
FTD「From Elvis At American Sound Studio」Disc2-Track12収録の
「Unedited Undubbed Master」を聞いた限りでは
「My Little Friend」の約3分8秒のオケに対し、エルヴィスが歌ったのは2分50秒目までで、
更にレコード・マスターは2分43秒ほどでフェイドアウトされており、
演奏時時間を稼ごうとした「他の1969録音シングル盤」とは異なる傾向がみられました。
しかしその理由については、現在のところ明確になっていません。
【 remembrance for my little friend 】
1970年1月に米シングル盤でモノラル・マスターが発表された後に
1970年10月にはLP「Almost In Love」でステレオ・マスターが発表されましたが
このステレオ・マスターのイントロ部分には、
モノラル・バージョンでは完全に消された??コーラスが聞こえます。
また、歌全体に渡り、エルヴィスのボーカルに寄り添うように
誰かが歌っている声が聞こえるので、これはもしかするとエルヴィス不在のスタジオで
オケを録音する際に付けられたガイド・ボーカル(by ボビー・ウッド)の
「消し損ね」ではないかと調べたのですが、どうやら女性の声であり、
また、前出「Unedited Undubbed Master」には、この声が入っていないことから
やはり女声コーラスをオーバーダブした際に加えられたものに思えます。
でも、どうしてこんな、目立たないように小さな音量でミックスされたのでしょうか?
現在のところ「remembrance for my little friend」と洒落てみるぐらいしか
その理由は分りません。
「言葉のかけら」ページ
「マイ・リトル・フレンド(My Little Friend)」は、
エルヴィスが咽頭炎でセッションを休んだ
1969年1月16日の晩に録音された約3分8秒のオケに
エルヴィスが1969年1月21日にボーカルをオーバーダブしました。
で、1969年アメリカン・サウンド・スタジオ録音のシングル盤に
見られる特徴として、例えば「Suspicious Minds」であれば
エンディングをループさせて約4分26秒に仕立てたり、
「Kentucky Rain」は発表されたマスターではエンディングの繰り返しが9回だったものの
未編集マスターでは15回も繰り返しているなど、総じて演奏時時間を稼ごうとしたようなのですけど
FTD「From Elvis At American Sound Studio」Disc2-Track12収録の
「Unedited Undubbed Master」を聞いた限りでは
「My Little Friend」の約3分8秒のオケに対し、エルヴィスが歌ったのは2分50秒目までで、
更にレコード・マスターは2分43秒ほどでフェイドアウトされており、
演奏時時間を稼ごうとした「他の1969録音シングル盤」とは異なる傾向がみられました。
しかしその理由については、現在のところ明確になっていません。
【 remembrance for my little friend 】
1970年1月に米シングル盤でモノラル・マスターが発表された後に
1970年10月にはLP「Almost In Love」でステレオ・マスターが発表されましたが
このステレオ・マスターのイントロ部分には、
モノラル・バージョンでは完全に消された??コーラスが聞こえます。
また、歌全体に渡り、エルヴィスのボーカルに寄り添うように
誰かが歌っている声が聞こえるので、これはもしかするとエルヴィス不在のスタジオで
オケを録音する際に付けられたガイド・ボーカル(by ボビー・ウッド)の
「消し損ね」ではないかと調べたのですが、どうやら女性の声であり、
また、前出「Unedited Undubbed Master」には、この声が入っていないことから
やはり女声コーラスをオーバーダブした際に加えられたものに思えます。
でも、どうしてこんな、目立たないように小さな音量でミックスされたのでしょうか?
現在のところ「remembrance for my little friend」と洒落てみるぐらいしか
その理由は分りません。
「言葉のかけら」ページ