言葉のかけら

エルヴィスのレパートリーを日本人の視点から読み取る訳詞プロジェクト「言葉のかけら」

FTD「Raised On Rock」 BEHIND THE SCENES (5/5)

2015-01-26 20:00:00 | ライナーノーツ翻訳
10月9日
エルヴィスとプリシラは新たな調停に合意して離婚が成立し、手をつないでロサンジェルス郡上級裁判所を出る。
プリシラの経済状況は著しく改善し、娘(リサ・マリー)の親権をエルヴィスと共同行使することを決める。

10月15日
エルヴィスは呼吸器系の問題で入院。
程無く、医師団は、エルヴィスの真の問題はデメロール(合成麻薬、鎮痛剤、鎮痙剤)依存であると突き止める。
エルヴィスとガールフレンドのリンダ・トンプソンはメンフィス・バプティスト病院に2週間滞在。

10月
アルバムは、先行シングル盤に因んで「ロックン・ロール魂 (Raised On Rock / For Ol' Times Sake)」と名づけられる。
アルバム・チャートでは50位に届くのがやっとで、売り上げも20万枚未満という低調ぶり。


FTD「Raised On Rock」

 FTD「Raised On Rock」
 BEHIND THE SCENES
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FTD「Raised On Rock」 BEHIND THE SCENES (4/5)

2015-01-22 20:00:00 | ライナーノーツ翻訳
8月6日~9月3日
ラスベガス・ヒルトンで公演。
オープニングショーは、「それほど良くない、興味を惹かない、訴えかけるものがない」などの言葉を並べてエルヴィスのパフォーマンスを描写した「The Hollywood Reporter」によって酷評される。

9月22-23日
7月のセッションではわずか9曲しか完成せず、RCAが要望した24曲の半分も提供出来ないばかりか、アルバム1枚分の素材にもならない。
当然の結果として、2晩のセッションがパーム・スプリングスにあるエルヴィスの自宅で予定される。
アルバム向けの残りの歌だけは完成したが、エルヴィスは自分の新たなボーカルグループ「Voice」のデモを録音することの方により熱心に取り組む。

9月
アルバムの先行シングル「ロックン・ロール魂 (Raised On Rock) / 思い出の絆 (For Ol' Times Sake)」は、チャートは41位止まり、売り上げは25万枚。

1973-09-03 DS&CS FTD「Closing Night」

 9月22日
 Sweet Angeline (Vocal Overdub)
 9月23日
 I Miss You
 Are You Sincere

US Single「Raised On Rock / For Ol' Times Sake」

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FTD「Raised On Rock」 BEHIND THE SCENES (3/5)

2015-01-16 20:00:00 | ライナーノーツ翻訳
7月20日
セッションは地元メンフィスのスタックス・スタジオで準備されたが、予定されたセッションの最初の晩にエルヴィスは姿を見せようとしない。

7月21~24日
エルヴィスはリンダ・トンプソンとリサ・マリーを伴ってセッションにやって来る。自分専用のマイクロフォンがスタジオで盗難に遭ったことに失望したエルヴィスがスタジオを出て行くまで、セッションは数晩続けられる。

7月25日
フェルトン・ジャービスは、エルヴィスが戻って来ることを願って「伴奏トラック」の録音を続けるが、エルヴィスは戻って来ない。

7月29日
エルヴィスは次のラスベガス公演に向けた準備とリハーサルのためにロサンジェルスへ飛ぶ。
 7月21日
 If You Don't Come Back
 It's Diff'rent Now (Rehearsal)
 Three Corn Patches
 Take Good Care Of Her
 7月22日
 Find Out What's Happening
 I've Got A Thing About You Baby
 Just A Little Bit
 7月23日
 Raised On Rock
 For Ol' Times Sake
 7月24日
 Girl Of Mine
 Good, Bad But Beautiful (Track)
 7月25日
 Color My Rainbow (Track)
 Sweet Angeline (Track)
 The Wonders You Perform (Track)

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FTD「Raised On Rock」 BEHIND THE SCENES (2/5)

2015-01-12 20:00:00 | ライナーノーツ翻訳
6月20日
ニューヨーク郊外のナッソー・コロシアムでの3日間公演を含む、
代わり映えのしない2週間のツアーに出発する。

6月29日
RCAはエルヴィスに、7月中旬にレコーディング・セッションを計画していること、そこでは新規契約に基づく「10曲入り新譜アルバム1枚」、「新譜シングル2枚」と「宗教歌アルバム1枚」の録音をすることを伝える。
また、テネシー、もしくはカリフォルニアで録音したいのであれば、それはエルヴィスに任せることも伝えられる。

7月
「Aloha From Hawaii TV special」の成功を利用して利益を得ようと、RCAはセッション録音曲の余りを寄せ集めたアルバムを慌しく発表する。
アルバムジャケットの写真はTV ショーから流用し、タイトルは何の工夫も無く単に「エルヴィス」と付けられる。
そのアルバムは、僅か20万枚しか売れない。









LP「Elvis (Fool)」

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FTD「Raised On Rock」 BEHIND THE SCENES (1/5)

2015-01-08 20:00:00 | ライナーノーツ翻訳
1973年3月1日
エルヴィス・プレスリーは、所有する全ての録音物に対する著作権(使用権利)をRCAに540万ドルで売却する。
同時に、年50万ドルのギャラで、一年につき、アルバム2枚とシングル盤4枚を求めるレコード会社と、新たな7年契約を結ぶ。
エルヴィスは収入の半分を、マネージャー契約に基づく利益分配としてパーカー大佐に支払う。

4月4日
「Elvis: Aloha From Hawaii」がアメリカで放送される。(視聴占拠率57%)

4月22~30日
コロラド州デンバーが最終地となる西海岸へのツアーに出向く。

5月4日
レイク・タホの「High Sierra Theater」で短期興行を始めるが、
エルヴィスの入院により、 5月17日に興行が打ち切られる。
胸部のX線検査を受けた後、エルヴィスはメンフィスに向かう。










1973-05-13 3AM Show FTD「Takin' Tahoe Tonight」

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