Not doing,but being ~在宅緩和ケアの普及を目指して~

より良い在宅訪問診療、在宅緩和ケアを目指す医師のブログ

緩和医療関連の新規薬剤発売について

2010-04-29 07:32:10 | 緩和・在宅関連ニュース
緩和医療の分野では、ここしばらく疼痛治療で使用出来る薬剤に
あまり進歩がなかったのですが、以下の薬剤がもうすぐ臨床で
使用出来るようになります。

1.『リリカ』(一般名プレガバリン)ファイザー製薬
抗痙攣薬として既に使用されている、ガバペンの後継品として
神経障害性疼痛への使用が期待されています。ただ、最初は
帯状疱疹後神経痛のみの適応になるようです。
4月に承認を受け、発売は6月頃になると思います。

2.『フェントステープ』(フェンタニル経皮吸収型治療剤)久光製薬
デュロテップと同じタイプのフェンタニル貼付剤ですが、交換が1日
1回になるのがメリットです。流石に3日間も貼付すると被れ・痒みが
問題になったり、入浴時には手間でした。地味な変化ですが助かります。
こちらも4月に承認を取っていますので、発売は6月頃です。

3.協和発酵キリンが2月にフェンタニル舌下錠「KW-2246」の承認を
取得しています。商品名はAbstralになるのでしょうか?こちらも
そろそろ販売開始になると思います。

詳細はまた後日お知らせします。