FTD「Good Times」 - CHRONOLOGY (6/6)

1975年1月3日 イギリスのチャートで5位に達した「マイ・ボーイ」は、 1975年に発表された最初のシングル盤のA面曲である。 この曲は、3月8日付けHOT 100 で最高20位になり、 4月5日付けの週に最高位にのぼった ビルボード・イージーリスニング・チャートでは、 七度目の1位の座をエルヴィスにもたらす。 1月8日 エルヴィスの誕生日。 週刊誌「ピープル」は、1月13日号で、 表紙一面のエルヴィスの写真に「Elvis is 40」の 見出しを付け、彼にふさわしい扱いをする。 3月18日～4月1日 ラスベガス・ヒルトンで行なわれた29回のショーで、 「マイ・ボーイ」はエルヴィスが常に歌う曲であり続ける。 短期興行も終わりに近づいた頃、 エルヴィスは バーブラ・ストライサンドから、 リメイク映画「スター誕生(A Star Is Born)」の 共演者としてのオファーを受ける。 当初、エルヴィスはそのプロジェクトに乗り気だったが、 1ヶ月経たない間に話は立ち消えとなる。 4月24日～5月7日 この年最初のツアーに出発する。 チャートでの成功を受け、当初はカジノ・ホテルのみで 歌うつもりだった「マイ・ボーイ」をツアーの曲目に加える。

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FTD「Good Times」 - CHRONOLOGY (5/6)

3月
1973年12月のレコーディング・セッションから生まれた
最初のアルバムが発表される。
「グッド・タイムズ」と題されたこのアルバムは20万枚を売り上げ、
ビルボード TOP LP チャートでは90位にしか届かなかったものの、
HOT カントリー・チャートでは5位に躍進する。

5月16日～5月26日
レイク・タホのサハラ・タホ・ホテルにエルヴィスが出演するのは、
ここ3年間で3度目となる。
「この歌をリンダに捧げたいと思います、今日は彼女の誕生日ですし、
彼女は『ブルー・スパニシュ・アイズ』を聞きたがっているので」
と特定の人物に向けた言葉を臆面も無く口にして、
5月24日ミッドナイト・ショーで「スパニシュ・アイズ」を披露する。
5月27日午前3時のショーで公演を締め括る。

8月19日～9月2日
エルヴィスは、ラスベガス・ヒルトンでの「サマー・フェスティバル」を、
気分も新たに、わくわくさせるショーで始める。
「グッド・タイム・チャーリー(Good Time Charlie's Got The Blues)」は、
活気溢れる演奏の一つである。
翌日（ショー2日目）、エルヴィスはこれまでの馴染み深いショーの形式に戻す。

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FTD「Good Times」 - CHRONOLOGY (4/6)

1974年1月8日
エルヴィスが39歳になったこの日を「Elvis Presley Day」とすることが、メンフィスで宣言される。

1月11日
1973年7月のスタックス・セッションからの2曲で構成されたシングル盤が発表される。発売間近のLP「グッド・タイムズ」各面の1曲目となる「君に夢中さ(I've Got A Thing About You Baby) / 涙で祈る幸せ(Take Good Care Of Her)」が収録されたこのシングル盤は、まずまずの50万枚以上を売り上げる。A面曲「君に夢中さ」はビルボードHOT 100で39位となる一方、HOT カントリー・チャートでは両面シングル扱いで4位となる。シングル盤のピクチャー・スリーブには「Coming - Elvis 1974 Easter TV Special」と告知されているが、このプロジェクトが実現することはなかった。

1月26日～2月9日
（これまでの4週間単位に対し）新たな形式による2週間の短期契約で、
エルヴィスはラスベガス・ヒルトンに登場する。
ラテン風のフル・オーケストラで演奏される、
「Voice」のメンバー「シェリル・ニールセン」とのデュエット曲「スパニッシュ・アイズ」が、
エルヴィスの曲目ラインアップへ新たに加えられる。

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FTD「Good Times」 - CHRONOLOGY (3/6)

12月14日
2曲に絞って取り組んだが、マスターテイクが仕上がったのは1曲のみで、
ウェイロン・ジェニングスの最新ヒット曲「We Had It All」に対するエルヴィスの試みは形に成らなかった。

Talk About The Good Times

12月15日
見るからに楽しそうに、エルヴィスはミュージシャンとバック・コーラスをリードし、
朝方6時まで続いた音楽三昧の夜は更に3曲のマスターを生み出す。

Promised Land

Your Love's Been A Long Time Coming

There's A Honky Tonk Angel

12月16日
エルヴィスが再び精力的に3曲をこなした7日目の夜で、セッションは終わりを迎えるが、
3曲の内の1曲「スパニッシュ・アイズ」は、前月にエルヴィスがトンプソン一家に歌って聞かせた曲である。
セッションは最終的に18曲の素晴らしいマスターを生み出し、ここに、
エルヴィスがLP「ロックンロール魂(RAISED ON ROCK/FOR OL'TIMES SAKE)」には収録したくなかった
7月のセッション録音2曲を加えてアルバム2枚分の素材とし、RCAに提供する。

If That Isn't Love

Spanish Eyes

She Wears My Ring

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【補足資料】

1973年12月10日～16日　テネシー州メンフィス　スタックス・スタジオ
12月10日　PM9:00～ 12月11日　AM4:00	I Got A Feelin' In My Body "Tomorrow Never Comes" It's Midnight	フィーリング・イン・マイ・ボディ 悲しみの夜
12月11日　PM9:00～ 12月12日　AM2:00	"On Top Of Old Smokey" You Asked Me To Unknown Title (waterboy) (yodel) "Find Out What's Happening" If You Talk In Your Sleep	ユー・アスクト・ミー・トゥ 俺を忘れろ!!
12月12日　PM9:00～ 12月13日　AM5:00	Mr. Songman "The Christmas Song" Thinking About You "Rags To Riches" "Why Me Lord" "Surrender" Love Song Of The Year Help Me	ミスター・ソングマン シンキング・アバウト・ユー 思い出のラブ・ソング ヘルプ・ミー
12月13日　PM9:00～ 12月14日　AM4:00	My Boy "Farther Along" Loving Arms "Rags To Riches" Good Time Charlie's Got The Blues	マイ・ボーイ ラビング・アームズ グッド・タイム・チャーリー
12月14日　PM9:00～ 12月15日　AM3:00	"The Lord's Prayer" Talk About The Good Times We Had It All (Rehearsal)	佳き時代を語ろう
12月15日　PM9:00～ 12月16日　AM6:00	"Softly, As I Leave You" "Columbus Stockade Blues" Promised Land "A Little Less Conversation" Your Love's Been A Long Time Coming There's A Honky Tonk Angel	約束の地 愛は遠くから ホンキー・トンク・エンジェル
12月16日　PM9:00～ 12月17日　AM5:00	If That Isn't Love Spanish Eyes She Wears My Ring	それが愛でなければ スパニッシュ・アイズ シー・ウェアズ・マイ・リング

セッション詳細「かけらページ」

FTD「Good Times」 - CHRONOLOGY (2/6)

12月10日
この年2度目のレコーディング・セッションがメンフィスのスタックス・スタジオで行われる。
一週間続いた、夜になると始まるセッションの最初の晩に、
エルヴィスは、取り巻き達と一緒に、「ABCマンデーナイト・フットボール」で
放送されるN.Y.ジャイアンツとL.A.ラムズの試合を見られるように、
スタジオにテレビを運び込ませる。
この後毎日、セッションは午後9時から始まるようになるのだが、
エルヴィスは明らかに集中力を見せ、2曲をマスターテープに収める。

I Got A Feelin' In My Body

It's Midnight

12月11日
2曲の満足できる出来のマスターがテープに収められた後、
食事の用意がされていないことを知ったエルヴィスが、
その事を詫びてスタジオを離れた為、この夜の成果は期待されたより乏しいものとなる。

You Asked Me To

If You Talk In Your Sleep

12月12日
この年の9月からエルヴィスのお抱えになっていたボーカル集団「Voice」のメンバーが書いたり、
エルヴィスの注意を引こうと持ち込んだ4曲が、セッション3日目のこの夜取り上げられる。

Mr. Songman

Thinking About You

Love Song Of The Year

Help Me

12月13日
この日の夜も長いレコーディングが行われ、3曲のマスターが仕上がる。
その内の1曲は、エルヴィスが早々と8月のラスベガス公演の
レパートリーに加えていた「マイ・ボーイ」である。

My Boy

Loving Arms

Good Time Charlie's Got The Blues

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【補足資料】

1973年12月10日～16日　テネシー州メンフィス　スタックス・スタジオ
12月10日　PM9:00～ 12月11日　AM4:00	I Got A Feelin' In My Body "Tomorrow Never Comes" It's Midnight	フィーリング・イン・マイ・ボディ 悲しみの夜
12月11日　PM9:00～ 12月12日　AM2:00	"On Top Of Old Smokey" You Asked Me To Unknown Title (waterboy) (yodel) "Find Out What's Happening" If You Talk In Your Sleep	ユー・アスクト・ミー・トゥ 俺を忘れろ!!
12月12日　PM9:00～ 12月13日　AM5:00	Mr. Songman "The Christmas Song" Thinking About You "Rags To Riches" "Why Me Lord" "Surrender" Love Song Of The Year Help Me	ミスター・ソングマン シンキング・アバウト・ユー 思い出のラブ・ソング ヘルプ・ミー
12月13日　PM9:00～ 12月14日　AM4:00	My Boy "Farther Along" Loving Arms "Rags To Riches" Good Time Charlie's Got The Blues	マイ・ボーイ ラビング・アームズ グッド・タイム・チャーリー
12月14日　PM9:00～ 12月15日　AM3:00	"The Lord's Prayer" Talk About The Good Times We Had It All (Rehearsal)	佳き時代を語ろう
12月15日　PM9:00～ 12月16日　AM6:00	"Softly, As I Leave You" "Columbus Stockade Blues" Promised Land "A Little Less Conversation" Your Love's Been A Long Time Coming There's A Honky Tonk Angel	約束の地 愛は遠くから ホンキー・トンク・エンジェル
12月16日　PM9:00～ 12月17日　AM5:00	If That Isn't Love Spanish Eyes She Wears My Ring	それが愛でなければ スパニッシュ・アイズ シー・ウェアズ・マイ・リング

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