窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

エゾタカネセンブリ

2019-07-19 00:55:15 | タンチョウのいる風景

エゾタカネセンブリを見に行ってきました。摩周湖の外輪山、リスケ山と西別岳の尾根

付近の登山道の脇で咲いています。毎年、この花を見たくて登ります。

おばんです。小太郎でごじゃります。

 

           ◆  エゾタカネセンブリ  ◆

今年は霧の摩周湖という表現がぴったりの天候が続いています。海霧が下から押し寄せ、

睫毛や髪の毛に水滴が付着してきました。

尾根に近づくほどしっとりとしてきます。高山の尾根を思わせる風と霧の光景です。

ようやく青紫色の小さな花を見つけました。

花は小さく、直径が1㎝ほどしかありません。花弁は淡い青紫色、その中にさらに濃い

青い斑点が散りばめらています。十字になった花弁は、近寄ってみると忘れられない

美しさ。花弁1枚1枚に緑色の蜜溝があります。ここから蜜を分泌し、虫を誘います。

前には雄しべが4本、蜜溝を挟むように立ちはだかってます。

風が強く当たるところは丈が低く、かわいらしい。高い山に似合う花、適応する花だと

思います。丁度咲き始め。花径の先の方から花が開き、下の方にはつぼみがいっぱい

ついています。

登りの途中で出会った女性が嬉しそうに言ってた「センブリを見にきた」が耳に残ります。



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2 コメント

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独特の地形が・・・ (小太郎)
2019-07-25 18:50:23
返事が遅れてすみません。西別岳はオホーツク海側から、太平洋側からの強い風が通り抜けていきます。そのせいで厳しい寒さが高山植物を育みます。
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Unknown (エベキチ)
2019-07-19 14:28:32
スゴく美しい青紫色ですね! センブリって白い花と思ってました。神々しいです。

エゾタカネセンブリの碧夏惜しむ
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