窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

ハギマシコ、カツカツで餌取りしてます。

2020-02-27 19:31:08 | 山野の鳥

野付半島で越冬するハギマシコは正式には亜種ハギマシコ。シベリア東部、レナ川から

カムチャッカ半島、北千島列島の山脈に生息する種です。

おばんです。小太郎でごじゃります。

       ★ ハギマシコ、カツカツで餌取りしてます。 ★

11月に姿を見せて、海岸の植物の種を求め広範囲に移動して生息していました。

今季は雪が本当に少なくて、ひとところで見ることがあまりありませんでした。

本当の海岸植物の種が豊富で、行くところでしっかり食べることができたよう

です。季節は裏切りません。ここにきて雪が良く降ります。

これまで裸出していた海岸の草地が雪に埋もれました。とたんにハギマシコは

頭を出している枯れ草を求め、集まってきます。

これを待っていました。じっくりハギマシコを観察できるチャンスなんです。

彼らが集まっているとこに行くと警戒してすぐに遠ざかりますが、じっと待って

いると必ず帰ってきて、雪から顔を出している枯れ草の実穂に取りついて黙々と

種を食べ始めます。

ハギマシコの嘴は三角のおちょぼ口。黄色の色が地味な羽色の中でちょっとだけ

目立ちます。顔を出した穂先を目安に雪の中をほじくり、種を採っています。

小さな種だからたくさん集めないときっとお腹はいっぱいになりません。

もくもくと数を集めないといけません。みんなで集まり、一個の種を無駄に

しない気力を感じます。

光りが横から当たるとオスの赤みを帯びたハギの花の色合いがふわりと浮き

上がります。ハギマシコ色です。

もう少しでいなくなってしまいます。よく頑張った。



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